ラニエリ体制になって2戦目。
ラニエリ初戦から1週間後に行われたアウェイ試合。
ラニエリは試合前の記者会見でこう言った。
「私にとってはホームの試合もアウェイの試合も全く変わらない。
いやむしろアウェイの試合は、我々のティフォージ達がいつも以上の犠牲を払って来てくれているから、さらにその分も頑張らないと」
⇒https://www.youtube.com/watch?v=d5G-InzRkfI
サンプドリア 1-2 ボローニャ
得点者:後半3分パラシオ、19分ガッビアディーニ②、33分バーニ
↑↑©il secolo XIXlより
中盤での激しい攻防。写真は元サンプのソリアーノ。内容は悪くなかったが惜敗・・・
[試合前情報]
この時点で最下位のサンプ勝点4、ボローニャは勝点10で真ん中ら辺。
まずボローニャで触れなければいけないのは、監督のシニサ・ミハイロビッチの事。骨髄性急性白血病を発症し7月から入院治療を行っている。11月に3度の入院治療サイクルを完了して退院しているが。シニサはカメラで練習をチェックしつつ、体重も白血球量も減らしながら(開幕戦の)エラス・ベローナ戦を指揮した。骨髄移植後は高熱が続いて練習を追えずチームが3連敗したり簡単ではないが。この最大の敵と戦いながらもチームを指揮し続けるなんて凄すぎる。私のサンプ歴代ベスト11には常に彼の名前がある。やはりあの芸術的な左足FKは彼の右に出る者はいない。この戦いにも打ち勝って早く完璧な姿を見たいものだ。
Forza Sinisa!!
ただ、試合となると別の話だ。サンプはボローニャに勝たなければならない。ボローニャにはそのミハイロビッチ監督以外にも元サンプ勢がたくさんいる。MFのソリアーノ、ポーリ、そして控えGKダ・コスタだ。特にMFの2人は今もレギュラーだし、サンプ時代もバリバリのレギュラーだったので記憶には深く残っている
前回の対戦はアウェイで4月に対戦。0-3の完敗。
直近5試合のアウェイでのボローニャvsサンプ(SERIE Aのみ)
2018-2019 Bologna-Sampdoria 3-0 54′ Tonelli (S – autogol), 69′ Pulgar (B), 83′ Orsolini (B)
2017-2018 Bologna-Sampdoria 3-0 3′ Verdi (B), 23′ Mbaye (B), 73′ Okwonkwo (B)
2016-2017 Bologna-Sampdoria 2-0 45′ Verdi (B), 50′ Destro (B)
2015-2016 Bologna-Sampdoria 3-2 12′ Mounier (B), 24′ Donsah (B), 54′ Muriel (S), 80′ Correa (S), 87′ rig. Destro (B)
2013-2014 Bologna-Sampdoria 2-2 25′ Éder (S), 41′ Moscardelli (B), 64′ Kone (B), 71′ Gabbiadini (S)
なんと1分けの後4連敗中。実はボローニャでは16年間サンプ勝ち無し
通算成績 SERIE A (BOLOGNAホーム)
47試合
ボローニャ勝利: 22
引き分け: 18
サンプ勝利: 7
ボローニャ得点: 75
サンプ得点: 46
通算成績 SERIE A (全て)
94試合
ボローニャ勝利: 33
引き分け: 30
サンプ勝利: 31
ボローニャ得点: 122
サンプ得点: 121
お互いホームで圧倒的に強く、トータルではほぼ互角
さてサンプはラニエリ監督の4-4-2を継続。前節そこそこ良かったので右MFリゴーニをレリスに変えた以外の10人はそのまま。怪我人リストにリネッティとセクリンとマローニ。トルスビーとレジーニはベンチ外
DF4バックは同じ布陣。コリーとムリージョが真ん中でムッルーが左。右SBにベレシンスキ。
4MFは台形。ダブルボランチで新加入のベルトラッチが引き続きヴィエイラと組む。左にヤンクト、右にはレリスがラニエリになってからは初めて起用された
FW2トップは変わらずキャプテンのクアリアレッラと元ボローニャのガッビアディーニ
SAMPDORIA<4-4-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリアレッラ(cap)ガッビアディーニ
ヤンクト(63分カプラーリ) レリス(46分デパオリ)
ベルトラッチ ヴィエイラ
(46分エクダル)
ムッルー■ ベレシンスキ■
コリー■ ムリージョ
アウデーロ
ベンチ:GKファルコーネ、アヴォガドリ DFアウジェッロ、チャボット、フェラーリ
MFバッレート、リゴーニ、ラミレス FWボナッツォーリ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ボローニャはミハイロビッチ監督の4-2-3-1。
DFではレギュラー右SBになってる冨安が左足太もも裏の怪我でこの日は欠場。代わりに私の好きなムバイエ。
CBのバーニは今年、サンプとボローニャのオファーを天秤にかけてボローニャを選んだので何かムカつく
MFはキャプテンのジェマイリの周りを元サンプのポーリとソリアーノが固める。
サイドハーフは左はサンソーネ。ソリアーノとはバイエルンユースからヴィジャレアルと続く腐れ縁。右はこの日はオルソリーニでは無くてスコフ・オルセン。
FWは💩ェノア臭が強いパラシオの1トップ。だいぶベテランだが現在絶好調だ
ラニエリも警戒していたFWサンタンデールとオルソリーニはベンチスタート
Bologna(4-2-3-1) 監督:シニサ・ミハイロヴィッチ
パラシオ
サンソーネ ソリアーノ スコフ・オルセン(54分オルソリーニ)
ジェマイリ(cap)ポーリ
(67分サンタンデール)(72分ショウテン■)
クレイチ ムバイエ
バーニ ダニーロ
スコルプスキ
ベンチ:ダ・コスタ、サール、デンスウィル、パズ、コルボ、ジュワラ、スヴァンベルグ、バルドゥルッソン、ポルタノーヴァ
*備考:年間パス保有者数15.375(1試合平均181.498euro),有料入場者数8.724(110.911euro),芝状態良好
★日曜12時半から行われたランチタイムゲーム。今季初の昼飯ゲームだ。
↑↑©la Repubbulicaより
アウェイのサンプクルヴァには
”Gli Uomini Vincenti Trovano Sempre Una Strada
Avanti Sinisa!”
=勝者は常に道を見つける。進め、シニサ!
の横断幕が
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=ria5o8jAYLc
前半から互角の戦い。サンプもボローニャもお互い右サイドでは優位に立つ
25分にはCKから、レリスのボレーをガッビアディーニが追加ボレー⇒これが惜しくもポストを叩く
ボローニャは右サイドをスコフ・オルセンがえぐってクロスからパラシオと言う形が目立った
ロスタイムは1分。そのまま0-0で終了
後半サンプはレリスとベルトラッチに代えて、頭から同ポジションでデパオリとエクダルを投入。
結果から言うとデパオリはこの日、物凄く良かった
しかし、一瞬の隙をついて先制したのはボローニャ
後半3分:カウンターからソリアーノ⇒サンソーネ⇒パラシオと見事にこのタイミングしか無いという感じのダイレクトパスがつながった先制・・・
すぐさま5分:CKからムリージョがヘッドでゴール・・・⇒これはオフサイドで取り消し
しかし19分にはガッビアディーニが彼にしかできないミドルで同点!
まさにミハイロビッチを思い起こさせる強烈な左足で追いついた。
↑↑©la Repubbulicaより
初代サンプの前にはボローニャにいたガッビアディーニは、古巣へのリスペクトから喜ばず
その後互いにチャンスを作ったが
後半33分:右CKからニアでムバイエがヘッドですらした球⇒ファーに突っ込んできたバーニが前足で押し込んでゴール・・・
その後はカプラーリがチャンスになりかけたが、ショウテンがイエロー覚悟のファールで止めたり・・
あとは記録帳にはコリーがカウンターを止めて貰ったイエローカードしか残らなかった・・・
ロスタイム4分。そのまま1-2で試合終了
(ポイント )
・レッジョ・エミリア、ナポリ、フィレンツェ、ヴェローナに続き、アウェイで5戦5敗・・・
・敵地ボローニャでは16年間未勝利
・深刻さを表すデータしか出てこないが・・・ここまで9試合戦って前半にあげた得点がいまだにゼロ
・しかし敵ながらパラシオはすごいな。クアリアレッラよりも年上だしな。1トップだし。あのラーメンマンもびっくりなポニーテールは、ロベルト・バッジョか彼しかいないな。
ラニエリの2戦目、結果は伴わなかったが、ディフラ時代に比べるとそんなに悪くは無かった
ここはシニサに花を持たせたと言うことで。
ただ、そんな余裕は全く今のサンプには無い
ここからミッドウィークにレッチェ、そしてSPALと本来は勝点を稼がないといけない1週間なのだが・・・
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
9試合 1勝1分7敗 勝点4 得点5 失点18 得失点差-13 現在20位
次節:セリエA 第10節 2019年 10/30(水) 対レッチェ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます