セリエA 第27節 @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)
サンプドリア 4-2 リヴォルノ
前半雨、後半快晴!すーぺる”オカカ”の大活躍で20年ぶりとなる大逆転で連勝!!
☆第27節、日曜デーゲーム、↑↑写真はこの試合のマンオブザマッチ、”タイソン”オカカ。
Marcatori
(前半19分)リヴォルノ① エムバイエ:左サイドのベルフォディルがドリブルでカットインして、縦にスルーパス。走りこんだメスバーが強烈な左足のシュート。ダ・コスタが間一髪ボールにかすりバーに逃れるが、詰めてきたエムバイエのヘッドまではとても止められず。先制を許す。
(後半27分)リヴォルノ② エムバイエ:次も左サイドのメスバーのパスから、グレコがドリブルでペナ内に侵入。深くえぐってマイナスに出したグラウンダーのクロスを、ベナッシがわずかに触りコースを変える。またまた突っ込んできたエムバイエが今度は足で押し込み瞬く間に2点目・・・
(後半4分) サンプドリア クルスティチッチ①:クルスティチッチが中盤から2回ワンツーを繰り返して上がっていく。そしてラストパスを受けたソリアーノが左足に持ち替えてシュート。GKが弾いたところに、サポートに来ていたクルスティチッチが逆足の右足で押し込み1点差。サンプの10番は今季初得点!!
(後半8分) サンプドリア O・G(チェッケリーニ):右サイドからのフォルナジエールの高~いクロス。ボールは飛び過ぎてファーまで行くが、このボールをオカカがヘディングで折り返し。デンジャラスゾーンに飛んだボールを、敵DFのチェッケリーニが思わず足を出して味方のゴールへ。痛恨のオウンゴール同点
(後半23分) サンプドリア オカカ②:ソリアーノの鋭いグラウンダーのパス。左サイドで受けたオカカがカットインして、強烈な右足のミドル。先ほどO・Gしてしまったチェッケリーニに代わって入ったDFコーダ。彼ににわずかに当たってコースが変わり、この試合当たっていたGKバルディも反応できず。ついに逆転
(後半30分) サンプドリア ガッビアディーニ⑧:中盤でボールをインターセプトしたガッビアディーニ。すぐさまカウンターでオカカにボールを預けて、長いワンツーから完璧に抜け出す。最後はGKと1対1となり。左足で肩越しに強烈なシュート。4点目
SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ
オカカ
(78分マクシ・ロペス)
ソリアーノ エデル ガッビアディーニ
パロンボ オビアング
(46分クルスティチッチ)
レジーニ デ・シルヴェストリ
(46分フォルナジエール)
ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ
ダ・コスタ
ベンチ:GKフィオリッロ
DFコスタ、サラモン、ベラルディ、
MFレナン、ゾレック、ビャルナソン、セストゥ
FWサンソーネ
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Livorno (3-5-2): Bardi; Ceccherini (13' s.t Coda), Emerson, Castellini (36' s.t. Piccini); Mbaye, Benassi, Biagianti (25' s.t. Emeghara), Greco, Mesbah; Paulinho, Belfodil.
A disposizione: Anania, Aldegani, Gemiti, Mosquera, Borja, Valentini, Duncan, L. Rinaudo.
Allenatore: Domenico Di Carlo.
Arbitro: Giacomelli di Trieste.
Assistenti: Meli di Parma e Musolino di Taranto.
Quarto ufficiale: Iannello di Novi Ligure.
Arbitri addizionali: Mariani di Aprilia e Saia di Palermo.
Note: ammoniti al 23' p.t. Biagianti, al 9' s.t. Greco, al 27' s.t. Soriano per gioco scorretto, al 36' p.t. De Silvestri per comportamento non regolamentare; recupero 1' p.t. e 2' s.t.; abbonati 19.108 (rateo gara 156.124 euro), paganti 1.793 (incasso 27.840 euro); terreno di gioco in discrete condizioni.
前節、良い形での勝利の流れを持ち込みたいサンプ。リヴォルノは元サンプの監督ディ・カルロが率いる。今季のリヴォルノは、インテルからのレンタル選手のたまり場となっている。GKバルディやベナッシ、エムバイエさらにはベルフォディルもそうだ。サンプも昨年、GKフィオリッロやMFゲンツォグロウがお世話になり、今現在はついこの間、1月までサンプにいたDFカステッリーニが冬のメルカートで移籍している。そしてスタメンで出てきた。現在18位のリヴォルノに着実に勝って、B行きの印藤を渡したい。スタンドにはマンチョの姿が!ガッビアディーニを欲しがってるマンチョ。その偵察も兼ねてか・・・そしてこの試合スタメンとなったパロンボは、サンプで通算400試合出場を達成。マンチョに晴れ姿を見せた。
☆サンプの4-2-3-1は怪我人も出場停止も無く、ベストメンバー。それだけにレギュラー争いが注目された。まずFWは前節の良い働きが認められてオカカが先発。ボランチにはクルスティチッチとレナンとの争いに勝ってオビアングが先発。キャプテン・ガスタルデッロは怪我が完治。
★リヴォルノは3-5-2。エースでキャプテンのパウリーニョと、インテルでは出番が無かった期待の若手、ベルフォディルの2トップ。GKバルディはイタリアアンダー代表、期待の若手。左右のウィングバックのエムバイエとメスバーは良い選手だ。ディ・カルロに監督が代わってからは調子は上向きだ。
(さあ試合)
- 前半10分 CKからニアでガスタルデッロがヘッドですらす。そしてファーでエデルがヘッドで合わせるが、これはDFが間一髪ライン際でクリア・・・
- 11分 ベルフォディルの右からのクロスを、パウリーニョがダイレクトでボレー。しかしこれはバーに直撃でセーフ。
前半19分 エムバイエGoal
- 22分 オビアングを倒したビアジェンティにこの試合初のイエローカード。
- 23分 そのファールで得たFK。キッカーは当然ガッビアディーニ。強烈なシュートは壁に当たってコースが変わりながらゴールへ向かうが、敵GKバルディのスーパーセーブ。
- 23分 続けざまのCK。エデルがボレーで合わせるが、DFにブロックされる。
前半28分 エムバイエGoal
- 30分 オビアングのスルーパス。右サイド抜け出したエデルが中央へシュートクロス。しかし中のガッビアディーニにはわずかに合わず。
- 35分 デ・シルヴェストリ、ハンドでイエロー。ロスタイムは1分。
前半は0-2終了。ホントにこの順位にいるのか?って言うぐらいリヴォルノは良かった。ベルフォディルやパウリーニョを中心にスピードのある攻撃を仕掛け、続けざまに得点。サンプもチャンスが無いわけではなかったが、オープンな展開から一転、2点差をつけられて徐々に引かれ始めると、なかなかチャンスを作れなくなる。
- 後半1分 後半頭から、流れを変えるべく2人選手交代。オビアングに代えてよりクリエイティブなクルスティチッチを投入。また、前半敵との接触で頭を強く打っていたデ・シルヴェストリに代わってフォルナジエール。この交代は、前半右サイドを2回破られたのと、デ・シルヴェストリ自身もイエローカードを貰っていた事も影響していたのかもしれない。さらには左のソリアーノと右のガッビアディーニのポジションを入れ替える。
後半4分 クルスティチッチGooooooooooool!!
後半8分 チェッケリーニ(オウン)Gooooooooooool!!
- 13分 交代がドンピシャに当たり、代わった2人が絡んで立て続けの得点で追いついたサンプ。さらにオカカのパスからソリアーノがダイレクトでボレー。決まればスーパーゴールだったが、これはわずかに上。
- 14分 後半初のリヴォルノのチャンスはパウリーニョ。DFを1人外して左足のシュートは、ダ・コスタのファインセーブ。
- 16分 ゴール近距離のガッビアFK。壁に直撃。
後半23分 オカカGooooooooooooooooool!!!
- 25分 逆転されたリヴォルノ、ビアジェンティに代えてFWのエメゲラを入れて反攻を試みる。
- 26分 エデルが中盤からドリブルを開始し、怒涛の4人抜き。最後の最後でDFに身体を入れられてゴールキック。
- 27分 今度はオカカが中盤から豹のようなドリブル。ファールまがいのタックルにも倒されず、ひたすら前へ突き進む。4人ぐらい抜いて最後にスルーパス。しかし僅かに長すぎてソリアーノはGKに寸前でキャッチされる。勢い余ってGKを蹴ってしまったソリアーノにイエローカード。
- 28分 またもやオカカがポストプレーからガッビアディーニにスルーパス。しかしガッビアはDFを引き連れながらのGKとの1対1を決められず、CK。
後半30分 ガッビア GOOOOOOOOOOOOL!!!!
- 33分 オカカお役御免で、マクシ・ロペスを投入。大活躍のオカカに、マラッシ全体から当然の大スタンディング・オベーション。
- 38分 リヴォルノの唯一の反撃。エメゲラのミドルシュートはダ・コスタ正面。ロスタイム2分。そしてこのまま試合終了!!!!
いやー素晴らしい。前半と後半ではまるで別人のチーム。ミハイロビッチ監督の采配も見事。前半0-2からの大逆転勝利は20年以上ぶり。1993年10月31日。ここルイジ・フェラリスでミラン相手に0-2から3-2へ逆転。カタネッチのゴールと、マンチョのPK,さらに逆転ゴールは、ミランから移籍してきたばかりのあの「ルート・グーリット」。この大逆転で喜びを爆発させた。いやー時代を感じる。
とにかくこの試合は「オカカ」に尽きる。さすが元祖「トッティが認めた男」。これでますますシニサは、マクシとどちらを使うか悩むだろう。それにしてもマクシはついていない。去年もサンプデビューは上々だった。しかし怪我で離脱して、後から出てきたイカルディに瞬く間に鮮烈な活躍をされてレギュラーを失った。今回はどうなるだろう?
もう一つ重要な出来事が。DERBY以来険悪な関係となっていたサンプの2大ウルトラス「Ultras Tito Cucchiaroni」と「Fedelissimi」。この試合前に、サンプのSUDに縄張りを持つ15個ぐらいのサポーターグループが全部集められ会合が行われた。その結果、無事に和解が成立。結局力を合わせて、とにかくサンプを応援しようという結論になった模様。とにかくチームが良いサッカーをみせ、結果が伴ってるときには万事がうまく行くという事だろう。
この結果、ジェノアとミランとは勝点1差。ラツィオとも4差。降格圏内のリヴォルノとは13点差。とにかく何も目標が無くなるのが怖いから、無理矢理でも上を見ていこう。今年のセリエAはCLが3位まで。ELがコパ枠以外は5位まで。現在5位のインテルまでは10点差。決して不可能では無い。5位以下でそんなに良いサッカーをしているチームは見当たらないのだ。まだアタランタ、エラス、サッスオーロと勝点を取らなければいけない相手が続く。目指せヨーロッパリーグ
LEI VIAGGIA SPESSO PER EUROPA!!
最後は、しつこいけど今年のウルトラスの新曲。Youtubeで良いのを見つけたので・・・さぁ歌おう!!
http://www.youtube.com/watch?v=hQivHfYE4y8
サンプに歌え~
BEVO E CANTO PER IL DORIA.... (飲めや、歌えや、ドリアの為に)
BEVO E CANTO PER LA SAMP.... (飲めや、歌えや、サンプの為に)
VENGO AL DI LA' DEL RISULTATO.... (結果なんか関係なく)
C'ERO CI SONO E CI SARO'....... (俺たちはここにいた、ここにいる、そしてこれ からもずっとここに来る)
ALE ALE ALE ALE OH
ALE ALE ALE ALE OH
ALE ALE ALE ALE OH.........
次節:セリエA第28節 3/16(日) 対アタランタ @アタランタ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)
Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp
’13-’14 SERIE A
勝点34 27試合 9勝7分11敗 得点 33 失点 39 得失点差 -6 12位
素晴らしいプレーヤーでした。
ヴィエルコウッドやロンバルドも見ていてワクワクする選手でしたね。
マクシ・ロペスですが、ミハイロビッチとの確執も噂されています。
退場になった試合について咎められた時に反発でもしたんでしょう。
僕から見れば、あの退場に関して審判がおかしな判定をしたとは思えません。
ミハイロビッチの言うとうり、「お前がシャラップだ!」と思います。
あの抗議は執拗過ぎでした。
今シーズンのマクシは半年分の給料を払っているのみですが、
シーズン終了後の買い取りオプションが200万ユーロみたいですから、干されたままだったらクビかもしれませんね。
ファンとしてはオカカが活躍してくれればそのほうがいいような感じもします。
存在感あるし...。
ただ、あんまり活躍しちゃうと他のチームが買いに来ちゃうかもしれませんね。
ガッビアディーニも来シーズンはどこかへ行ってしまうように思います。
もしかしたらそれがトルコなのかも知れません。
ミハイロビッチもいい監督ですが、彼が尊敬するマンチーニの下だったら、ガッビアディーニは更に成長するでしょう。
ガッビアとポーリの共同保有権の決着は今年の夏の一番の課題でしょうね~
せっかく若手に力を入れているんだから、すぐ売っちゃうようではあまり意味が無いと思います。そして、それなりの高値で売れたら、ファンとしてはやっぱりそれなりの即戦力を買ってもらわないと。
僕の一番の理想で言うと、ガッビア・クルスティチッチ・オビアング・ソリアーノ・ムスタフィはこのままサンプの中核で成長してもらって、キャリアを締めくくるカッサーノを迎え入れてスクデット!そしてマンチョ、ゆくゆくはパロンボが監督・・・・・・なんて夢物語でしょうかね^_^;
とりあえずアタランタ戦。パロンボがインフルエンザで怪しいみたいですが、それ以外はベストメンバー。僕はちょっと試合開始かストリーミング出来るかわからないので、試合情報、逆に教えてくださーい
ガッローネはガチでジェノベーゼです。
彼の話をする時、我々は手が短い恐竜の真似をします。
夢物語も、規律を重んじるミハイロビッチがカッサーノを欲しがるとは到底思えないす。
現実的ですいません。
ゲームのほうは数日前に帰国したのでしっかり見ときます。
ちなみに先週はカトマンズのネカフェでドリアーノの集いでした。
開始7分でオカカが相手とほぼ同時に追いついたボールに足を上げ、スパイクの裏を見せてイエロー。
その後もあわや2枚目退場かとヒヤヒヤするシーンあり。
ポストプレーに下がってきてボールを受けても相手ゴールに向かったプレーできず。
後半12分に交代で入ったマクシ・ロペスのほうが相手にとって危険な存在。
前半36分カルモナのビューティフルゴールと言っても、よく見るとダ・コスタの対応遅過ぎだろ。
前半42分のゴールは相手のファールを審判が見逃しており、アンラッキー。
とはいってもアタランタは勝ちに値するプレーをしていたし、うちは負けて当然のプレーをしていた。
一番悪かったのがムスタフィ。
デ・シルヴェストリも大きなミスが目立ち、ガスタルデッロも悪かった。
唯一レジーニは無難にプレー。
パロンボも対応が遅く、クルスティチッチとエデルは完全に消えて、ガッビアディーニはシュート1本打ったのみ。
対するアタランタは決定機が更に2~3回あったから内容的にも大差があったゲーム。
しかし、0-1で負けるよりは0-3で負けたほうがずっといいと思うのは自分だけでしょうか?
昨日までのミハイロビッチは「今はベローナとかトリノじゃなくてサンプドリアでしょ。」的なことを語っており、なんでもミハイロビッチが就任してからの成績は1試合あたり1.65の勝ち点をゲットしていて、これはリーグ4位にあたるそうです。
ホームでサッスオーロに敗れた時は真剣にB落ちを心配していたわけですから、確かに素晴らしい成績であることは間違いないんですが..。
実は僕は、うちの支配下選手25人の内20人は他のチームへ行ったらベンチだと思います。
リボルノとサッスオーロは除いてですが...。
これはシーズン開始直後からそう思っていたし、今もあまり変わりません。
ガッローネがお金を使わないとやばいということです。
この時点でアタランタに0-3の完敗ということは、自分たちの立ち位置を冷静に考え直せるという意味で0-1よりずっと良かったと思います。
確かにソリアーノやムスタフィとかも代表に呼ばれて、全体的に調子に乗り始めそうなので、完敗は良い薬かもしれないですね。
その後、カッサーノとポーリとか気になって、僕としては珍しくサンプ以外の試合、ミラン対パルマも観ましたが、ミランはホントに酷かったですね・・・ミランが酷いのはセリエA全体の問題にもつながりますし・・・まぁ人は人。そんなの心配する余裕はないですね。
あとはblogアップします
昨夜は確定申告の追い込みで観戦できなかったので、今晩あたり目黒のパブで再放送観てきます。
ミランはほんと酷いすねぇ。
本田も良くない。
お金使ってもうまくいかないことあるんですね。
ただこのクラスのチームだと2年連続で悪いということは通常あり得ないので、来年は強敵になりそうです。