MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

川崎大師にお参りした。インドからきた仏教。死後の世界を考えた。

2007-11-18 22:59:48 | Weblog
川崎大師にお参りした。仏教は日本の文化になり、日本製のように感じられるが、インドでできた宗教だ。死後の世界を考えるのに参考になりそうだ。輪廻で生まれ変わり、永遠に転生していくのだろうか。来世は猫か、魚か。人間になるのも、猫になるのもつらそうだ。仏性という絆があるそうだ。生き物に差別はないという。釈迦は生老病死の四苦八苦からの解放をめざした。涅槃の境地に達するには業の連鎖である輪廻転生の苦から解脱しなければならない。釈迦は修行して、不生不滅の境地を得た。苦の原因は我執と無明であるという。我執は小さな自我にとらわれること、無明は真理に暗いことだという。道徳と宗教をこえたところに仏教があるという。

「二十世紀」という本を書いた海野弘さんの講演をきいた。歴史は繰り返されるという。

2007-11-18 22:30:48 | Weblog

文芸春秋からでた「二十世紀」という本を書いた海野さんの講演を聴いた。海野さんは1939年生まれで、早大文学部卒。文化論、都市論などの分野で執筆活動をしている。政治、経済、文化のかかわりを紡いでいる。日本では受験科目にないので、世界史が勉強されていない。歴史は30年ごとに繰り返すという。親と子は30歳違いで、世代間に悲惨な戦争の知識などがうけわたせず、新しい無知な世代がまた戦争を繰り返すのだろうか。建物の建て直しが30年周期になるので、建築景気も30年ごとにくるという。

1900年代は無線通信、飛行機、自動車が生まれ、アインシュタインの理論ができ、ロシア革命が始まった。1910年代は豪華客船タイタニック号が氷山にぶつかり沈没した。第1次世界大戦が起きた。レーニンがロシア革命を行った。1920年代はラジオ時代がはじまった。女性の社会進出。ジャズやモダンデザインが流行した。リンドバーグが大西洋無着陸横断飛行を成功させた。アメリカで大恐慌が始まった。1930年代はニューディール政策やケインズ革命で大恐慌後の資本主義が立ち直った。1940年代は第2次世界大戦。原爆投下。毛沢東が中華人民共和国樹立。1950年代は朝鮮戦争。米ソ冷戦。エルビスプレスリーのロックが流行。米ソ宇宙開発レース。テレビが始まる。1960年代はベトナム戦争。ビートルズが流行。学生運動。ヒッピー。1970年代はウオーターゲート事件でニクソン失脚。中東戦争。オイルショック。ディスコ。1980年代はレーガノミクスやサッチャー政策。コンピューター。1990年代は、湾岸戦争。ソ連分解。市場主義。2000年代はどうなっていくか。歴史は繰り返されるという。人生をふりかえる気分で読めそうな本だ。


言論の自由。旧ソ連では社会主義の言論だけ自由だった。政府批判の言論の自由は民主主義の基盤。

2007-11-18 21:28:09 | Weblog
言論の自由は日本や欧米ではあたりまえだが、旧ソ連では社会主義の発展に寄与する言論だけが自由だったという。欧米や日本のニュースは事件や事故の話だが、ソ連では、模範にすべき人の行いや、工事達成の業績がニュースで、紙や印刷機が与えられ、言論の自由が保障されたという。政権や共産党批判は許されず、事件や事故は報道されなかったという。情報が操作されているので、何が真実かわからない。日本でも大組織や官僚制度ではソ連と似たような状況になる。一方で日本では芸能人や政治家はプライバシーがないような報道をされる。言論の自由はプライバシーの侵害とは違い、政府批判の言論の自由を保障する民主主義の重要な仕組みだろう。自由に意見を言えない国や組織は硬直化し、倒れてしまうだろう。もっとも内部告発ばかりされたら、国も組織もつぶれてしまうだろう。