放送大学で哲学講座を聴いた。近代国家の道徳と自由、家族について話していた。個人の権利と義務、罰を動機にさかのぼって考える。私利私欲のためか、他人のためか、内面追求が道徳だという。外的事情や、偶然か、必然か、意図があるか、行為は思わぬ範囲に広がる。良心は何が良いことか知っている確信で、独善になる。生き物としての人間の愛は性衝動がもとになる。ヘーゲルは結婚には他人の同意、儀式、家族、役所が認めることが必要だと言う。ロマン主義の時代には真の愛は結婚外の自由恋愛にあるといわれた。トリスタンとイゾルデのように、一目ぼれは運命的な神聖な愛であるとした。愛は変化し離婚もある。幼少期の母の教育が大切。遺言は故人におもねった人が遺産をとってしまうので、イギリスのように遺言を重視するのは良くないという。ヘーゲルは古いようで新しい家族観を持っていた。
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