セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

ピアノを弾く大統領 (2002/韓国)

2006-08-13 20:19:23 | 映画遍歴
「ローマの休日」の逆パターンなんだよね。そこを抑えておけば、楽しめる作品です。アン・ソンギのオールラウンドプレーヤーぶりとチェ・ジウのコメディーセンスを見る映画かな。こういうほのぼの感は韓国映画にはめったにない雰囲気なので貴重な映画でもある。僕はこうイウタッチは好きだ。 **** . . . 本文を読む
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人形霊 (2004/韓国)

2006-08-13 20:14:51 | 映画遍歴
韓国映画お得意ものホラー映画であるが、あまりお金をかけていところが目立ってしまい、そんなに怖くない。無理やり作った感のするホラーだけに、後味もすっきりしない。恒例の美女軍団もいない。 ** . . . 本文を読む
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United 93(ポール・グリーングラス)

2006-08-12 23:23:52 | 映画遍歴
9.11から既に5年。早いものだ。そろそろ脳裡から詳細が消えようとしているときに当時の忘れてはならない状況を蘇らせてくれる映画が出現した。 まず驚くのが超ドキュメンタリータッチで出演者が全員知らない無名の俳優を使ったこと。映像も手ぶれカメラが迫力を増している。映像もきれいに撮ることをやめてリアリティーを深めている。 要するにすべて再現ドラマなのだが、まさに僕たちが映画館の観客席にいることを忘れるぐ . . . 本文を読む
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東京フレンズ The Movie (2006/日)(永山耕三)

2006-08-12 23:23:02 | 映画遍歴
少々少女まんが風展開なのと4人の女の子のけなげな生き方の物語なので、男性からすると鼻白むシーンも多いが、まあ現代女性のある意味指針となるようなモデルケースを見る映画だと思えばそれなりに見れる。 それにしても掘り下げ方が浅いので、少々上ずった感じもするが、それなりに楽しいし、ライブなんかも迫力があり熱くなる気持ちが噴出することに我ながら驚く。 大塚愛はセリフはまあまあだが、4人の中では一番魅力がない . . . 本文を読む
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太陽 (2005/露=伊=仏=スイス)(アレクサンドル・ソクーロフ)

2006-08-11 23:49:38 | 映画遍歴
2時間、一定の緊張感をもってしかも高揚感を保ち映像を見続けるという映画ファンにとって最高の至福を久々に感じることの出来た傑作を見る。 僕たち日本人にとって天皇ヒロヒトはある意味タブーの人であり、敗戦後人間宣言をするまでは神の人だったのだ。 そのヒロヒトをかなり特徴を研究したイッセー尾形がまさに神ががかりの演技で演じ切る。この映画の成功はこのヒロヒトの演技に負っていることは間違いがなく、彼は充分その . . . 本文を読む
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蟻の兵隊 (2005/日)(池谷薫)

2006-08-07 20:02:05 | 映画遍歴
終戦後も中国に残留させられ中国内戦に巻き込まれた旧日本軍の人たち。何故そんなことになったのか、奥村和一 は日本そのものに疑問を抱き、問い詰めることになる。 日本に帰ってきたのが終戦9年後というからもうサンフランシスコ講和条約も済んでいた頃である。結構こういう人たちって多かったのではないだろうか、、。 あの時は軍隊式で上官の命令は絶対だった時期であり、終戦になっていても上が残留と決めればみな残らざる . . . 本文を読む
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刑務所のなか(別冊宝島編集部 宝島社文庫 2002)

2006-08-07 11:08:31 | 読書遍歴
普通の人が想像しかしていない刑務所とか拘置所での生活の話である。 やくざさんから弁護士とか政治犯等々それぞれの体験話である。最初はものすごく興味があり、目を点にして読み始めるが、3人、4人と立つ間にみんな同じ内容と言うことに気づきはじめ少々そのうちにどうでも良くなる感じ。 20人以上の話が掲載されているが、やはりそれぞれ個性がある。最初に入るときに全裸にして尻の穴にまでガラス棒を入れられて人間性を完全に失うというのが、みんなの共通している内容だが今でもそうなのだろうか、、。こういうことが行われていていいのだろうか、という疑問がずっと残る。 60点 . . . 本文を読む
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ヤンヤン 夏の想い出 (2000/台湾=日)(エドワード・ヤン)

2006-08-07 00:00:53 | 映画遍歴
題名からは想像できない人間劇。ふとしたそれぞれの人間を垣間見たスケッチなんだろうけれど、演出に深度があり、またカメラのロングショット多用により少し距離をおいた客観性を帯びた映像を呈している。 話自体は単純なものではあるが、それぞれ人間の不可思議、苦悩、何ということもない日常を描いている。その演出振りは少し気取ってはいるが、したたかだ。 **** . . . 本文を読む
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日本沈没 (2006/日)(樋口真嗣)

2006-08-06 19:12:54 | 映画遍歴
そう、この映画はドラマなのだ。冒頭から地震の映像が始まるが、そのあと(だったっけ?)平和なときの日本風土が丹念に描かれている。立派なプロローグである。この映画にかける意気込みを感じる。 思いがけず驚いたのは、この映画の主題が日本人にとって「もしもあなただったら、、」という問いを常に観客が胸にいだきながらこの映画を見させられることである。 それぞれの心の問題をテーマにしていることから、単なるカタスト . . . 本文を読む
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釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ! (2006/日)(朝原雄三)

2006-08-06 19:11:58 | 映画遍歴
夏になると思い出す、じゃないが、恒例ハマちゃん、今年は石川県と石田ゆり子。 脚本があまり気のきかない凡庸のものであったのと、いつもより観光場面が多すぎたことでドラマとしての盛り上がりを欠いたのも今年の特徴。 でも、石田ゆり子のバツイチ女性はなぜか魅力がなく、よそよそしかったのも事実。あんなに世話になった会社をやっと復職したところで、男ができたからって早々結婚退職ってわけにはいかんだろう、、。ちょっ . . . 本文を読む
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カサブランカ (1942/米)

2006-08-05 22:20:51 | 映画遍歴
まさにハイテンションで語られる粋な映画。 すべて作られたメロドラマであるし、似非レジスタンスで飾りにしている感もあるし、と商業的なのだが、語られるセリフ、かっこいい映像、小気味いい「Time Goes By」、、。 まさに映画が求められる最大値をこの映画は持っている。娯楽作としてはこの上ない傑作。 **** . . . 本文を読む
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インサイド・マン (2006/米)(スパイク・リー)

2006-08-05 18:15:33 | 映画遍歴
なかなか見終わってみれば変わった映画であった。こういう映画がアメリカで出てくること自体、映画産業の懐の大きさを感じる。 実にさわやかな痛快な映画なんだが、僕にはだらだら交渉が続く退屈極まりないものに思えた時間も多々あった。面白かったのは、ジョディ・フォスターの出番の部分で、さすがきらり光っている。 クライヴ・オーウェンも覆面をしているシーンが多いので、演技的にも確認できず、デンゼル・ワシントンもい . . . 本文を読む
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神の左手 悪魔の右手 (2006/日)(金子修介)

2006-08-05 18:14:31 | 映画遍歴
夏物ホラーなんでしょうけれど、漫画を映画化しても怖いというより笑ってしまうシーンが多かった。まあ、面白いのはファーストシーンからの少女の追いかけられ方かな。でも、なんで危ない方ばっかり行くのか、いかにもという感じが全体にする。 田口トモロヲは一応怖いが、作品を選んでほしい気もする。 ** . . . 本文を読む
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サイレントヒル (2006/カナダ=日=米=仏)(クリストフ・ガンズ)

2006-08-04 19:40:20 | 映画遍歴
サイレントヒルという地下が燃えている街の秘密の話である。前半はコナミのゲームが原作らしくゲーム感覚がむずむずして面白い。実は何を隠そう僕は数知れずゲームを経験した大人なのである。アドベンチャーとシューティングをミックスした感がとてもいい。 特にサイレントヒルに到着したときのあの雪のような灰のひらひらとした夢幻のような美しさ。これで参ってしまう。 その後はつじつまあわせみたいな展開が続くが、ラスト近 . . . 本文を読む
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シムソンズ (2006/日)(佐藤祐市)

2006-08-03 23:21:29 | 映画遍歴
少々漫画チックな展開のさわやかスポーツものなのだが、少女4人が類型的でなく、どこにもいそうな少女なのでとても親近感が沸き、素晴らしい青春映画となった。みんなそれぞれ悩んでいるところがある意味大きなテーマでもあり、これが僕の心をくすぐってしまう。年は取ってはいてもこういう心は歳月は過ぎても忘れはしない。 青春の躍動感が十分感じられる秀作です。 ラストでちょい負けするところなんかもいいですね。まさに青 . . . 本文を読む
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