世界的に悪評の高いアパルトヘイト策と戦い自由を手に入れた男を題材にするも、実は看守の目線で人間としての自由のあり方を模索した秀作であります。
この第三者の看守の視点から描いているのがいい。特に立派な人格を持っているというのでもなく、また特に日和見主義者というのでもない。飽くまで、どこにでもいる多少まともな人間性を持っている看守の話である。
ある意味、自由の象徴たるマンデラとの27年の心の交流。 . . . 本文を読む
ルコントの人生の親友をテーマにしたコメディだ。今までの劇映画からは随分力が抜けたさりげないタッチのスケッチ風の映画でもある。
フランス映画って、恋愛ものから家族もの、政治ものまであらゆるジャンルに映画を輩出しているが、それぞれ人の関わるものについては実に真剣で、日本との違いを感じてしまう。さすが、恋の国、世界最初の人権宣言の国であります。
で、ダニエル・オートゥイユほどの年齢の御仁でも友人と思 . . . 本文を読む