セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

十戒 (夕木 春央 (著) (2023 講談社) 80点

2024-05-24 22:23:04 | 読書遍歴
これは読みやすく、しかも設定がめちゃ面白い。どんどんページを繰る。あっという間にラストまで一気だ。 離島で起こる連続殺人事件。通常は通信機関がオミットされる。しかしこの小説ではそんなことはせず、登場人物たちが身の危険を感じ、警察に連絡できない状態にいる。この設定はユニークだ。そして犯人がいるのを確認しながら行う「こっくりさん」。面白い。才能まで感じるほどだ。 しかし、ラストの叙述トリックは何だ . . . 本文を読む
コメント

湖の女たち (2024/日)(大森立嗣) 65点

2024-05-24 22:00:40 | 映画遍歴
期待してみた映画だったが、、。 原作読んでいないので、なんとも言えないが、ある老人の死が四方八方に波紋を立てるように、すべてフォーカスされていないので、何が何だかもやもや感が残る設定になっている。 そしてそのど真ん中に、事件と関係のない福士と松本とのドロドロ愛欲関係を据えている。余計、観客は訳が分からなくなる。731を急にこの話に無関係に持ってきたりして、さらに私は戸惑う。 大森は何を考えと . . . 本文を読む
コメント