セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

生きてるだけで、愛。 (2018/日)(関根光才) 85点

2018-11-27 21:21:47 | 映画遍歴
本谷有希子さんの作品は演劇ではすこぶる面白いことで定評があります。常に狂気をはらんでおり、見る者を即ジェットコースターに連れて行ってくれる。そして今回は映画です。実に等距離から寧子を見つめています。 冒頭からのあの僕らを苛立たせる寧子は鬱の症状なんでしょうが、ある程度慣れてくると精一杯の彼女の自分を守る防御なんだということ分かってきます。同棲中の男も実は心に闇を持っている現代人の代表のような男で . . . 本文を読む
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アリバイ崩し承ります(大山 誠一郎 著) ( 実業之日本社 2018) 75点

2018-11-27 09:11:30 | 読書遍歴
「アルファベット・パズラーズ」で度肝を抜いた大山の待ち望んでいた新作だ。 アリバイ崩しを見事言い当てる時計職人が探偵だが、あまりに見事に当て続けるので、いかにもの感もある。でもそんな些細なことよりこの作品って、ちょっとミステリー的には軽いです。 7編の短編なんだが、最後のトリックなんて、僕が分かってしまったぐらいだから、ちょっと鼻白む。こんな素人にも解き明かさられるミステリーって、大山らしくな . . . 本文を読む
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