Sightsong

自縄自縛日記

山中千尋@ディスクユニオンJazz Tokyo

2018-06-21 00:36:38 | アヴァンギャルド・ジャズ

御茶ノ水のディスクユニオンJazz Tokyoで、山中千尋のインストアライヴ(2018/6/20)。

Chihiro Yamanaka 山中千尋 (p)
Hiroyuki Yamamoto 山本裕之 (b)
Genki Hashimoto 橋本現輝 (ds)

普段は健康的すぎるような気がして(無理に理由を考えるなら)、あまり聴かないピアニストだが、こうして演奏を目の当たりにすると圧倒される。

新譜『ユートピア』は20枚目のリーダー作だそうであり、クラシックの曲が中心(『モルト・カンタービレ』もそんなコンセプトのアルバムだった)。どうも自分には距離が遠そうだが、いやいや、かつて松風鉱一さんの「w.w.w.」を取り上げただけで正義の味方である。

リハーサルと言いつつバリバリと弾いた「マンボ」。バダジェフスカ「乙女の祈り」はたいへんな疾走感。阿武隈川でがぶりとやられて以来苦手な白鳥のふてぶてしさをイメージしたという、サン=サーンス「白鳥」。最後に「Utopia」~「Strike up the Band」。もうノリノリ、右手の高速の旋律や、いきなりファンキーに入るノイジーな音なんか、なかなか夢中になって凝視してしまうのだった。


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