セリエA 第13節 @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)
サンプドリア 1- 1 ラツィオ よみがえったサンプ。しかし結果は無情・・・
第13節、2週間のインターバルが開けて、ミハイロビッチ監督初戦!!
Marcatori
サンプドリア(後半22分) ソリアーノ①:ガッビアディーニの強烈なシュートを敵GKが弾く。そこに詰めてきたソリアーノが、一旦はGKに止められるものの、高く上がったボールを再びヘッドで押し込みゴール!
①ラツィオ(後半49分) サナ:タイムアップ寸前、カウンターからラドゥが縦パス。フロッカリがそのボールを縦に加速させサナが完璧に抜け出す。コスタを切り返し1発でかわし、GKと1対1。右足を振りぬき同点・・・・
SAMPDORIA <4-2-3-1> 監督シニサ・ミハイロビッチ
ポッツィ(80分ペターニャ)
ゾレック クルスティチッチ ガッビアディーニ
(59分ソリアーノ)
パロンボ(90分マレスカ) オビアング
コスタ デ・シルヴェストリ
ガスタルデッロ(Cap) ムスタフィ
ダ・コスタ
ベンチ:GKフィオリッロ、DF M・ロドリゲス、レジーニ、ポウルセン、フォルナジエール、MFレナン、ビャルナソン、ゲンツォグロウ、ガヴァッツィ
Lazio (3-4-3): Marchetti; Ciani, Cana, Radu; Konko, Ledesma (23' s.t. Hernanes), Onazi, Lulic; Candreva (25' s.t. Ederson), Floccari, Keita (12' s.t. Perea).
A disposizione: Berisha, Strakosha, Biglia, Felipe, Gonzalez, Pereirinha, Vinicius, Cavanda, Novaretti.
Allenatore: Vladimir Petkovic.
Arbitro: Orsato di Schio.
Assistenti: Iori di Reggio Emilia e Padovan di Conegliano.
Quarto ufficiale: Stefani di Milano.
Arbitri addizionali: Giacomelli di Trieste e Roca di Foggia.
ロッシ監督解任を受け、OBのミハイロビッチ監督となった初戦。ただ、シニサは前職のセルビア代表監督の任期が直前まであり、サンプの監督に就任したのが直前の水曜日。ボリアスコで3回練習しただけで、いきなり試合となった。ただこの短期間にも、ミハイロイズムを叩き込むことには成功した模様。フォーメーションを変え「GKからでさえ、つなぎを重視する、ポゼッションサッカー。失点を恐れず、とにかく攻撃重視」基本はこういう事らしい。ミハイロビッチはエリクソン、そしてマンチョの系譜を受け継いでおり、個人的には面白いし、サンプにぴったりだと思う。
- ミハイロビッチ監督はがらっと布陣を変え、攻撃的な4-2-3-1を採用。ポッツィを1トップに据え、その下にゾレック、クルスティチッチ、ガッビアディーニがトリデンテを形成。左は出場停止で無ければエデルが入る予定で、サイドからガッビアとエデルの切り込みにも期待している布陣だ。ボランチにはパロンボがDFから本職に復帰。オビアングとダブルボランチを形成する。4バックとなったディフェンス陣は、ムスタフィがセンターでレギュラーに抜擢。キャプテンのガスタとセンターバックコンビを組む。サイドバックは左のコスタと右のデ・シルヴェストリ共に今までのレギュラーと変わらず。とりあえずこれが新生サンプの布陣となる。
- 前半から気合の入っていたサンプ。新システムも良く機能しているように見え、序盤からサンプペースで試合は進む。前線からの激しいプレスがすごくて、高い位置でボールを奪うと、すぐ前線の4人でショートカウンターを仕掛ける。シニサが言っている通り、かなり攻撃的な姿勢が見て取れた。前半はラツィオにシュート1本しか許さず、サンプは何度もチャンスを作っていた。ただ点には至らず・・・あと、特筆すべきことはもう一つ。前半からピッチ上にハトが何度も乱入。ハトの群れがピッチ上にたむろってる姿は初めて観た。前半0-0。
- 後半試合は動く。いきなり開始18秒でクルスティチッチが一発退場。厳しすぎる判定だったが、そんなに新監督の道のりも簡単では無いという暗示か・・・ただ、この苦境にもミハイロイレブンは立ち向かう。数的不利ながらも、さほどそれを感じさせないゲーム運び。4-4-1の布陣のまま、後半投入したロッシ監督時代は出番が少なかったソリアーノが活躍。22分にガッビアの仕掛けから、そのソリアーノが先制点。チーム全体で取った得点と言う感じだ。そのままの流れで、1点差のまま逃げ切りそうだったサンプ。後半ロスタイムにロッシ監督に干されていたマレスカが交代で登場。ここでも前監督との違いが見れた。ただこのままでは試合は終わらない。
- こんなに良かったサンプに、一瞬の悪夢が。ロスタイムに入って終了1分前。1本のカウンター、ロングパスから一瞬のスキをつかれて同点を許す。ドラマのような結末でした
ただ、この悲惨な結果にもそれほどショックを受けなかったのは、やはり内容が良かったからであろう。新生ミハイロサンプには大いに期待できる内容だった。ただ、次節もアウェーでインテルと厳しい相手が続く。ミハイロビッチが現役の頃、サンシーロでインテル相手にFKとCKから得点を演出して、4-3で逆転勝ちした試合を思い出した。良いゲームを期待したい。
FORZA SINISA!!IN BOCCA AL LUPO!!
次節:セリエA第14節 12/1(日) 対インテル @ミラノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
ミハイロビッチ新監督に初勝利を!!
Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp
’13-’14 SERIE A
勝点10 13試合 2勝4分7敗 得点 14 失点 23 得失点差 -9 17位