「狼よさらば」のリメイクらしいが、見ていないのでなかなか楽しめた。
僕はこういう復讐劇&仕事人的な映画は好きです。あれだけ映像を撮られていて、たまたまなんだろうけど、顔が映っていないというのも実にありえないと思うけれども、またその後の殺人も撮影されているんだけど、これまた犯人が分からないなんて、遺留品ぐらい残してるだろうと言いたいところだが、それを言い出したらこの映画は終わりです。
例えば瀕死 . . . 本文を読む
生きているとこれがなければ生活できない主体であるオカネ。それを一体全体何者?と突き詰めた作品です。あまりに日常的な対象物なので、こう理論的(?)に提示されると、フムフムそうだなと思えるも、何か騙された感もしないではない。
予告編ではあまり関心が湧かなかったが、かなりコケてるという口コミだったので見てみると、こんな面白くないテーマを堂々と真正直に捉えようとしているところは偉い。それをメジャー系のエ . . . 本文を読む
もうずいぶん前の高校生生活、あの熱くてしかし冷えた空気を感じる部室にいて、17才にして一瞬に人生を分かったと思っていたあの頃。
あれから歳月だけは過ぎ、仕事も終える年齢になっても、まだあの頃のことを思い出す。
この小説は軽やかなミステリーではあるけれど、青春のみずみずしくも、辛い気持ちを見事に表現している。これがシリーズ化しているなんて、夢のような事件です。
完全に米澤のファンになりました。 . . . 本文を読む
1,2回目とは全然違う色合いを見せた劇でした。調べたら初めてのオリジナル作品ということで、違って当然ですね。全く違ってたんで、ちょっと驚きました。
話はどこにでもあるようで、とても身近で、そしてテーマもある家族の出会いと死を伴う別れの話です。あまりに普通の話なんで、逆に少々驚くが、しっとりとしたいい味わいを持っている劇であります。
題名の意味は劇中で知りました。なるほど。そうなんですね。でも幸 . . . 本文を読む
設定が遠い未来の話ではあるけれど、意味深の現代青春群像劇とも言える。一つの箱に3人が真実を隠しながら生活を送っている。しかし、その日々はいつまでも続くことはなかった、、。
ラスト近くの10分ぐらいから、怒涛のように今まで静かだった穏やかな川が激流に変貌する。もう彼らには時間も、青春も、かすかな希望も、そして未来さえなくなってゆく。その最後の時間を彼らはロックを演奏し、彼らが一体となって共有しなが . . . 本文を読む
結構分厚い。500頁足らず。最初の方はもう読みたくなくなるようなマイナーな出来事が続き、途中放棄しようかとさえ思うこともあったが、神谷弁護士が登場してきてから流れが変わり、俄然面白くなる。
ビジネスマンに必要なのはただ仕事で自分を吐露することだけでなく、他の部分この作品では2階の部分に人生の夢・ロマンを持てということなだなあ。家庭でも社内でもそれはどこにでも構築できるということなんだ。
あんな . . . 本文を読む
大のビブリアファンで、初日から気になって鑑賞。結果として原作にほぼ忠実で、その雰囲気をよく伝えている。主役二人の役柄も見ている間に同化してゆき、なかなかのものとほくそ笑む。
続編が製作されそうな塩梅なので、またまた楽しめるでしょう。
何といっても、古書の説明・蘊蓄が原作同様めちゃ楽しく、たまらない。
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期待してたんだけど、前半の説明調が長いかなあ。こういうところは演出できっちりと見せてくれないと、、。
後半になっても、何だか、物足りない感じもする。他の一連のアメコミ作品に比べると、随分手抜きのような気がする。話も随分単調で、少々退屈感も出てくる。トム・ハーディの出演料が高すぎるから? でも彼は製作にも名を連ねているしね。
その、トム・ハーディ、結構いけてる。楽しませてくれるけれど、他の俳優が . . . 本文を読む
なかなか読み応えがあった。前作「がん消滅の罠」より面白いかもしれない。ミステリーとしては最後の動機という一番大きな謎にどんでん返しも用意されていて、ファンとしては申し分のない出来である。
ただあれほど秀逸な相場がなぜあぶなかしい門伝を仲間に引き入れたかだが、、。
こういいバイオテロはもう小説だけの世界にしてほしい。こう願うのは僕だけではないだろう。それほどバイオにリアルな時代であるということな . . . 本文を読む