2019-20 新体制 Benvenuto Eusebio!!

2019-07-02 18:08:28 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

みなさま、ご無沙汰しております

決してユヴェンティーノに鞍替えしたわけでも、マグロ漁船に乗って周遊していたわけでもなく。ただ人生初の転職をして、なかなか時間と人生の構築しかたがわからず・・・むしろ最近はイタリアに3週間行ったりして、今までよりサンプ漬けの2019年でした。書きたいネタはたくさんあるが、時間と根気が無い・・・( ;∀;)

 そんな事はさておき、最近のサンプの話題に

2018-19のサンプは残り3試合を残して早々と順位を確定させる。上にも下にもいかない9位と言う絶妙な中途半端な順位を確定させて早くから来シーズンに備えた。そしてオフの一番のトピックスとしてここ3年間、我々にDERBYの歓喜(4勝2分け)ボールポゼッションの美学、そしてつねに前半戦まではあわよくばCLまでと言う小さな夢を見続けさせてくれたジャンパオロ監督がついにサンプから離れる事になった。ジャンパオロはビッグクラブに十分値する良い監督だと個人的には思う。トップ下を封じられたらどうなってしまうのか?と言う不安はあるが、サンプ以上のスカッドを与えられたらさらに花開く可能性はあるだろう。シニサやモンテッラと、サンプで成功した監督をかっさらうしか能が無い赤黒悪魔軍団に、3年前なんとかバレなかったがついにバレてしまっただけだ。3年前、アエロプラニーノがMilanに行ってGiampaoloがサンプに来た時に私はほくそ笑んだ物だ。サンプも、3年経ったマンネリ、ジャンパオロの要求通りに放出したサパタがアタランタで大活躍など、そろそろジャンP政権からちょうど変わらなければいけない時期だったのだろう。残念だがしょうがない。そして、後任が決まった

 ↑↑©calcioweb.euより

 エウゼビオ ディフランチェスコ 新監督

 主にローマで活躍したディフランチェスコは現役引退後、2008-09シーズンにセリエCのヴィルトゥス・ランチャーノで監督キャリアをスタート。その後レッチェ、サッスオーロと渡り歩き、2017年の6月にローマの監督に就任した。初年度はチャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナを逆転で下し準決勝に進出。あと少しのところまでリヴァプールを追い詰めたものの、決勝進出は叶わなかった。2年目となる今シーズンは主力の流出の影響もあり、ラツィオとのローマダービー、CLラウンド16ポルト戦に敗れたことで、3月に解任されていた。現役時代は左利きの左MF。そして息子のフェデリコが現在サッスオーロでウィングとしてプレーしている。ちなみにすごく似てる

 細かい経歴とかはWikipediaで見てもらうとして、私はジャンパオロの後考えうる中では最良の選択をしたと思う。その他に挙がっていた候補、アンドレアッツォーリやピオリなどど比べれば断然良い。個人的はデ・ゼルビだけ天秤にかけていたが、彼はまだ経験が浅い。サッスオーロの名前をここまでにしたのは間違いなくディフランチェスコの功績だし、ローマの2年目の不本意な成績はナインゴランなどの彼のサッカーの主力を放出されてやや可哀そうな面がある。不安な点といえば2点。攻撃色が強すぎる事と、サンプ色が全く無い事。とりあえず、仕事っぷりで我々の心をつかんでくれ!!

↑↑©sempremilanより

Grazie Marco e In Bocca al lupo Eusebio!!

 さて、この交代で一番変わるのがフォーメーション。ジャンPの固くなまでの4-3-1-2についに終止符が打たれ、ディフランチェスコは4-3-3で行くことを明言した。今後のメルカートもこのフォーメーションを元に組み立てられるだろう。監督交代によって、息を吹き返す可能性があるのがヤンクトガッビアディーニの2人。期待されながら去年は不本意な出来だった2人だが、彼らにとってはジャンPの4-3-1-2より、ディフランチェスコの4-3-3の方が力を発揮できる可能性が高い。逆にトップ下が無くなったラミレスにとっては正念場。また正直、クアリアレッラも厳しくなる気がする。どちらにせよ彼にはすでに最大限の敬意を表して多くは望まないし、活躍しなくても絶対文句は言わない。ちなみに一新されたスタッフ陣の中で、われらがアンジェロ・パロンボだけ残留したのはうれしい。異なる2人から学び、また一歩監督への道も近づくだろう。個人的に仲が良かった助監督のフランチェスコ・コンティがジャンパオロについて行ってしまったのは残念だが・・・


実は冬に決まっていた移籍も含めて、もうすでに移籍市場は動き始めている。詳しくはまた書くとして、今のところこんな感じ。

IN(金額は全て推定)

  • DFエラスモ・ムレ(20)⇒トラパニ(セリエB)から45万ユーロで完全移籍
  • DFジュリアン・チャボット(21)⇒グローニンゲン(オランダ)から370万ユーロで完全移籍。ドイツ人 
  • DFファビオ・デパオリ(22)⇒キエーヴォ(セリエB)から450万ユーロで完全移籍
  • MFモルテン・トルスビー(23)⇒ヘーレンフェン(オランダ)よりフリートランスファーで完全移籍。ノルウェー代表
  • FWゴンサロ・マローニ(20)⇒ボカ・ジュニオールズ(アルゼンチン)から100万ユーロでレンタル。買い取りオプション1500万ユーロ。アルゼンチン人

総額965万ユーロ+1500万ユーロ(買い取りオプション全て) 

OUT (金額は全て推定)

  • GKヴィド・ベレッツ(29)⇒アポエル(ギリシャ)に買取義務オプション付きレンタルで移籍。スロヴェニア代表
  • DFロレンツォ・トネッリ(29)⇒ナポリにレンタルバック。
  • MFリッカルド・サポナーラ(27)⇒フィオレンティーナにレンタルバック。
  • FWグレゴワール・デフレル(28)⇒ローマにレンタルバック。フランス人
  • FWダヴィド・コフナツキ(22)⇒フォルトゥナ・デュッセルドルフに900万ユーロで完全移籍。早くいなくなれ!  

総額900万ユーロ

 まだまだ全然変わるでしょうけど、こんな感じをたたき台にして  CBとFWとにかく急務!

      クアリアレッラ

マローニ(カプラーリ)  ガッビアディーニ(ラミレス)


ヤンクト(トルスビー) リネッティ(バッレート)

     ヴィエイラ(エクダル)

 ムッルー           デパオリ(サーラ)

   コリー  チャボット(フェラーリ)

     アウデーロ(ラファエル)

新しいディバラとか言われているマローニの獲得がもてはやされているが、私はデパオリの獲得が一番うれしい。私の獲得リストに乗っかっていた選手だし(←どこにあるんだ、そんなの)、若くして完全移籍だし。

そしてサンプに反旗を翻したアホ・コフナツキの交渉が泥沼化せずに売れて良かった。正直、ジャンパオロからディフランチェスコに代わって、4-3-3になれば彼はCFとして活躍する可能性があると思っていたが、心がここに無いのならしょうがない。ブンデスなら活躍する可能性もあるとは思うが、心がジェノヴァに無いならしょうがない。900万ユーロは安すぎもしないし、売れずにサンプに不貞腐れてくすぶられてしまっても困る。サンプに来たタイミングが悪かったかなぁ

🇮🇹以外の特に東欧からの選手発掘に関しては、私はここ数年のサンプのスカウト陣には絶大な信頼を寄せている。なんなら楽しみでもある。今年もすでに決まっているチャボット、トルスビーとか。

でも念のためにセリエAの中で周死氏サンプの獲得希望選手をオスティに伝えておきたい

DFヒサイー、ルカ・ペレグリーニ、リローラ、べゲット、ザンパーノ

MFフォファナ、チブサー 

FWクトローネ、ヴェルディ、ババカル、ベラルディ、シック

 結構現実的に、ディフランチェスコゆかりの選手を加味しながら😁

よろしくカルロ!

ちなみに現実に挙がってる名前は

DF ロチャ(サントス)、ヴィエツカ(レギア・ワルシャワ)、ボニファツィ(トリノ)、ヴァヴロ(コペンハーゲン)、アウジェッロ(スペッツィア)

MF マリノフスキ(ゲンク)

FW ブレカロ(ヴォルフスブルグ)、ウルタード(ヒムナシア・ラプラタ)、ヴェルディ(ナポリ)、オルセン(ノルジャランド)、ステピンスキ(キエーヴォ)、ラメルス(PSV) 


サンプトピックス

※未来のサンプを担う、サンプ・プリマヴェーラの新監督が発表された。昨季は元サンプの選手でもあったシモーネ・パヴァンの元、10番バーロウリを中心に戦ったサンプ・プリマヴェーラ。しかし中々苦戦続きで、最終節のキエーヴォ戦に大勝して何とか残留を決めた。今季、任されるのは

Marcello Cottafava = マルチェッロ・コッタファーヴァ

国籍・出身 Italia Italia Genova
誕生日 1977年9月8日
身長・体重 185㎝ 84㎏

 1991年~96年までサンプユースで過ごしたコッタファーヴァ。ディフェンダーだった彼は96-97にトップチームに召集経験はあるものの、残念ながら出場機会はなかった。その後C1のカッラレーゼ、レッコ、トレヴィーゾ、ジュリアノーヴァなどを転々として、再度トレヴィーゾでセリエAの舞台も経験。その後はセリエBのレッチェ、トリエスティーナ、グッビオ、ラティーナと渡り歩き、最後はレガプロ(現在のセリエC)のスパルでで引退。そのままSPALのUnder17で監督のキャリアをスタートさせ、2017~2019はSPALのプリマヴェーラで監督を務めた。1年契約

彼はインタビューで

  • 自分がキャリアをスタートさせたサンプのプリマヴェーラの監督になるという事にものすごく興奮している
  • 常にプロ意識を持って仕事をしていたが、ここサンプではそれ+@で情熱を注げるだろう
  • SPALでは最後の最後、決勝でラツィオに負けてプリマヴェーラ1に行けなかったが、私自身はものすごくよい経験、そして成長できたと思う。
  • 私がサンプ・プリマヴェーラでプレーしていた頃は今のような整った環境、組織ではなかった。しかしマンチーニやヴィアッリ、インヴェルニッツィなどと共にボールを蹴れたのは別世界の経験だった
  • プリマヴェーラは明らかにトップチームと連動して、トップチームの意向を組みながら活動していかなくてはならない。選手たちの成長を助け、一日も早く一人でも多くの選手をサンプの為に送り込めるように頑張りたい

たのんだよー マルチェッロ。サンプ愛を生かしてバーロウリを早く一人前にしてくれ! 

というわけでまた次回

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!