セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

007 カジノ・ロワイヤル (2006/米=英=チェコ)(マーティン・キャンベル) 80点

2007-01-07 23:00:08 | 映画遍歴
こんな大人の007は初めて見たね。どちらかというと今までの007は大人が子供になる瞬間を楽しむエンターテインメントだったんだ。ところが、かなり作風がオーソドックス。大人の香りぷんぷん。 いいですね。そこらの娯楽作品と同じにしないでもらいたいといってるような、しっかりとした演出。うなりました。 ダニエル・クレイグは結構よかった。見た目から印象が薄い俳優かなと思ったけれども、如何せん演技力があったんだ . . . 本文を読む
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あるいは裏切りという名の犬 (2004/仏)(オリヴィエ・マルシャル) 85点

2007-01-07 11:26:34 | 映画遍歴
すばらしい題名、ここ2,3年こんなカッコいい題名があっただろうか。その名に負けない、これぞフランスノワール映画の再来というべき映画が出現した。 今人生の垢も栄光も十分知り尽くしている二人の名優ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューのがっぷりよつの競演。顔も年輪が漂っている。二人ともよく見ると鼻が高すぎて、曲がっていたり、へこんでいたりする。これもなかなかいい。 そんな二人が同じ警察の中で . . . 本文を読む
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みえない雲 (2006/独)(グレゴール・シュニッツラー) 80点

2007-01-07 11:25:51 | 映画遍歴
いい映画というのは見始めたときからその気配というか、映画のリズム、映像タッチ、エネルギーを感じさせる何か、そのようなもので分かるものである。 この映画もまさにそうで、何気ない高校生の日常を描写しながら観客の心にぐいぐい魅入らせるものがある。 さらに、原子力発電所事故というパニックに幼い弟とともに放り投げられるシーンはものすごい迫力で、この映画の見所でもあるのだがとにかく恐ろしい。 放心して駅から出 . . . 本文を読む
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