スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

奈良 ゆるり

2015年02月05日 | 料理/グルメ
東日本では雪が降っているようでここ紀伊半島の真ん中も外の空気は冷たく感じます。奈良に来ても蕎麦が食べたいと思う僕です。近鉄橿原線大和西大寺駅の近くに美味しい蕎麦屋があると知って行ってまいりました。開店時間が11時15分と早めだったため、途中下車して立ち寄ることができました。ここに降り立つのは初めてです。ここは表通りから飲食店が密集する中へ入り込まなければならず、知らない人は絶対来ないお店だと思いました。開店前にご主人が蕎麦を打っているのが見えます。そして開店と同時に入店しました。蕎麦屋というより個人経営的な居酒屋。カウンターとテーブルが二つあるだけの小さなお店です。お昼のセット物を頼もうとしたのですが、いろいろ相談しているうちにシンプルに「ざるそば」(750円大盛り200円増し)を注文することにしました。一対一だと最初は気が引ける感じです。出て来たのはせいろの蕎麦でした。関西では「もり」と「ざる」を分けることはしません。蕎麦の上には海苔が載ってました。出汁は、マイルドでやや甘め。蕎麦も優しい喉越しの美味しい蕎麦でした。ご主人、とても人当たりが良い人で蕎麦のスタイルと印象が重なっています。蕎麦粉について尋ねたら、埼玉県産に北海道産をブレンドしたものだそうです。曰く、埼玉産はマイクロな粉でそれだけだと硬くなってしまうので、モチモチ感を出すため北海道産を混ぜているのだとか。一味がかかった大根おろしを勧められたので薬味はそれだけを使いました、青ネギとワサビは使いませんでした。一品料理も多いし、聞いたことがない日本酒の銘柄もそろえてあるので一杯やるための常連が来るのではないかと話題を振ったら、こんな回答が返ってきました。指摘通り、常連が来るそうで、列ぶのが嫌で時間帯を避けて皆来店するそうです。(さすがは関西人)日本酒の銘柄は常連の紹介が多く、有名な銘柄を置くと、「攻める気あるんか?」と叱られるそうで、毎週、珍しくて安くて美味いものを入れ替えて並べているそうです。(ご苦労様です)蕎麦の談話には花が咲き、高橋名人の弟子だとか、系列は薮系だとか、ご主人が岩田出身だとか聞いているうちに時間がやって来ました。最後にご主人が自家栽培しているレモンを一つ僕にお土産に渡してくれました。きっと夜はアットホームな感じでががやがやするんでしょうね。



住所 奈良県奈良市西大寺栄町2-12 奥田ビル 1F
電話 0742-36-3616
場所
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