MA社会研究所情報

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大学の自治、象牙の塔から、競争下の大学経営の時代になった。

2009-10-01 00:42:49 | Weblog
放送大学で大学経営の話を聴いた。
1960年代までは大学は象牙の塔で、博学のインテリ教授が集まり、大学は自治で学問の自由を守り、将来社会のリーダーになるエリート学生を育てる場所だった。
明治時代に帝国大学ができ、大正期に公営や私立大学が増えた。戦後の高度成長で大学は大衆化してきた。大学は政府や社会を批判する基地ではなくなり、社会に知識を与える場になった。
事務系のサラリーマンは60年代は高卒が多く、大卒は幹部候補だったが、その後は高卒が減り、大卒が増えた。
1990年のバブル景気の崩壊で、就職状況が悪化した。
大学の市場化が進み、学長が経営者になった。社会人が学びなおして能力を向上させる生涯学習の場になった。中高年の知識が陳腐化しているので、再教育する。
欧米では成人教育、職業教育の場になっている。日本はカルチャーセンターで趣味を楽しむ。研究者は経営業務を雑用だと思う。少子化時代で入学者のうばいあいと研究競争があり、大学間競争の中で経営しなければならない。大学は重要な知識の場である。


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