セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

ウィンター・ソング (2005/香港)(ピーター・チャン)

2006-11-11 21:56:36 | 映画遍歴
俳優は売れっ子、演技派の4人を起用。お金もかけている。香港では珍しいミュージカル仕様。ハナシも10年前の恋愛を巡る三角関係とそれぞれの生き様を巡る女1男2という映画では絶対の定番なのに、面白くないという非合理。 何か、昔の日本の新派みたいなストーリーとリアリティーの欠ける主人公の心情。 女を中心に動いているのなら女の心情をしっかりと書くべきなのに、浮遊しているような女の気持ちとわけの分からないうじ . . . 本文を読む
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9/10 ジュウブンノキュウ (2005/日)(東條政利)

2006-11-11 21:56:04 | 映画遍歴
舞台劇の雰囲気を強く匂わせる意欲作。ミステリー手法で青春の欠落感の漂泊を問うている。ただ、ぎこちない演技やあまりお金をかけていない質素さも目に付き、この映画の意図していた部分が前面に出ていたかどうか、、。意気込みは買う。 *** . . . 本文を読む
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ヘイヴン~堕ちた楽園~ (2006)

2006-11-05 21:26:25 | 映画遍歴
交錯させるストーリーも構成に難があり、技術不足がもろ表れている。というのも、今流行の時間交錯の方法である。最初から20分近くケイマンに逃げる親子の話。その後また別のハナシを20分以上延々と撮っている。その後急に時間交錯的な手法をようやくし始めるが、時既に遅しという感じで、別の視点で撮っている映像そのものが焼き直しとしか思えない代物で、時間交錯の意図がまったく発揮されていない。 だいたい、オーランド . . . 本文を読む
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スーパークロス

2006-11-05 20:58:25 | 映画遍歴
結構エキサイトできるバイクレーシングもの。ストーリーがあまりに定番過ぎ破綻がないのが悔やまれるが、まあそれでもこういうスポーツものは映像だけでも面白い。 女優の二人に華がないのが興をそがれるが、兄弟二人はそれなりに魅力がある。娯楽作品としてはまあまあかな。 *** . . . 本文を読む
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カマキリな女 (2003/スペイン)

2006-11-05 20:31:05 | 映画遍歴
なかなか手の込んだミステリー仕立ての娯楽作品。演出、撮影とも勢いがあるので、見ていて楽しい作品になった。男二人に女一人という恋愛映画の定番と思いきや、そうでないところも粋で、ストーリーも面白い。 映画的にはほとんど欠点のない作品であるが、題名だけが違和感を感じる。この映画のどこがエロチックなのであろうか、映画を見ないで題名を決めた感じがします。映画関係者に警鐘。 **** . . . 本文を読む
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マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002/スペイン)

2006-11-04 22:09:08 | 映画遍歴
ハチャメチャと言うか風変わりと言うべきか不思議な西部劇へのオマージュ映画である。脚本が練られていないのか、その思いが映像を通じてこちらに伝わってこないのが残念であるが、まじめに見ないでその雰囲気を楽しんで見ていると、結構男の映画だということが分かってくる。 登場人物の空回りは、まさに製作者の思いが画面の中にとどまってしまっていることを物語っているが、観客は最期までそれを見させられていることになる。 . . . 本文を読む
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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 (2005/独)

2006-11-04 21:51:26 | 映画遍歴
人間が人間としてあるため、思想を語る際に、真実を隠さず、自分に嘘は絶対言わない、妥協は一切しないという当たり前の本源的な姿勢を、ナチスドイツという悪政と対峙した学生たちの自由への闘い、そしてそのいのちを見つめた秀作。 検察官との応答シーンは映画史でも屈指の迫力。この映画の白眉であるとともにすべてであろう。こういう映画を見ると自由にあふれている現代人は真摯に生きているとはいえない気がする。本当のこ . . . 本文を読む
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ブラザーズ・グリム (2005/米=チェコ)

2006-11-04 21:31:58 | 映画遍歴
ギリアム、まったく思いも寄らない素材に興味深深だったが、映像に斬新さは感じるも肝心のいつもの面白さからは程遠かったなあ。 どうせやるなら思い切りグリム童話のパロディーでも良かったのに、中途半端な展開でどちらかというと退屈でさえあった。3人の人気俳優の魅力を充分発揮させない脚本にも問題はあると見た。ギリアムはテクニックよりもっと堂々と自分の体臭で勝負してほしい。 *** . . . 本文を読む
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手紙 (2006/日)(生野慈朗)

2006-11-03 22:38:55 | 映画遍歴
ずしんと重みのある、今忘れられている何かを取り戻すような直球映画だ。まさに「手紙」すなわち心のほとばしりは人間の伝道なのだ。 説明調の前半から動きが出てき始める後半になって急に原作者東野圭吾の究極の人間としてというテーマが前面に出始める。 ラストの、漫才をしているはずなのに、笑い転げるはずなのに、観客を号泣状態に入らせるその演出力はすごい。映画だからできるその描写力。どちらかというと若者が見向きも . . . 本文を読む
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虹の女神 (2006/日)(熊澤尚人)

2006-11-03 22:37:55 | 映画遍歴
素晴らしい普通の、よく誰でも経験するような自然体の愛の物語だ。いたく感動しました。 セリフも登場人物の動きも空の色までがすべて作ったところがなく自然だ。こういうのってすがすがしくいいですよね。 こういう自然さは、周辺描写まできっちりと描いているからこそ、現れるんだろうなあ。この監督、かなりできると思う。かなりの才能を持っていると見た。驚きました。 こういうじんわりと出る涙はきっと美しいに違いない、 . . . 本文を読む
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