セリエA 第29節 @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)
☆第29節、日曜デーゲーム。相手は同盟国のヴェローナ。
(前半4分) サンプドリア サンソーネ②:右サイドからの展開で、中央で受けたパロンボが中央左のレナンにパス。レナンがトラップから大砲に弾を込めて、左足の弾丸ミドル。グラウンダーの鋭いシュートを、敵GKラファエルは弾くのが精いっぱい。そこに詰めてきたサンソーネが敵DFより一瞬早くスライディングで押し込み先制!!
(前半23分) サンプドリア レナン②:CKからサインプレー。サインプレー自体は45度で出されたゴロのパスを、ペナ外のレナンがダイレクトでミドルを撃つというものだったと思う。しかしガッビアディーニのグラウンダーのパスは、全く見ていなかった審判に当たりややコースがずれる。これが逆に幸いし、ヴェローナDF陣が意表をつかれたところ、レナンが走りこむコースを微妙に変え、利き足で無い右足でダイレクトシュート。ビリヤードをみているようだった。追加点
(前半38分) サンプドリア ソリアーノ②:左サイドライン際。サンソーネが浮き球を胸トラップからループパス。このボールに抜け出したレジーニが左サイドを突破。ペナ内まで侵入し、タッチラインぎりぎりでマイナスの折り返し。そこに詰めてきたソリアーノがダイレクトで合わせて3点目
(後半3分) サンプドリア ソリアーノ③:今度は右サイド、DFから丁寧につないだカウンター。ガッビアのパスを受けたソリアーノがドリブルで中に切れ込み、一人DFをかわして左足でシュート。ペナすぐ外からのシュートはゴール右サイドに突き刺さる!!4点目
(後半13分) サンプドリア パロンボ①:至近距離のFK。ボールの元にはガッビアやサンソーネなど何人も。しかし蹴ったのはパロンボ。低い弾道の強烈なボールは、壁の外を巻き、GKも弾くが取れず。パロンボは1134日ぶりのゴール。ダメ押しのダメ押し
SAMPDORIA <4-3-3> 監督シニサ・ミハイロビッチ
マクシ・ロペス
レナン パロンボ ソリアーノ
レジーニ デ・シルヴェストリ
ベンチ:GKフィオリッロ、ファルコーネ
A disposizione: Nicolas, Martinho, Marquinho, Cirigliano, A. González, Marques, Sala.
Allenatore: Andrea Mandorlini.
Assistenti: La Rocca di Ercolano e Preti di Mantova.
Quarto ufficiale: De Luca di Pescara.
Arbitri addizionali: Abbattista di Molfetta e Minelli di Varese.
Note: ammoniti al 17' p.t. Gastaldello, al 29' p.t. Donadel, al 36' p.t. Jankovic, al 25' s.t. Sansone per gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 0' s.t.; abbonati 19.108 (rateo gara 156.124 euro), paganti 1.841 (incasso netto 26.677 euro); terreno di gioco in buone condizioni.
前節の完敗を受けて、この1週間ピリピリしたムードで過ごしたサンプ。相手はサンプより上、序盤戦の台風の目だった8位のエラス。アンダータでは0-2で完敗した。元サンプ勢としては、右サイドバックのカッチャトーレ、MFのドナデル。あとは現在いないがドナーティもいる。サンプでは、人数不足もあって、90年代に活躍した右サイドの鉄人、「ポパイ」ことアッティリオ・ロンバルドの息子、マッティア・ロンバルドが待望のベンチ入り。現在プリマヴェーラでキャプテンを務めている19歳。スピードと抜群の運動量を誇った親父とは違い、今のところテクニカルなレジスタ。背番号「31」が与えられ、この日のスタンドには「31」のプラカードがチラホラお目見え。
★ヴェローナも4-3-3。中心はCFのルカ・トーニ。彼を中心に若いイトゥルベと、元ジェノアのヤンコヴィッチでトリデンテを形成。中盤は元サンプのレジスタ「ドナデル」を中心に、ファイトあふれるハルフレッドソン(ビャルナソンとアイスランド代表で一緒)、右サイドを切り裂くロムロ。前半戦ブレイクしたジョルジーニョは、冬のメルカートでローマに引き抜かれてもういない。
(さあ試合)
- 前半8分 ムスタフィのミスからトニがGKと1対1に。しかしトニのシュートはダ・コスタが左足1本でスーパーセーブ。
- 10分 トニのポストから、ロムロ、イトゥルベが立て続けにミドル。ややDF陣が浮き足立ってるか・・・
- 16分 左サイド、ワンツーで抜け出したレジーニのラストパス。ペナ内に侵入したサンソーネが左足で強烈なシュート。しかしGKパンチングに阻まれる。
- 20分 左サイドからのクロス、DFがクリアミスしたボールが、トニの胸元に。しかし戻ってきたDFレジーニが間一髪でボールをかっさらい、何とか難を逃れる。
- 21分 ドリブルからサンソーネが再び左足でミドルシュート。これもGKパンチングに阻まれるが、これで得たCKから・・・・・・・・
前半23分 レナンGooooooooooool!!
- 前節審判にやられたから、これぐらいは良いだろう。それにしても、偶然とはいえ新しいサインプレーが生まれそうな、見事な審判のアシストだった。
- 28分 パロンボを倒したドナデルに、この試合初のイエロー。サンプ時代はこの2人でボランチコンビを組んだ事も。
- 35分 デ・シルヴェストリのスピードに乗ったドリブルを、後ろから倒したヤンコビッチにイエロー。
前半38分 ソリアーノGooooooooooool!!
前半は3-0で終了。前線からのプレスが非常に効いていた。前半の間は最初から最後までペースは落ちず。さすがに前節の完敗で気合のノリが違ったのだろう。さらにレナン、サンソーネ、ガッビアと3人強烈な左足のミドルを持つ選手が集まると面白い。DF陣はやや怪しかったが、GKダ・コスタは安定している。
後半3分 ソリアーノGooooooooooool!!後半もいきなり追加点。
- 後半6分 マクシの見事なポストワークから、絶妙なヒールパス。サンソーネが抜け出して左足でシュートを放つが、ちょっと角度が無かった。
- 13分 またもマクシが受けたパスをヒールでガッビアに落として、ガッビアがドリブルで突っかける。ペナ内に入る間際で切り返したところを倒され、FK獲得。そのFKを・・・・
後半13分 パロンボGooooooooooool!!
- もうこのFKは、蹴る前から入る予感がしていた。おめでとう、我らが永遠のキャプテン・Angelinoooooo!!
- 16分 トニがペナ内でボールを受けて、切り返して左足の強烈なシュート。ダ・コスタのスーパーセーブ。そのこぼれに詰めてきたハルフレッドソンのシュートは枠の上。
- 20分 再びゴール前にこぼれてきた決定機を、ダ・コスタ鋭い飛び出しで許さじ
- 23分 トニの落としから、イトウルベの左足ミドル。これもまたまたダ・コスタのファインセーブ。サンプの勢いにつられてか、ダ・コスタも当たりまくっている。
- 30分 ヴェローナの交代。トニに代えてFWカチア。大分歳を重ねたとはいえ、トニは元代表エースの片りんをいまだ見せていた。唯一この日怖い存在だったがここで疲れで交代。
- 35分 パロンボお役御免で、サンプでリーグ戦デビューとなるサラモンを投入。ミハイロビッチ監督になってから、DFでは無くボランチとして使われている。
- 43分 ヴェローナ最後のチャンス。左サイドから右足アウトサイドでクロス。カチアがヘッドで合わせ、絶妙なところに飛ぶが、この日のダ・コスタにとっては範囲内。ロスタイム0分。このまま試合終了。5対0!!!!!
前節、0-3で完敗したことが逆に良かったのかもしれない。システム変更も当たり、圧勝だった。昨シーズン、イカルディが4点取ったペスカラ戦(6-0)を思い出すようなゲームだった。5点取った後も、だれる事無く最後までしまったゲームだった。
ソリアーノは新しいポジション(3センターハーフの右)でも抜群の存在感。素晴らしかった。マクシもゴールこそ無かったが、献身的なポストとラストパスで、オカカよりバリエーションの多さを感じさせる。ガッビアディーニはややおとなしかったが、他の攻撃陣が良すぎたという事か。怪我をしていないエデル、オビアングがベンチという事が、層が厚くなってきた事を物語る。サンソーネ自身も言っていたが、自分やレナン等出場時間が短い選手も、全員がチームに貢献できるという事。
次はすぐ中2日でサッスオーロ戦。どういう布陣を敷くか見物だが、オカカ、エデル、オビアングは休養十分。そういう意味でも価値ある勝利だ。ミランとジェノアは抜き去った。7位までは勝点5差。EL圏内(5位)までは10点差。今の勢いなら決して不可能な数字ではない
次節:セリエA第30節 3/26(水) 対サッスオーロ @エンツォ・リッチ(サッスオーロ) 現地20:45Kick Off(日本時間4:45)
Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp
’13-’14 SERIE A
勝点37 29試合 10勝7分12敗 得点 38 失点 42 得失点差 -4 11位
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