Sightsong

自縄自縛日記

寺下誠『Great Harvest』

2017-02-17 23:12:42 | アヴァンギャルド・ジャズ

寺下誠『Great Harvest』(テイチク、1978年)を聴く。

Makoto Terashita 寺下誠 (p)
Bob Berg (ts)
Errol Walters (b)
Jo Jones Jr. (ds)
Yoshiaki Masuo 増尾好秋 (g) 

時代なのか、影響なのか、寺下さんのピアノはマッコイ・タイナーを思わせる。新宿ピットインにおいてエルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーンの一員として寺下さんが弾いたのを観たときも、そう思った。独特の和音を次々に重ねながら、熱く前に進むピアノである。

しかし、本盤を聴くと、それに加え、<日本>的なテイストを感じざるを得ない。余裕や懐の深さもあって、ついニッコリ。

わたしが過去に通っていた学校では、よく待合室で愉快な話をされていた(公園でサックスを練習している若者がいて、つい良いねえと声をかけちゃったよ、とか)。また、年に1回の発表会セッションでは、わたしが吹く後ろでピアノを弾いてくださった(自分が吹くのに精一杯でよく覚えていないが)。

ああ、ライヴに行きたくなった。


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