少年犯罪の抱える問題をえぐり出す野心作。今問題とされる現法律が加害者の更正だけのために存在していることの矛盾を指摘。被害者は少年犯罪の場合、加害者の名前さえ知らされない。もちろん、動機も伝えられることはない。
家裁とはそういうものらしい。
一瞬にして身重の愛妻を失った男性のそれからの日常は、、。
と、重いテーマであるが、結局解決はないのだろう、時間も癒しとならないはずだ。
日向寺太郎監督はそんな状 . . . 本文を読む
奇想天外なストーリーなのに、真摯に丁寧に描いているので、コメディーでもファンタジーでもなく、シリアスドラマに見立てているので、観客はかなりきつい思いをしたのではないだろうか。
要は今いる、生きている毎日の閉塞感からの解放、逃れ、そういう若者の切なる思いを漫画チックに描いたものなのだが、若者に伝わったかどうか、、。
僕たちオジンにはその辺りがある程度分かったつもりでいるが、今の若者はあまり理屈が分か . . . 本文を読む