Sightsong

自縄自縛日記

アンテローパー『Kudu』

2018-05-20 08:22:10 | アヴァンギャルド・ジャズ

アンテローパー『Kudu』(International Anthem、2017年)を聴く。

Anteloper:
Jaimie Branch (tp, synth)
Jason Nazary (ds, synth)

このアンテローパー(Anteloper)は、ジェイミー・ブランチとジェイソン・ナザリーとのデュオユニットである。どうやら共演は2002年から積み重ねてきたようなのだけれど、今回の新機軸は、トランペットとドラムスとのデュオというだけでなく、お互いにシンセも弾いて新たなサウンドを志向したところにある。

聴いてみると、なるほどご本人たち曰くの「electric brain child」という言葉がハマる。キーボードの存在で、カラフルになり、ダンサブルでもあり、かなりうきうきする。そしてやはり、ジェイミーのトランペットが本当に好きである。パワフルだからこそ、音量だけでなく振幅がとても大きく、そして何よりも色気がある。

それにしても、「International Anthem」レーベルによるシカゴからの新たな波は最近刺激的だ。

●ジェイミー・ブランチ
マタナ・ロバーツ「breathe...」@Roulette(2017年)
ジェイミー・ブランチ『Fly or Die』(-2017年)

「JazzTokyo」のNY特集(2017/9/1)

●ジェイソン・ナザリー
クリス・ピッツィオコス『One Eye with a Microscope Attached』(2016年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。