2013年は巳年です。蛇にちなんだ神社はないだろうかと探してみたら京都にありました。京都って何でもあります。何でもあるから京都なのかも知れません。場所は京阪出町柳駅から下鴨神社へ移動する途中にあります。ちょうど高野川と加茂川が合流し鴨川になる付近です。小雪がちらつく寒い中、足を伸ばして参拝してきました。それにしても今日の京都は寒かったです。僕は凍えていました。こじんまりとした敷地に収まる出町妙音弁財天です。鳥居があるので表向きは神社ですが、造りはどうみてもお寺です。弁財天は七福神の一人ですし、どこにも社の文字は見当たりません。「妙音天」と掲げてありました。神仏習合?なんでしょうか。拝殿ではなくお堂らしき建物があり、手前に賽銭箱と鰐口がありました。お香も炊いてあります。手水舎はあります。とりあえず神式にならい、鳥居をくぐって手水舎で手を清め、鰐口を鳴らしお賽銭を放りこみ二礼二拍手一礼しました。名前の通りここは弁財天を祀る場所であります。鎌倉時代にできたみたいです。平安時代に弘法大師の筆によるとされる「絹本着色青龍妙音弁財天画像」が安置されています。この絵は見事な筆使いに見えました。青龍は御所の位置から東にあるので東青龍と呼ばれた地名からその名があります。弁財天はヒンドゥー教の神様で元々は河川を表すサンスクリット語サラスヴァティーからきているので川と深い関係があります。京都七福神の一つでもあります。京都で川と言えば鴨川と桂川。京都の碁盤目、洛中はその間にあります。東側に流れるのが鴨川。その鴨川の二つの支流が重なる場所が青龍というわけです。水に関係するなら蛇も関係するのだと誰が思い付いたのかわかりませんが、蛇の絵がいっぱい掛けてありました。だから蛇神社。本堂にぐるりと一周いろんな蛇の絵があります。瓦に描いた蛇もいました。不思議な場所ですね。ミステリーです。ちょっと残念に思うのは蛇の絵はどれも今一つ素人臭い絵ばかりだったことです。躍動感やリアリティを追求したものはありません。裏には小さな六角堂も建っていました。やっぱりお寺なのか?境内と呼べるほど広い場穂はありませんが、小さな赤い鳥居があり、「豊川稲荷大明神」が勧請されていました。こちらも思わず参拝してきました。おみくじも引けるみたいでしたが、「京都で一番キツいみくじです」と張り紙がしてあったので、何かのメディアで紹介されていたことを思い出し手は出しませんでした。確か、どれもひどい事が書いてあるので、キャーキャー騒いで楽しむためのものだったと記憶しています。これは悪趣味だよね。
Life Flows Slowly/sphontik
ずっと思い続けていたことです。日本人が作るラウンジ系の音楽はセンスが良いと思うのです。僕が日本人だから、何かしらの精神システムか遺伝子の配列が共鳴しやすくなっていて、心地よいと感じるのかも知れませんが。でもひいきなしに聴いてみてもメイド・イン・ジャパンのラウンジ・ミュージックは世界中の人に聴いてもらいたいものが増えました。例によって中古CDショップでジャケ買いした「Life Flows Slowly」は昨年から大のお気に入りです。写真がいいですね。フランスパンがいっぱいで・・・?よく見たらバスタブにフランスパンをたくさん浮かべて人が浸かっているような演出です。さて、ミュージシャンはスフォンティックこと安田健児氏という人物のソロプロジェクト。(ソロプロ多いな。)ジャンルを述べることは相応ではないと思うのでエレクトロニカとだけ記しておきましょう。打ち込みは当然としてもアコースティックな楽器も多用しています。多分。というのはクレジットには参加ミュージシャンや録音された楽器のことなど記載されていないからです。何とも表現し難い音楽なんですねえ。大好きです。「日常にほんの少し嬉しくなるような小さな発見を。」これがこのアルバムのコンセプトだとは聴いた人の多くが理解できるでしょう。僕も的確な言葉だなと思いました。個性的なリズムパターンではあるけど、トーンが揃っていてどのナンバーも気持ちを落ち着かせてくれます。クリエイティヴな側面を含めてオリジナリティが際立っていて、似た音楽を探すなんて野暮なことは考えたくありません。ファンシーなリズム。ノスタルジックな響き。遠くまで写り込んだ風景写真を眺めるような感覚。またはサイレント映画を流しながら強い酒を飲んでいるような恍惚・・・。2曲目のタイトル曲「Life Flows Slowly」はペンギンの群れが田舎街を歩いているようで印象が湧いて可愛い。5曲目の「Some Steps In The Moonlight」は最初に聴いてハートを持っていかれました。ミニマルの傑作だと思うんだけどなあ。スマホにしてからイヤフォンで音楽を聴く機会が増えました。朝、出勤しながらこのアルバムを聴いてみたら、見慣れた景色が変わって見えました。2012年リリース。
Life flows slowly
ずっと思い続けていたことです。日本人が作るラウンジ系の音楽はセンスが良いと思うのです。僕が日本人だから、何かしらの精神システムか遺伝子の配列が共鳴しやすくなっていて、心地よいと感じるのかも知れませんが。でもひいきなしに聴いてみてもメイド・イン・ジャパンのラウンジ・ミュージックは世界中の人に聴いてもらいたいものが増えました。例によって中古CDショップでジャケ買いした「Life Flows Slowly」は昨年から大のお気に入りです。写真がいいですね。フランスパンがいっぱいで・・・?よく見たらバスタブにフランスパンをたくさん浮かべて人が浸かっているような演出です。さて、ミュージシャンはスフォンティックこと安田健児氏という人物のソロプロジェクト。(ソロプロ多いな。)ジャンルを述べることは相応ではないと思うのでエレクトロニカとだけ記しておきましょう。打ち込みは当然としてもアコースティックな楽器も多用しています。多分。というのはクレジットには参加ミュージシャンや録音された楽器のことなど記載されていないからです。何とも表現し難い音楽なんですねえ。大好きです。「日常にほんの少し嬉しくなるような小さな発見を。」これがこのアルバムのコンセプトだとは聴いた人の多くが理解できるでしょう。僕も的確な言葉だなと思いました。個性的なリズムパターンではあるけど、トーンが揃っていてどのナンバーも気持ちを落ち着かせてくれます。クリエイティヴな側面を含めてオリジナリティが際立っていて、似た音楽を探すなんて野暮なことは考えたくありません。ファンシーなリズム。ノスタルジックな響き。遠くまで写り込んだ風景写真を眺めるような感覚。またはサイレント映画を流しながら強い酒を飲んでいるような恍惚・・・。2曲目のタイトル曲「Life Flows Slowly」はペンギンの群れが田舎街を歩いているようで印象が湧いて可愛い。5曲目の「Some Steps In The Moonlight」は最初に聴いてハートを持っていかれました。ミニマルの傑作だと思うんだけどなあ。スマホにしてからイヤフォンで音楽を聴く機会が増えました。朝、出勤しながらこのアルバムを聴いてみたら、見慣れた景色が変わって見えました。2012年リリース。
Life flows slowly
節分って豆まきの日だったんじゃないかと思っている人は古いのかな。毎年、恵方巻きなる海苔巻きを食べる習慣が定着してきました。2月3日に「鬼は外。福は内。なんて大声を出す家庭はどのくらいあるんでしょう。そろそろバレンタインも近いので、デパートの特設会場ではチョコレート売り場が過熱状態ではありますが、恵方巻きだって幅をきかせていました。何でも海苔巻きではなくてロールケーキを代用することもあるとか。こちらも熱にうなされているようですね。我が家は夕食のメニューが手巻き寿司になります。手巻き寿司は我が家ではもともと人気があるので時々いただきますが、恵方巻きに便乗しています。妻曰く、メニューを考えなくてもいいので楽。それで海苔巻きを上手に巻くことはできますか?「まきす」を家族の人数分用意している割には皆綺麗に巻くことが下手なんです。その下手さ加減を見て僕に指南するのは上の娘でした。どういうわけなのか、家族の中で一人だけ器用なタイプで、試行錯誤を繰り返し独学で海苔巻きを巻くコツを体得したようです。いつも耳をかさない態度をとっていましたが、今日は言うがままに従って巻いてみました。酢飯を載せる場所から始まり巻物の数や力の加減までうるさく師事してくれました。そうしたら僕にも綺麗に巻くことができたんです。ちょっと気分がいいぞ。肝心の恵方の向きについてですが、スマホに便利なアプリがあります。一年に一回しか使わないアプリを常備し、この日を待っていました。その名も「恵方コンパス」。毎年変わる恵方の方角を正確に判別することができます。CGの海苔巻きがコンパスの針になってスマホを回転させて方向を探り、今年の恵方とぴたりと一致すると「恵方」という文字が現われ、サウンドとバイブレーションで教えてくれます。いやあ便利便利。お馬鹿なアプリだとは思うけど結構楽しめます。恵方巻きで食事を済ませてたら、節分の豆をいただきました。ちゃんと自分の年を数えて口に入れました。・・・豆は撒きませんでした。マンションでは外に放ることはできませんし、家の中に撒いたら、飼い犬が間違って食べるかも知れません。やっぱり無理ですね。節分は鬼を追い出す行事なので、厄払いというか邪気への防衛なんだと思います。豆はタンパク質が豊富なので身体が丈夫になりそうです。昔の人の知恵にも敬意を。