ミステリー劇なのだが、まるで芥川の「藪の中」ごとく、真相が二転三転し皆目見当がつかない。こんな面白い劇を最近見たことがないので驚く。脚本が命と演劇ではよく言われるが、これはまさにそのもの。
演出も小気味よく、俳優陣も実にセリフをしっかり語る。練習もしっかりと時間をかけているのが分かる。そういう舞台と観客の緊張が2時間近く続くのだ。演劇の醍醐味である。
ラストでどんでん返しまであり、幕は下りる。 . . . 本文を読む
是枝の韓国版「万引き家族」と言っていいか、、。この疑似家族については正直テーマは理解できるが、一ファンとしては新たな感動は浮かばない。しかし相変わらず映画としては秀逸。次作に期待します。 . . . 本文を読む