これはなかなかの映画でした。人の内臓に深く棲み付く悪意というものを、これほどむき出しに派手にこれでもかと言わんほど画面フルいっぱいに表現する映像が見事。
何より、途中で勿体なくも主役交代をビシビシ決めるその潔さ。小気味良かったなあ。断然よし。贅沢です。新しきものを感ず。
これって日本映画ですよね。久々に面白いです。型破りです。妻夫木が、黒木が、青木が、岡田が、主役風に好人物に見せておいて、みん . . . 本文を読む
よくあるスターものだという捉え方はしない。妻が仕事を持つことで夫を凌駕してゆく関係性の揺らぎをしかと見る。男というものは何と弱く壊れやすいものか。そしてその幼児性の顕著なことよ。ガガの心より響く歌声に強く共鳴し脱帽! . . . 本文を読む
今までかなりカラスの物語は映画化されているが、この作品は今でこそ明かされるといった我々が知りたかったカラスの告白論であろう。2時間で彼女の生涯をスクリーニングすると強く芯のある普通の愛を求めていた人だったと分かる。愛を求める市井の人間でもあったと思う。 . . . 本文を読む
ハレストレム作品ということで急遽見たが、想像以上にまともで小品的にまとまっており、まあ普通の作品でした。キーラ・ナイトレイを見終わってから知るという失態を犯してしまったが、あの美貌が輝かず、まるで月のように暗い。 . . . 本文を読む
時々感動しつつバンドの盛衰をしかと見る。とはいえ、やはりこの映画、クイーンのライブシーンが最高。震えもする。若かりしとき同じ仲間、同じ方向を見ていた人たちがこの映画に自分をダブらせるのだろう。川は蛇行するも海に流る。 . . . 本文を読む
初めての劇団だけど、お気に入りの俳優が何人もいるので観劇。やたら人数が多い。13人。どうやって攻めていこうか、、
どうやら、夢の部と現実の部と二つが双曲線のような劇らしいと気づく。最初はちと分からなかった。そうするとこの劇の構図もそれほどムズくはなく、詳細に入ってゆくことができた。
むずくはないけど、でもやはり頭の整理があまりできない。そのうちパラレルワールドという言葉も出て来て、少々途方に暮 . . . 本文を読む