ロシア革命を事前に勉強してから見ると分かりやすい映画かなと思う。モンタージュ的にはところどころ見所はあります。
言わずと知れた世界的名作の誉れ高い革命映画。どうしても「戦艦ポチョムキン」と比較してしまうが、群集の動きは髣髴させるものがあるもののテーマが収束してしまうので、一人一人の心の中にまで及んでいないと見た。
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まさに二人劇だ。夜中の劇のため、重苦しい雰囲気が漂い見ているほうも睡魔に襲われるなど厳しいものがあるが、そこはミハルコフ、映像は秀逸だし、二人の演技力も鋭く、90分を持たせている。
セリフによってそのうち二人の歳月を観客が知る構成になっているので、少々単調な内容なのだが、ラストにかけて動的になっていく辺りはさすがミハルコフとうなるシーンもある。
題名のヴァーリヤも結局画面に出ないまま映画は終 . . . 本文を読む
ソ連コルフォーズ推進、啓蒙のためのいわゆる国策映画なんでしょう。人民の迫力あるクローズアップはエイゼンシュタインならではのもの。度肝を抜かれる。但し、彼の心情そのものは伝わってこない。
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名作と聞いていたので逆に見るまでに時間がかかってしまった。見てみると、何だか出来すぎて、偽善っぽい気がしたのは僕だけか。素直に感動できない何かがこの作品にはあると思った。
あの、子供たちの音楽隊が一番嘘っぽい。あそこに至る迄の経過が単純すぎる。描き足りない。最初の出だしはなかなか面白かっただけに残念。その後はもうプリマドンナといい、同僚牧師だったり、急に入隊する若者だったり、漫画じゃあるまいし、リ . . . 本文を読む