セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

審判 (2018/日)(ジョン・ウィリアムズ) 60点

2024-03-28 21:18:56 | 映画遍歴
カフカ原作の迷宮作である。演劇、映画でも結構制作されているが、これは珍しく日本映画。さて、どう料理するか、、。 かなり予想していたものとは違っているなあというのがまず感想。カフカの片鱗が見えず、あの底深く見えない不条理というか不気味さがない。これでは審判が泣いている。この作品を日本で制作するという事だけでも意欲作ではあるが、、。 . . . 本文を読む
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生きる LIVING (2022/英=日)(オリヴァー・ハーマナス) 85点

2024-03-28 18:38:21 | 映画遍歴
クロサワ作品のリメイクだが、思ったよりクサくなかった。この作品のテーマがストレートに伝わっている。さすが、カズオ・イシグロの脚本がいい。やはりこのテーマはほのぼの「絵に描いた餅」なんだが、それでも我々、人間である限りポジティブに捉えたい。秀作です。感動しました。 . . . 本文を読む
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金の糸 (2019/グルジア=仏)(ラナ・ゴゴベリーゼ) 70点

2024-03-28 16:31:46 | 映画遍歴
日本人にはわからないソ連圏の圧政時代を生き抜いてきた人たちの絶え絶えの息遣いがそこに聞こえる。もう老齢に達してしまった彼らこそまだ未来はあると考える。一つの国の過去と未来を覚めた感覚で見据えた遺言とでもいえようか、そこには苦渋とかすかな喜びが見える。 . . . 本文を読む
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遺灰は語る (2021/伊)(パオロ・タヴィアーニ) 60点

2024-03-28 13:47:55 | 映画遍歴
遺灰を故郷のシチリア島に埋葬してほしいという偉大な作家らしい男の遺言通りに運ぶ風景詩とでもいおうか。それぞれ映るエピソードはちと冗漫。時間感覚がタヴィアーニとは違うのか、長い。 . . . 本文を読む
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#マンホール(2023 日)(熊切和嘉) 70点

2024-03-28 11:36:24 | 映画遍歴
マンホールの入ってから、脱出する手立てにかなり苛立つが、慣れてくると面白くなる。そして中盤以降思いがけない仕掛けが用意してあるので、なんだか二重におやつをもらった感のあるエンタメものでした。粗い所があるのは許せます。さすが、熊切! . . . 本文を読む
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