セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

キャタピラー (2010/日)(若松孝二) 80点

2010-08-20 15:10:28 | 映画遍歴
この映画は、ある夫婦の濃密な話とも取れるし、こういう夫婦・村組織いわゆる国民ムラを形成してしまった大日本帝国の犯罪話とも取れる。【若松孝二】の叫び声は執拗で、くどく、ストレートだ。 夫の脳裏に浮かぶ悪夢は何度も同じ映像が出現し、それは稚拙さも持ち合わせているが、それでもそのストレートなほとばしりは有無を言わせぬ強さを持っている。 この作品は反戦というテーマを超えてある夫婦を描き切っていることに . . . 本文を読む
コメント

ヤギと男と男と壁と (2009/米=英)(グラント・ヘスロフ) 70点

2010-08-20 13:36:27 | 映画遍歴
このトンデモないジェダイ計画をあの「スター・ウォーズ」の【ユアン・マクレガー】が語ってゆくという出だしはとてつもなく期待させるものがあるが、名高い名優たちがかなり乗り気で演技を滑らしてゆく下りが、日本人には距離感を感じさせるものがあるのか、その余裕さに逆にタジタジとなってゆく自分。 ジェダイ計画とはつまり超能力開発計画のことである。まあ、実際現実に存在するだろうことは想像できるが、こう茶化して . . . 本文を読む
コメント