ほぼ週刊SAMP通信 第22節 SAMPDORIA 1-1 Sassuolo 前半10分間で点を取り合い、そのまま引き分け

2015-02-07 15:42:35 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15
SERIE A 第22節 2/8(日)  @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 1-1 サッスオーロ

             (前半1-1)  

         主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)

  Andataは0-0の引き分けだったサッスオーロ戦。去年はホームで3-4の派手な打ち合いの末に負け、デリオ・ロッシ監督解任の運びとなった。この試合も前半早々で点を取り合い、また打ち合いになるかと思いきやそのまま引き分け。ホーム負け無しは続くも、3位ナポリとの差は広がる一方・・・

Marcatori
(前半2分) サッスオーロ[1] アチェルビ:右サイドのブリサリコのクロス。デ・シルヴェストリがボールウォッチャーになってしまい、ファーでフリーのアチェルビがヘッドで叩きこむ。サッスオーロ、開始早々先制・・・
(前半9分) サンプドリア エデル:右サイドのスローインから、ソリアーノが左足で柔らかいクロス。中央でエデルが、ヘッドで左隅に突き刺す!!すかさず同点ヘディングは身長じゃない
 
 
★日曜行われたデーゲーム。この試合のゴールを決めたコンビ。
 
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
      エデル    オカカ 
           
       
       ソリアーノ
         
  ダンカン       オビアング 
  
      パロンボ(Cap)
        (69分エトオ)        
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
   ロマニョーリ  ムニョス
             (41分コーダ)
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKフリゾン、マッソーロ

DFメスバー

MFコレア、マルキオンニ、ルリッチ、イヴァン

FWベルヘッシオ、ジョルジェビッチ、ゾレック
     -------------------------------
Sassuolo (4-3-3): Consigli; Vrsaljko (15' p.t. Gazzola), Cannavaro, Acerbi, Longhi (20' s.t. Peluso); Biondini, Magnanelli, Brighi; Lazarevic, Floccari, Floro Flores (36' s.t. Taider).
A disposizione: Pomini, Polito, Antei, Chibsah, Donis, Bianco, Lodesani, Sereni.
Allenatore: Eusebio Di Franesco.

Note: ammoniti al 12' p.t. Obiang, al 13' p.t. Biondini, al 16' p.t. Brighi, al 23' p.t. Lazarevic, al 13' s.t. Cannavaro, al 40' s.t. Regini per gioco scorretto; al 26' s.t. Okaka, al 38' s.t. Taider e De Silvestri per comportamento non regolamentare; recupero 2' p.t. e 4' s.t.; abbonati 18.077 (rateo gara 155.730 euro), paganti 1.649 (incasso netto 27.161 euro); terreno di gioco in non perfette condizioni. 

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 前節、1-5と悪夢の敗戦を喫したサンプ。ホームに戻って、それを払しょくする試合が待たれるサンプ。相手は現在勝点28で11位だが、前節インテルに3-1と快勝。新進気鋭のディ・フランチェスコ監督の元、やってるサッカーの内容も高評価を得ているサッスオーロ。ディ・フランチェスコは、もしシニサがどこかのビッグクラブに引き抜かれた場合、後任候補としてサンプのターゲットにもなっている監督だ。目玉はイタリア代表にも定着しているザザ、去年ミラン戦で4得点を挙げたベラルディ(サンプ戦でもハットトリック)、若手期待株サンソーネの3トップ。3人でここまで17得点を挙げている。その3人が、奇跡的に3人とも出場停止。これは楽な試合になるかと思いきや、そうはセリエAは甘くない。
 *
 
  サッスオーロは4-3-3。欠場の3トップの代わりは、フロッカリ、フローロ・フローレス、そして冬のメルカートでキエーヴォから加入したばかりのラザレビッチ。プロヴィンチャのクラブとしては充実しているサブの3人で、この試合を見る限りはかなりの穴埋めをしていた。そういえば、10年以上前、サンプにいたフローロ・フローレスのゴールを生で観たな・・・・・CBはベテランのカンナヴァーロ弟が、重病を克服したアチェルビとコンビを組み、なかなか堅固。中盤はキャプテンのマンニャネッリにビオンディーニとブリーギのベテランハードワーカーが走り回る。
 
  サンプは前節の失敗から4-3-1-2に戻す。エトオはまだコンディション不足で、オカカとエデルの2トップ。トップ下はソリアーノで左には好調ダンカン。DFではシルヴェストレが出場停止の為、新加入のムニョスが早速先発出場。ロマニョーリとの若いコンビとなる。控えにけが人が結構いて、GKロメロ、DFカッチャトーレ、MFリッツォ、FWムリエルは招集外。アフリカネーションズカップ決勝に進んでいる、新加入MFアクアーはまだ合流しておらず(結局アクアー自身も外したPK戦の末に、赤道ギニアに敗れて準優勝)、一方DFメスバーはアルジェリア代表の敗退により控えに戻ってきた。

 

(あらすじ)

半2分 アチェルビGoal 0-1
  • 前半  6分 右のフロッカリからペナ内のラザレビッチにラストパス。これを受けてGK近くまで侵入してニアに強烈なシュート。しかしヴィヴィアーノが鋭い反応を見せて、わずかに触りCKに逃れる。(審判は見逃してゴールキックとなるが…)

半9分 エデルGoooooooooooooooL!! 1-1

↑↑ゴールを決めたエデルは、いつものポーズでは無く気合の入った喜び方。前節の大敗、そしていきなりの先制を許してたまっていた鬱憤を晴らす

  •     12分 ラザレビッチのカウンターを止めたオビアングに、この試合初のイエロー
  •  13、16分 中盤でビオンディーニ、ブリーギに続けざまにイエロー
  •     15分 1点目をアシストしたクロアチアの新星ブリサリコ、負傷で交代。代わりにガッツォーラ
  •     24分 左サイド、ドリブルでペナ内に侵入しようとしたレジーニを、後ろからのスライで倒してラザレビッチにイエロー
  •     24分 そのFK。ダンカンの左足のクロスがファーでフリーのムニョスへ。ムニョスもヘッドでしっかり合わせるが、GKコンシーリが抜群の跳躍でスーパーセーブ。ムニョス、いきなりのサンプ初ゴールは阻まれる
  •     31分 CB2人の間を、縦パス1本で抜け出したフロッカリ。GKと1対1で放った右足ボレー、今度はサンプGKヴィヴィアーノのファインセーブ
  •     38分 またもや先ほどと同じような形から抜け出したフロッカリ。今度もヴィヴィアーノが素早く飛び出して、1対1を胸でセーブ
  •     41分 38分のピンチでの対応で、ムニョスが負傷。コーダと交代。コーダもサンプデビュー(ウディネで干されていたコーダにとっては、今シーズン初出場)
  •     ロスタイムは2分。そのまま終了   

前半は1-1。ポゼッションはサンプ9:13対サッスオーロ6:39。ただシュート数、決定機はサッスオーロが上回る。失点した後、すぐに取り返せたのは大きかった。ただ急造CBコンビの連係の薄さをつかれ、何度かピンチも。両GKが共にあたっていて、1-1以上は許さず。

  • 後半 6分 左からエデルのクロス。オビアングがペナ内、胸で落としてフリーのオカカへ。しかしオカカ渾身のボレーは、バーのわずか上・・・
  •    12分 左サイドタッチ際。エデルとカンナヴァーロの1対1。ここはエデルの勝ちで、激しいファールでエデルを倒したカンナヴァーロにイエロー
  •    17分 またもサンプの決定機。ソリアーノのスルーパス→オビアングがペナ内でダイレクトではたき→走りこんできたエデルが倒されながらシュート。しかしGKコンシーリ、右足1本でセーブ
  •    19分 ロンギに代わってペルーゾ投入。元ユーヴェのDFは今季初出場。同時にアップを始めたエトオに大歓声
  •    24分 パロンボに代わって、いよいよエトオがマラッシデビュー。エトオをCF、オカカが右、エデルが左の3トップへシフトチェンジ。キャプテンマークはガスタ移籍後に副キャプテンとなったオビアングの元へ
  •    26分 何度もファールをとってもらえなかったり、とられたりでナーバスになっていたオカカに遂にイエロー。次節出場停止。エトオは、オカカに歩み寄って落ち着きを取り戻すようアドバイス。

  •    30分 Ckからのこぼれ球。ペナ内にこぼれたボールをガッツォーラがシュート。ヒヤッとしたが、ボールは左に外れ、近くにいたカンナヴァーロもボールのコースを変えられず
  •    31分 ダンカンの左足ロングシュート。良いシュートだったがあたっているGKコンシーリはキャッチ
  •    36分 フローロ・フローレスに代わってタイデル投入
  •    37分 ペナ内でのポジションどり争いで、デ・シルヴェストリとタイデル両者にイエロー
  •    38分 右サイド、エデルのラストパスからソリアーノシュート。またもやコンシーリのセーブ
  •    39分 レジーニにイエローロスタイム4分
  •    46分 スピードでラザレビッチに右サイドを突破され、ペナ内に侵入されるもシュートまではいかず。そのまま終了   

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(ポイント)

    • 妥当な引き分け
    • 最終的にボールポゼッションは、サンプ19:45対サッスオーロ15:37
    • 前半はサッスオーロの方が良かった。特に目立ったのがラザレビッチ
    • 大敗直後の試合、そして前半2分に失点・・・ここで心が折れなかったのは評価できる
    • すぐ同点に追いつけたのはものすごく大きい
    • 後半、お尻に火が付いたかサンプは猛プレスを開始
    • 全員が必死に走り、後半はサンプの方が良かった。
    • 両GKは共に素晴らしかった。
    • イタリアも無名の中堅GKのレベル、つまり平均的なGKレベルは未だに高い
    • ムニョスは、合流間も無い事もあってやや可哀そう
    • まだまだ、特に連係面はこれからだが、ポテンシャルは感じる
    • なので怪我は心配。
    • コーダは控えのCBは務まるだろう。レギュラーとしては技術が心もとない・・・
    • またもやラツィオが負けたので4位タイは守るが、3位ナポリとは7差

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ホームデビューとなったエトオ

シニサが言うとおり、まだまだ圧倒的にコンディション不足。サイドはとても無理だが、CFでのポストもオカカの方が上。どうしたもんか・・・オカカも3トップのウィングは適役では無いし。エトオはこの試合も、1個だけチャンスを作った。誰もがシュートを打つと思ったタイミングで、絶妙な切り返し。そこからラストパスを選択して、結果的には合わなかった・・・やはり一流なのはわかるが、とにかくまだ身体とメンタルは完璧では無い。エトオ、ムリエルの復活、アクアーの合流と全てがそろった時初めて、この冬のメルカートの評価が出来るとシニサは言っていたが。

 

↓↓さて次節はキエーヴォ戦。ジェノアがラツィオに勝ったので4位タイのまま。しかし逆にDERBYを控えて、ジェノアとの差も3に縮まる。次の次の試合のDERBY前に、エデル、オビアング、デ・シルヴェストリ、ダンカン、ソリアーノの主要レギュラーが累積警告リーチ。何とかベストメンバーでDERBYに挑みたいものだ。

 まずは次節。とりあえずオカカがいない。エトオの可能性も有るが、現実はベルヘッシオか?ムリエルもそろそろ練習に合流しそうだが、まだ試合・少なくともスタメンは無理だろう。キエーヴォ戦は勝点3が欲しい!!

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第23節 2015年 2/15(日) 対キエーヴォ @ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点35 22試合 8勝11分3敗 得点 29 失点 24 得失点差 +5 4


もうすぐDERBY!! 保存版 冬のメルカート'14-'15 総集編

2015-02-07 14:27:36 | 保存版 サンプ名鑑

 冬のメルカートが終了し、いよいよ後半戦の陣容が固まった。フェッレーロ会長になって初の冬のメルカート。今までになく、積極的な投資がみられ、入れ替わりも激しかった。サンプファンの反応も含め、今回の移籍市場はかなり高く評価されている。しかし私個人的には、正直今年の残りのシーズンだけを考えれば同じかやや弱くなっていると思う。ガッビアディーニの穴はそれだけ大きいと思う。しかしエトオとムリエルと言う未知数な戦力があるのも事実。彼ら次第では今季の残り試合もわからない。それに加えて、コレア、6月から加入のFWボナッツォーリと将来を見据えた補強に関しては素晴らしい。フェッレーロの野心と金が尽きなければ、今年EL→来年CL→再来年スクデット、という夢を見ることは許されるのだろうか!?

 あと、やはり触れておかなければならないのがキャプテン「ガスタルデッロ」の移籍。さらには未来のキャプテンと呼ばれていたクルスティチッチの移籍。前者は年齢的な衰え、後者は怪我後に調子を崩した。それに加えて、やはり全体的な選手のレベルアップにより、レギュラーから押し出された。これはサンプが強くなってきた、+今後の目標も今までより高くなってきた一つの証明とも言えよう。強くなっていくために、犠牲になる選手も当然出てくる。しかしこの2人は、ドリアーニの心の中ではかなり特別な選手だったので、やはり寂しい。

それらも踏まえ、移籍を総括してみよう。

 

’14-’15 冬メルカート 新入団選手

8 Carlos Joaquin CORREA <MF> カルロス・ホアキン・コレア

   出生地: Juan Bautista Alberdi(Argentina) , 8月13日1994年
   身長: 188cm

   体重: 77kg

   

アルゼンチンの超新星ホアキン・コレア!

 

  •  元サンプのファン・セバスティアン・ヴェロンが会長を務めるエストゥディアンテスから、1000万ドルで獲得。スピードとテクニックを併せ持つ、若い頃のジダン………………………らしい😁
    ただ、放出されたガッビアディーニとは全然タイプが違い、またミハイロビッチ監督の4ー3ー3に合うかどうかはいささか疑問?
    4ー3ー1ー2にするのか?でもそれならずっと噂に上ってるカッサーノの復帰を拒む必要はないのでは?
  • アルゼンチンリーグが休みだった事も、また両国のリーグのレベルの差もあり、まだフィジカル的にセリエAには全く追いついていない模様。とりあえずデビューは数か月先になりそうだが、楽しみだ。まぁいずれにせよ、ここ最近のサンプがこんなに高い若きタレントを、レンタルとかではなく買った事はない。新会長のお陰と言うことで、楽しみにしてみこんな感じの選手↓↓
    https://www.youtube.com/watch?v=fnMO7lQJ_Ls&feature=youtu.be

24 Luis Fernando MURIEL <FW> ルイス・フェルナンド・ムリエル

   出生地: Santo Tomás (Colombia) 4月16日1991年
   身長: 178cm

   体重: 79kg

   コロンビア代表:4試合1得点

コロンビアの至宝ルイス・ムリエル!

 

 ウディネーゼからDFコーダとセットで、1200万ユーロ+ボーナスで獲得。契約直後に、ウディネーゼが公表していた物より、重度の怪我だった事がわかり、一度は交渉自体が破談になりかけた。しかし、最低試合出場数など条件に、サンプに有利なレンタルという形で結局移籍。何事もなければ、2019年6月までの契約となる。

抜群のスピードと、左利きながら両足で強烈なシュートが打てる点取り屋。本領を発揮すればガッビアの代役は十分務まる。ここにきて当初の予定より早く、2月中に復活できる可能性もでてきた。不安点は怪我がちな所だが、ポテンシャルは十分。シニサは「俺のところに来れば覚醒させてやる」と豪語しているが、それほどミハイロビッチが強く望んで獲得したようだ。

 

こんな感じの選手↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=PQmzu5ZEepY

 25 Andrea CODA <DF> アンドレア・コーダ

   出生地: Massa 4月25日1985年
   身長: 190cm

   体重: 85kg

 ウディネーゼからFWムリエルのおまけのような形で入団してきた。ウディネではストラマの構想から完璧に外れており、出場機会ゼロ。よってウディネーゼは非常に売りたがっていた。2006~2011まではAのウディネーゼで、センターバックのほぼレギュラーだったので、そんなに悪い選手では無いと思うが・・・・今回は、とにかくムリエルの怪我が見つかったせいで移籍自体もなくなりそうになったり、彼のせいでは無いのに非常にかわいそうだった。ヘッドは強く、CBと右SBも出来る。CBの4番手の域は出ないだろうが、ちょっと個人的に応援していきたい。2017年6月までの契約。

88 Alberto FRISON <GK> アルベルト・フリゾン

  

  出生地: Mirano (VE) 1月22日1988年
   身長: 191cm

   体重: 85kg

  噂されていたロメロの放出より先に第3GKダ・コスタが放出。その代わりにカターニャより加入。夏にもベルヘッシオと一緒に移籍の可能性が噂されていた。このフリゾンは、カターニャで正GKを務めていた事も有り、ロメロが移籍したりしたら第3GKながら第2GKになり得る可能性もある・・・・GKとしてはそれほど大柄ではないが、反射神経はなかなかのものだ。本人も、ヴィヴィアーノとロメロの2人の偉大なGKから学んで成長したいと言っている。

 

99 Samuel ETO'O <FW> サムエル・エトオ

   出生地: Nkongsamba (Camerun) 3月10日1981年
   身長: 179cm

   体重: 75kg 

カメルーン代表:118試合56ゴール    
 

 この冬のメルカートで一番の話題をさらったのが、エトオのサンプ入団。もうその経歴は今さら触れるまでもないが、バルサでタイトルを総なめした後にセリエAではインテルで活躍。2009-11の2年間で67試合33ゴール。そしてモラッティ元会長の事は、「私にとってイエス・キリストのようだ」と慕っている。2018年6月までの3年半契約。やや意外だ。引退までサンプでと考えてくれるのなら、若手FWにも積極的に教えてくれる可能性もある。ムリエルやオカカには最高の先生となるだろう。ポジション的には、やはり3トップのセンターか、2トップの一角。シニサの3トップのウィングは、フィジカル的にもう厳しい気がする。本人がどこまでやれるかは、私は舞い上がっている大多数のドリアーニほど楽観視していないが・・・またエトオは、同じカメルーン代表、弱冠18歳のFWオリンガもサンプに連れて来てくれそうだ。

 そしてエトオが選んだ注目の背番号は99。これによりカッサーノの復帰は無くなったように思える。カッサーノはパルマと給料未払いで揉め、契約破棄したばかり。当然サンプ復帰も取りざたされたが、シニサが監督のうちは実現の見込みは低い。本人も当然サンプに戻りたがっているが、今は給料問題等でつかれたから半年ぐらい休みたいと言っている。しかし、本当かな?今のところの噂では故郷バーリへの凱旋ぐらいか?

20 Ezequiel Matias MUNOZ <DF> エセキエル・マティアス・ムニョス

 
  出生地: Pergamino (Argentina) 10月8日1990年
   身長: 185cm

   体重: 82kg

 

 ボカ・ジュニアーズの下部組織出身。2008年デビュー。センターバックが本職だが、チーム状況によって右サイドバックとしてプレーすることもある。アルゼンチンでは最も才能のある選手の1人と見られており、「ワルテル・サムエル2世」とも呼ばれる。才能をパレルモに注目され、若くしてヨーロッパへ渡る。パレルモ会長のザンパリーニから寵愛を受けており、イタリアでは1年目からレギュラーとしてプレーしたが、チームは守備での問題を露呈しており、活躍しているとは言い難い。2シーズン目は現サンプのレギュラーCB、シルヴェストレらの加入によって序盤はベンチにすら入れなかったが、徐々にプレー機会を得だしている。しかしチームは相変わらず守備を立て直せておらず、チームでも指折りの高給取りであることも相俟って多くの批判を集めている。その結果クラブとの折り合いも悪くなり、今回の移籍の運びとなった。パレルモでは5年間で(セリエB1年間含め)131試合5ゴール。

 アルゼンチン代表には、マラドーナ監督時代に一度招集は受けているが、試合出場は未だに無い。ガスタルデッロの移籍を受け、CBはスポッリ、ディアキテ、パレッタ等様々な噂がたったが、最終的には一番良い選手がとれたと思う。しかし基本的にはオプション無しの今シーズンいっぱいのレンタルで、来季からはすでにミランと合意していると噂されている。ムニョスかロマニョーリのどちらか一人でも買い取れればうれしいが・・・シルヴェストレが出場停止のため、早速2/8のサッスオーロ戦のデビューが噂される。

 30 Ebenezer Afriyie ACQUAH <MF> アフリイェ・アックアー

     

   誕生日:Accra (Ghana) 1月5日1992年
    身長: 179 cm
    体重: 70 kg
ガーナ代表:13試合1ゴール 

 豊富な運動量を誇り、エッシェン二世とも評される守備的ミッドフィールダー。2011年、若干19歳時にパレルモでセリエAデビューしており、2012年からはパルマで活躍。今シーズンもパルマで、基本的にレギュラーだったが、保有権はドイツ・ブンデスの1899ホッフェンハイム。そこからの買い取りオプション付きレンタルという形。現在アフリカ・ネーションズカップに出場している真っ最中で、アックアーもガーナ代表のレギュラーとして、決勝まで進んでいる。ダンカンとのガーナコンビも楽しみだ。

Federico BONAZZOLI <FW> フェデリコ・ボナッツォーリ

   誕生日:Manerbio(Brescia) 5月21日1997年
    身長: 192cm
    体重: 79kg
 

ダンカンの買い取りとともに、インテルからサプライズで最終日に加入した17歳の若きストライカー。インテルは、シャキリ・ポドルスキーなどを購入したために、お金が必要になっていた。そしてマンチョが好意で、この将来性抜群のストライカーの成長の場所としてサンプを選んでくれたのだろう。この歳ですでに今シーズンのインテルで3試合に出場しており、サンプとのコパ・イタリアにも出場していた。大柄な左利きのストライカー。だがドリブルも素早い。今シーズン、6月30日まではレンタルの形でインテルに残り、来季からの加入となる。アズーリの将来の宝、サンプデビューが楽しみだ。

放出選手

  • FWガッビアディーニ→ナポリ(完全移籍)
  • FWサンソーネ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)
  • FWフェダート→モデナ(レンタル)
  • MFクルスティチッチ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)
  • DFフォルナジエール→ペスカラ(レンタル)
  • DFガスタルデッロ→ボローニャ(完全移籍)
  • GKダ・コスタ→ボローニャ(完全移籍)

その他の細かい若手移籍 

FW- Stefano Beltrame: フィオリッロの保有権半分の代わりに半分保有権を買ったが、ユーベに100%戻る
DF- Simone Dejori 1995/05/14 (年齢 19):A.S. Lucchese Libertas から A.C. Paviaにレンタル先変更
MF- Jakub Hromada 1996/05/25 (年齢 18)スロバキア:ユーベから買い取り、プロ・ヴェルチェッリにレンタル
FW- Lorenzo Mambrini 1997/3/13: A.S.D. Sporting Città di Fiumicinoから完全移籍で獲得
FW- Nicholas Muzzi 1996/4/10: カリアリから完全移籍で獲得
DF- Atila Varga 1996/04/11 (年齢 18)スロバキア: ユーヴェから完全移籍で獲得
- Giacomo Vrioni:S.S. Matelica Calcioから完全移籍で獲得

↓↓以下が移籍を反映した、サンプ後半戦の布陣↓↓

基本的には、シニサは4-3-3をやりたがっていると思う。トリノ戦で、ベルヘッシオを右ウィングにやや無理やりおいて試した事からも想像できるし、私もその方がいいと思う。ただムリエルしか、前半戦の4-3-3のガッビアの代わりができる可能性がある選手がいない。一応ここでは4-3-3ベースでフォーメーションを作るが、2月のうち、もしかしたらシーズン終盤まで4-3-1-2が使われる事になるであろう。あとはエトオ次第で・・・

SAMPDORIA <4-3ー3> 監督シニサ・ミハイロビッチ

             オカカ or エトオ

          (ベルヘッシオ)

エデル                   ムリエル

(コレア)(ジョルジェビッチ)       (ゾレック)

オビアング   パロンボ(Cap)  ソリアーノ

 (ダンカン)   (マルキオンニ)  (アクアー)(リッツォ)    

レジーニ              デ・シルヴェストリ

(メスバー)                (カッチャトーレ)

   ロマニョーリ  シルヴェストレ 

     (コーダ)   (ムニョス)

         ヴィヴィアーノ

         (ロメロ)(フリゾン) 

 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓4-3-1-2だとこんな感じ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

    エデルorムリエル      オカカorエトオ

      (ジョルジェビッチ)  (ベルヘッシオ)(ゾレック)

           ソリアーノ 

           (コレア)

ダンカン   パロンボ(Cap)  オビアング

 (アクアー)  (マルキオンニ)  (リッツォ)    

レジーニ              デ・シルヴェストリ

(メスバー)                (カッチャトーレ)

   ロマニョーリ  シルヴェストレ 

     (コーダ)   (ムニョス)

         ヴィヴィアーノ

         (ロメロ)(フリゾン) 

ここからは移籍診断

※数字はなにかの目安になるかと思って、私が適当に作った指標です(ガゼッタ評価みたいなもん)

FW陣 7→6

  • ガッビアディーニがいなくなり、サブのサンソーネとフェダートも去った。フェダートは武者修行。代わりに入ったのがエトオとムリエル、そして攻撃的MFになるかもしれないがコレア。チームno.1の7得点を決めていただけで無く、セットプレーでのキック、さらには守備面でもマノーロの貢献度は大きかった。正直、エトオやムリエルに出す金をガッビアディーニをユーヴェから買い取るぐらいの気持ちを見せてつぎ込んでも良かったのではと、いまだに思っている。
  • オカカが開幕当初の調子を取り戻せないのも含めて、評価を辛くしたが、FW陣が一番未知数。ムリエルの怪我が治った上に成長して、もしエトオが復活したらこの数字は8にもなりうるが・・・エトオはサイドはもう出来ないんだろうな・・・軸は結局一番安定しているエデルか。コレアと6月加入の17歳FWボナッツォーリは、来シーズン本当に楽しみだ。ジョルジェビッチもいるし 

MF陣 7.5→7.5

  • MF陣はクルスティチッチに代わってアクアーが加入。黒人色が強くなった。アクアーはダンカンと同じガーナ代表だが、こちらはアフリカ・ネーションズカップでもレギュラー。さらにここ最近メキメキ力をつけてきたダンカンを、インテルから買い取る事も成功した。クルスティチッチの移籍は残念だが、リッツォ、ソリアーノ、オビアングなど、パロンボ&マルキオンニのレジスタ以外はみんな若くて、実力・将来性共に申し分ない。4-3-3、4-3-1-2共に十分耐えられる陣容を誇る。個人的にはダンカン、オビアング、アクアーの真っ黒3人衆を一回同時に観てみたい。

DF陣 7→7.5

  • キャプテンのガスタがついに移籍。そしてフォルナジエールは武者修行に出された。代わりに加入したのはムニョスとコーダ。ガスタの統率力を除けば、戦力的にはプラスだろう。しかし前にも書いたが、将来に向けてロマニョーリかムニョスのどちらかでも、レンタルじゃなくサンプの選手として買い取りたいものだ。

GK陣 7.5→7.6

  • 放出の噂が絶えなかったロメロは、結局残留。変化は第3GKダ・コスタとフリゾンの交換。フリゾンの方が若いし、実力もダ・コスタよりは上なのでGK力は微増か?フリゾンはカターニャで正GKだったので、ロメロが移籍した場合に第2GKに昇格できる器ではある。

グループ力 9→7

  • キャプテン・ガスタルデッロの放出は精神面で大きいだろう。さらにムードメーカーのダ・コスタもいなくなったし、生え抜きのクルスティチッチもいない。代わりが問題児の要素を多分に持っているエトオとムリエルだから、正直グループの和は明らかにマイナスであろう。ここが実は一番心配しているポイント。やはりどんなに良い選手を集めても、チームの和が無いと強いチームはできない。返り咲きのキャプテン・パロンボの元、新たなグループを再構築できるか?引き続き全体的に若いので、良い方向に転ぶ可能性もある。

将来性 8→9

  •  とにかくコレア、ボナッツォーリの獲得は大きい。他にもムリエルやアックアー、ダンカン、ソリアーノ、オビアング。将来不折クラッセになれる若手は目白押し。もともとここ数年若手育成に力を注いでいるが、その路線継続は素晴らしい!他にもウディネーゼがリーガ・エスパニョーラのグラナダと提携して、若手を貸し出して育てているように、サンプもサテライトチームを海外に置こうとしている。現在ポルトガルのOlhanense とパートナーシップを結ぶ事が濃厚となっている。

収支 

  • フェッレーロは本当にお金を持っているのか?と勘ぐられるぐらい、この冬はお金を使った。まともな収入はガッビアの650万ユーロとガスタの50万ユーロぐらい。逆に支出はコレア1000万ユーロ、ムリエル+コーダ1200万ユーロ(ちょっと減るのかな?)、ボナッツォーリ+ダンカンで800万ユーロなど相当大きい。夏はムスタフィとレナン(富豪が買ってくれてラッキー)の収入でプラスだったが、冬の支出はそれを遥かに上回るものだろう。確かにここ最近のサンプで、こんなにお金を使えた事は無かった。そこは素直にフェッレーロに感謝しなければいけないと同時に、フェッレーロは本当にこの調子でずっとやっていけるのかと言う不安が・・・

総合

  まぁフェッレーロのパフォーマンス要素もふんだんにあったが、動きが激しかったメルカート。不確定要素も多いが、何かが起こる可能性は感じられる。ただ今シーズンは現実を良く見つめて、残りの試合を戦わなければいけない。今シーズンに限っては、別にすごく強くなったわけでは無い。そういう意味で、2週間後の今回のDERBYは非常に重要だと思う。ここで良い形で勝てば、一気に上昇気運に乗る可能性もあるし、逆に負けると一気にいつもの中位ぐらいに落ち着いてしまう可能性もあると思うのだ。近未来の夢

    ムリエル ボナッツォーリ

        コレア

 ダンカン オビアング ソリアーノ(アックアー)

レジーニ         デ・シルヴェストリ

    ロマニョーリ ムニョス

       ヴィヴィアーノ

このチームは、結構わくわくする 

さぁ2週間後にはDERBY della LANTERNA

 GENOVA E’ SOLO BLUCERHIATA!!

 

次節:セリエA第22節 2015年 2/8(日) 対サッスオーロ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp


[サンプ関係無し] ニューイングランド・ペイトリオッツ、10年ぶりV!! 

2015-02-04 12:11:31 | 管理人のただの日記

実はNFL大好きな私は、サンプ、西武に続いてニューイングランド・ペイトリオッツの大ファン。

というわけで全く関係なくて申し訳ないですけど、たまにはサンプ以外の話題を

第49回 NFL スーパーボウル

 

サッカーの世界と違い、サラリーキャップ制で全チームの差がなるべく無いようなルールの中、15年ぐらいの間常に優勝を争うチームにしてきたブレイディは本当にすごいと思う。ベリチックヘッドコーチ&ブレイディQB体制で優勝が狙えるのは多分今回が最後だろうなぁ。正直分は悪そうと思っていたが・・・、

結果は

2015年02月02日 @ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム*下がホームチーム

  1Q2Q3Q4QOTtotal
ペイトリオッツペイトリオッツ (12-4-0) 0 14 0 14   28
シーホークスシーホークス (12-4-0) 0 14 10 0   24

ペイトリオッツ、10年ぶりV
いや〰本当に面白いスーパーボウルだった!!

第4クオーターは逆転につぐ逆転。久し振りに震えた

ブレイディにとっては4度目のスーパーボウル制覇で3度目のMVP獲得。今回は2INTこそ喫したものの、スーパーボウル最多記録となる37本のパスを通し、328ヤード、4TDでチームを10年ぶりの頂点へと導いた。

 なおブレイディはスーパーボウルでの通算TDパスを13本とし、殿堂入りQBジョー・モンタナの11本を上回って歴代最多記録を樹立。3度目のスーパーボウルMVPもモンタナに並ぶ歴代最多タイ記録と記録尽くめだった。

 

(あらすじ)

前半は全く互角 14-14

しかし残り30秒から同点に追いつかれて、やや勢いはシーホークスへ

その勢いのまま第3クオーターに逆転を許し、一時14-24と10点差まで差を広げられる

しかし、QBブレイディが底力をみせて、2タッチダウンを決めて28-24と再逆転。

時間も残り約2分なので、かなり勝利が見えてきた

残り2分からシーホークスの攻撃、残り80ヤード

半分ぐらいまで進んだあと、シーホークスWRカースのミラクルキャッチ!

一度ディフェンスにチップされたボールを倒れながらも奇跡的なキャッチで残り5ヤードのところまで一気に進む。

残り30秒くらい。正直この時点で負けたと思った。

さらにランで残り1ヤード

その状況でルーキー、バトラーが奇跡のインターセプト!!

残り1ヤードで、ランでいけばかなりの確率でタッチダウンを決められたところを、裏をかいてパスプレーを選択したシーホークス。

これは成功してれば、絶賛されたであろうし、失敗に終わったのは結果論に過ぎない。

逆にもう後が無い中、意表をつかれながらも、決死のインターセプトを試みて成功させたルーキー。素晴らしい!

ここまでシーソーゲームで、拮抗したスーパーボウルも珍しく、最後の最後までわからない試合だった。

スポーツの面白さが存分に詰まった、歴史に残る名勝負だったと言えよう。


★ブレイディ、グロンコウスキー、エデルマン、バトラー、ベリチックヘッドコーチ、素晴らしい💕

サンプがトリノに惨敗を喫した直後だったので、余計うれしい!!

CONGRATULATIONS PATS🎉🎉🎉


ほぼ週刊SAMP通信 第21節 Torino 5-1 SAMPDORIA 今季最悪より最悪の試合・・・

2015-02-01 23:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '14-'15
SERIE A 第21節 2/1(日)  @ステディオ・オリンピコ(トリノ)

 サンプドリア 1-5 トリノ

             (前半0-2)  

         主審:ジャコメッリ氏(Trieste出身)

  Andataでは2-0で勝ったトリノとのアウェイゲームは惨敗。元サンプのクアリアレッラにハットトリックを許す。今季最多失点で3敗目。キャプテン・ガスタルデッロの最後の試合を飾れなかった。幸いラツィオも負けたので4位タイだが、3位ナポリとの差は5に.....

Marcatori
(前半16分) トリノ[1] クアリアレッラ:左からのCK。モレッティが崩れながら左足で触り、ファーにいたクアリアレッラがこのボールにつめて、ゴールに叩き込む。トリノ先制・・・
(前半29分) トリノ[2] クアリアレッラ(PK):またもや左のCK。シルヴェストレが走りこんできたグリックを後ろから倒して、PK&イエロー。このPKをクアリアレッラが左上に決める。GKヴィヴィアーノも手に触れたが・・・・
(後半20分) トリノ[3] クアリアレッラ:カウンターから左サイドを駆け上がったベナッシが、左足でクロス。クアリアレッラが絶妙なトラップから、ボレーシュートで叩き込む。ファーのサイドネットに突き刺さる絶妙なシュートでハットトリック。
(後半30分) トリノ[4] アマウリ:右サイド、マクシ・ロペスとのワンツーで抜け出したブルーノ・ペレス。ペナ内からグラウンダーの折り返し。シルヴェストレとアマウリがこのボールに滑りながら競るが、こぼれ球にいち早く反応できたのがアマウリ。ダメ押しの4点目。
(後半33分) サンプドリア オビアング:オカカのスルーパスからデ・シルヴェストリがペナ内右サイドに侵入。グラウンダーの折り返しを、オビアングがお洒落にヒールで決める。意地の1点
(後半48分) トリノ[5] ブルーノ・ペレス:ブルーノ・ペレスの個人技。ペナ外、右寄りでボールをもらうと。まず左に切り返し。そして右足でサイド縦に持ち直し、完璧なミドルシュート。来年はビッグクラブに行くだろう選手だ。
 
 
★日曜行われたデーゲーム。試合前はフェッレーロが、このパフォーマンス。こんな事やってるから負けたんじゃないのか!?
 
SAMPDORIA <4-3-3> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
        オカカ
           
エデル          ベルヘッシオ
(71分エトオ)        (46分ダンカン)       
 
オビアング        ソリアーノ 
                  (78分クルスティチッチ)   
 
      パロンボ(Cap)
                
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
   ロマニョーリ シルヴェストレ
        
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKロメロ、フリゾン

DFコーダ、ガスタルデッロ

MFコレア、マルキオンニ、イヴァン

FWジョルジェビッチ、ゾレック
    -------------------------------

Torino (3-5-2): Padelli; Bovo, Glik, Moretti; Peres, Benassi, Gazzi, Farnerud (33' s.t. El Kaddouri), Darmian; Quagliarella (26' s.t. Amauri), Martínez (13' s.t. Maxi López).
A disposizione: Castellazzi, Molinaro, Jansson, Vives, Gaston Silva, Masiello.
Allenatore: Giampiero Ventura.

Note: ammoniti al 17' p.t. Gazzi, al 29' p.t. Silvestre, al 41' p.t. De Silvestri per gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 4' s.t.; terreno di gioco in non perfette condizioni.

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 現在勝点25で13位だが、インテルにアウェイで勝ったり2連勝中のトリノとの対戦。ANDATAではガッビアディーニとオカカのゴールで2-0で勝った。いよいよ冬のメルカートが閉まろうとしていて、今節で最後の選手も多数出てくるだろう。サンプでも8年間在籍したキャプテンのガスタルデッロ、そして未来のキャプテンと呼ばれていたクルスティチッチのボローニャ行きが99%決まっている。この試合を両選手へのはなむけ試合としたかったところだったが・・・
 *
 
 トリノはヴェントゥーラ監督の3-5-2。元サンプのヴェントゥーラは、攻撃サッカーを標榜しており、シニサも尊敬する監督の一人に挙げている監督だ。コンテもヴェントウーラの戦術を標榜していた時期もある。今年はELとの2足の草鞋が足かせとなり上位には来ていないが、簡単では無い相手だ。元サンプ勢としてはFWクアリアレッラ、GKパデッリ、さらにこの試合はサブのマクシ・ロペスがいる。右ブルーノ・ペレスと左ダルミアンの両サイドが好調で、サイドからの攻撃が冴える。
 
 サンプは久々に4-3-3を復活させる。ガッビアがいなくなって以来封印していたが、この試合はベルヘッシオを右ウィングに使い、オカカをCFで久々に先発させた。ソリアーノが一列下がって右のMF。後は前節と同じ。注目のガスタルデッロはベンチ。キャプテンはパロンボ。これからは再びパロンボが正キャプテンを務めていくことになるのだろう。さらに話題をかっさらったFWエトオがいよいよベンチ入り。シニサは「まだコンディション不足」と言い切り、鳴り物入りで入団したエトオだが、スタメンでは使わなかった。エトオはベンチから味方にアドバイスする姿も。

 

(あらすじ)

半16分 クアリアレッラGoal 0-1
  • 前半 17分 オカカの中央突破を、ファールで止めてガッツィにイエロー。次節出場停止
  • 前半 28分 シルヴェストレがグリックを倒してPK献上&イエロー。次節出場停止

半29分 クアリアレッラGoal(PK) 0-2

  •     34分 右サイドを突破したベヌッシ。グラウンダーの速いクロスは、ゴール前を横切るがマルティネスは合わせられず
  •     40分 ハイボールの競り合いで、マルティネスにひじ打ちされてロマニョーリが負傷。しかし審判はプレーを続行
  •     41分 ダルミアンの速攻を止めたデ・シルヴェストリにイエロー
  •     45分 マルティネスがカウンターから、ダイレクトで裏へのロビングパス。ベヌッシが走り出しの差でパロンボを振り切り、フリーでGKの前まで。しかしシュートはヴィヴィアーノがセーブ。ロスタイム無し。そのまま終了

前半は0-2。ポゼッションではサンプが上回るも、決定機は作れず。逆にセットプレーから2失点。ルーズボールへの反応の出足、トリノの方が早かった。久々の4-3-3も機能しているとは言い難く、ベルヘッシオは消えていた。シニサも、ベルヘッシオをオカカにくっつけて2トップ気味にして、エデルをトップ下ら辺で自由に動き回らせアレンジするが、なかなか実らず・・・

  • 後半 1分 ベルヘッシオに代えてダンカンを投入。機能しなかったトリデンテを諦め、ソリアーノをトップ下に置く4-3-1-2にシフトチェンジ
  •    13分 マルティネスに代わって、元サンプのマクシ・ロペス登場
  •    17分 敵のDFがドリブルに入ろうとしたところをカットして、エデルのチャンス。ペナ内から巻いてファーを狙うが、シュートはバーの上

半20分 クアリアレッラGoal 0-3 

↑↑クアリア・ハットトリックも、古巣に敬意を表して喜ばず。全く同時刻にキエーヴォ対ナポリでは、3位ナポリが元サンプのガッビアディーニが移籍初の勝越しゴール...

  •    25分 トリノ:クアリアレッラに代わってアマウリ投入。クアリアにはスタンディングオベーション
  •        サンプ:ついに登場、99サムエル・エトオ。エデルに代わってサンプデビュー

 

  •    27分 ブルーノ・ペレスが右から切り返して、左足で強烈なミドル。しかしヴィヴィアーノがキャッチ

半30分 アマウリGoal 0-4 

半33分 オビアングGoooooooooooooooL!! 1-4

  •    33分 ソリアーノに代わってクルスティチッチ登場。ボローニャ行きが99%決まっている「Capitan Futuro」にとってはサンプ・ラストゲーム

  •    37分 ダンカンがボールを奪われ、左サイドをエルカドゥーリに独走される。折り返してフリーのベヌッシの元へボールは渡るが、トラップして放ったシュートは枠の上
  •    45分 エトオのFK。壁に当たってこぼれた球をデ・シルヴェストリがシュート。しかしジャストミートせず、オカカもこのボールに詰めるがGKパデッリががっちりキャッチ。ロスタイムは4分

半48分 ブルーノ・ペレスGoal 1-5 このまま終了。

    ************************

(ポイント)

    • 第17節のラツィオ戦を上回る、今季最悪のゲーム
    • ポゼッションはトリノ21:18に対してサンプ31:20
    • 中途半端なポゼッションから、カウンターを何本も食らう
    • 前半はそれほど悪くはなかったが、セットプレーでの2失点で完全にリズムを狂わされる
    • 結果的には4-3-3、この日は失敗か
    • ベルヘッシオにガッビアと同じポジションは務まらない
    • やはり4-3-3を復活させるにはムリエルの復活が不可欠か
    • エトオは、シニサが言うとおりコンディション不足(・・・・かすでにレベルに無いか)
    • 左サイドは、ブルーノ・ペレスに圧倒的支配された
    • 及第点はオビアングぐらいか?
    • 5失点だが、GKの責任はほぼ無し
    • 試合後、ガスタが、アウェイクルヴァに最後の別れ
    • ラツィオが負けたので4位タイは守るが、3位ナポリとは5差

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 メルカート速報

2/2に冬の移籍市場が終了した。ぎりぎり最終日に決まった移籍はこちら↓↓

詳しくは次号<冬のメルカート ’14-’15 総集編>で紹介します。

 

IN:

 

  • DFエセキエル・ムニョス(パレルモ)レンタル
  • MFアフリエ・アクアー(パルマ)ホッフェンハイムから買取オプション付きレンタル
  • FWフェデリコ・ボナッツォーリ(インテル)2015年6月から加入 それまでインテルにレンタル

 

OUT:

 

  • DFガスタルデッロ→ボローニャ(完全移籍)
  • MFクルスティチッチ→ボローニャ(買取オプション付きレンタル)

 

  (その他の移籍ニュース)

 

    • リーガ・エスパニョーラ最年少得点記録を持つ18歳FWファブリス・オリンガは結局どうなったのだろう?
    • CBはメディカルチェックまで行った、ディアキテ(デポルティヴォ・ラ・コルーニャ=保有権はフィオレンティーナ)がぎりぎりで謎の破談。パルマのパレッタはミランに100万ユーロで獲られ、最終的にパレルモのアルゼンチン人ムニョスとなった。
    • ムニョスはパレルモ時代、すでにシルヴェストレとプレー経験有り。最終的には一番良い選択だと思うが、できれば買い取りオプション付きが望ましかった
    • ベルヘッシオとラツィオのエデルソンのトレードはかなり可能性が高かったが、ぎりぎりで決まらず。
    • MFは最終的にはアクアーになった。これも良い補強。ガーナ代表でダンカンとチームメイト 
    • インテルからMFダンカンの買取も決定した。260万ユーロ。
    • アフリカネーションズカップで、アルジェリアは敗退。次節からメスバーが戻ってくる。一方ガーナはまだ勝っているので、代表レギュラー・新加入アクアーの合流はまだ先
    • ダンカン、アクアー、オビアングのMF黒人3人衆は魅力的
    • 放出がかなり噂になっていたGKロメロ、DFカッチャトーレ、MFマルキオンニ、FWゾレックは残留。
    • ロメロは買い手みつからず、ゾレックはレンタル先みつからずか 

↓↓さて次節はサッスオーロ戦。もう間違いは許されない。幸いサッスオーロの強力3トップ、ザザ・ベラルディ・サンソーネがインテル戦の警告で奇跡的に全員出場停止。これはマンチョのサンプに対する贈り物か?この負けはすぐ忘れなければならない。メルカートも終わったので、もう雑音は無い。これからの道のりを戦うメンバーも決まった。ラツィオ戦惨敗の後の、エンポリ戦の様に迅速な切り替えを期待する。不安要素はエトオ。これからエトオとミハイロビッチ監督を巡って様々な雑音が出てくると思う。しかし、この試合はシニサのミスもあったにせよ、1試合の過ちで全く評価を変えられるものではない。フェッレーロの移籍市場でのパフォーマンスや、エトオのサッカー選手としての価値が、シニサのベクトルとずれていた場合。私は今シーズン、というかシニサは一貫して支持していきたい。

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第22節 2015年 2/8(日) 対サッスオーロ @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点34 21試合 8勝10分3敗 得点 28 失点 23 得失点差 +5 4