SERIE A 第13節 12/1(月) @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)
サンプドリア 1-1 ナポリ
(前半0-0)
3位ナポリとの直接対決。最後の最後に破壊されたお祭り。92分間試合を支配し、数的有利になるも後半ロスタイム47分のゴールで無念のドロー・・・
ベンチ:GKダ・コスタ、ヴィヴィアーノ
DFレジーニ、ガスタルデッロ、カッチャトーレ
MFマルキオンニ
A disposizione: Colombo, Andujar, Henrique, De Guzmán, Mesto, Radosevic, Gargano.
Allenatore: Rafael Benítez.
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(あらすじ)
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前半 6分 ドリブルがでかすぎて、リッツォにボールを奪われたDFブリトスがリッツォを倒していきなりイエロー
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9分 右からのクロスをグラムがニアでヘッド。わずかに左。
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18分 インレルに後ろからスライでオビアングにイエロー。この日かなりナーバスになっていたオビアングは、次節出場停止
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21分 ソリアーノのシュートのこぼれ球を、いち早く拾ったエデルがGKをかわしシュートを決める・・・・・・先制かと思いきやオフサイドでノーゴール。
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23分 エデルの左からのクロスから、ゴール前で大混戦。シュートがクリバリの手に防がれて、撃ったソリアーノがハンドを主張するが、逆に抗議でイエロー。次節出場停止
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34分 エデルのショートカウンターからのドリブルを止められず、後ろからのファールスライで止めたクリバリにイエロー。次節出場停止
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そのFK、絶好のガッビアポジションだったが、ガッビアディーニがいない為にメスバーが蹴る。ガッビアと比較しては可哀そうだが、弱いGK正面のボールしか行かなかった・・・
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35分 GKがキャッチしてすぐさまカウンター。スルーパスからイグアインが抜け出す。しかし縦にGKをかわそうとしたイグアインを、同じアルゼンチン代表のロメロが読み切り長い腕でキャッチ。イグアインの記録を許さず。ロスタイム無し、このまま終了。
前半は0-0。試合への入りは悪かったサンプだが、前半15分ぐらいからペースをつかみ始めると後はずっとサンプペース。2トップにした作戦が機能して、ナポリの左サイドのDF2人はオカカに手を焼き2人とも前半の内にイエローをもらう。ポゼッションもサンプ12:23対ナポリ8:40
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後半 7分 イグアインのユニを引っ張ったという事でロマニョーリにイエロー。ちょっと厳しいカードだと思ったが
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14,18分 ブリトスとインレルに代えてより攻撃的にメルテンスとジョルジーニョを投入
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18分 ハムシクとのワンツーで抜け出したイグアイン。左足でシュートもGKロメロの正面。
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25分 足を少し痛めたソリアーノに代わってクルスティッチッチ投入。同じポジション
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32分 左からのクロスをファーでカジェホンが落とし、ジョルジーニョがフリーでボレー。しかしシュートははるか上
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33分 ナポリ最後の交代カードは、ハムシクに代えてサパタを投入。パワープレーに出る
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34分 一方のサンプはリッツォに代えてこの試合サブのガッビアディーニを投入。先制してからやや守勢に回っている選手達へのメッセージか・・ただ4-3-3にすると思ったが、ガッビアディーニはそのままいつもと逆の左MFに入る
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39分 ボールを奪ったエデルがカウンターで高速ドリブル。クリバリがたまらずファールで止め、2枚目のイエローで退場。サンプ数的有利に
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40分 途中出場のガッビアが早速FKのチャンス。たまってた鬱憤をはらす強烈なFKは、GKが何とか弾いてコーナーへ。やっぱりセットプレーはすごい
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43分 メスバーの殺人バックパスから大ピンチに。何とかパロンボがCKに逃れる。ロスタイムは4分
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45分 ダンカンがゴール中央良いところで前を向き、ワンフェイントで敵をかわし左足ミドル。わずかに左
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このまま1-1で終了
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(ポイント)
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メスバー、メンタル弱すぎ
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リッツォはもうセリエAレベルである事を証明し、まだ粗さはあるが今後も期待できる。
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GKロメロ、安定感の無さを少しだけ露出
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セーブ場面では活躍していたが、バックパスを一つミス
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やっぱり帰ってきたらヴィヴィアーノかなぁ
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SDのオスティ、2018年6月まで契約延長
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この夏の補強は評価されるべき。出番無いマルキオンニも、パルマを弱くしたと考えれば効果的だった。
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冬のメルカートはゾレックとかをレンタルに出して整理する位で良いのでは?
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ガッビアディーニ→ナポリ、カッサーノやパッツォ→サンプなど飛ばしっぽい記事はやたら多いが、まだ重要な交渉は無いだろう。
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この引き分けは後半43分メスバーのバックパスが原因だと私は思う。あそこで流れが変わり、選手間に動揺が走った。そして最後にサパタに目の前でヘッドを決められたのもメスバーだったのは偶然では無い。ただ彼一人のせいにするわけには全くいかない。あの時キャプテンのパロンボは「お前この重要な局面で、何やってんだよー」って言う感じで怒っていた。まぁ当然だろう。キャプテンとしても。ただ、メスバーみたいなメンタルの弱い選手には、「あとちょっとだろ、もう相手ナポリだろうが十分内容でも勝ってるし、ちょっとミスしても俺達がカバーしてやるよー」ぐらいの感じで良かったんじゃないだろうか?
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サッカーのゴールシーンを観てると、クロスに対してDFがただ立ってたり遅れて追いかけたりしている中、FWがヘッドやボレーで決めているシーンを良く見る。しかし個人的にもDFの私から言わせると、点を取るという事だけを目標にボールに突っ込めるFWに対して、DFは何人もの選手を同時に見たり、次の展開を考えたりどうしても受け身にならざるを得ない。そしてFWが競り勝ってゴールを決める姿は当然評価されるが、DFがクロスをFWより先にクリアしてもそんなに絵になる事はめったに無い。それぐらい難しいと思うのだ。だからある程度攻めと同じぐらい強い気持ちでボールに向かわなくてはならない。コーナーでも自分がオウンゴールを決めてやるぐらいの気持ちで・・・最後のサパタのヘッドの場面で、すでに委縮して動揺していたメスバーはボールに強い気持ちで向かって行く事は既にできなかった・・・
↑↑この試合、ザ・日本の古き酔っ払いサラリーマンスタイルで頑張った、我らがフェレーロ会長。ナポリのデ・ラウレンティス会長との映画王対決は勝てず。ただ「内容には満足している。結果はアンラッキーだった」と
↑そして12/3は我が最愛のジョカトーレ「クリスチャン・カランブー」の誕生日
TANTI AUGURI ”CRISTIAN”!!
↑そして彼の奥さんのADRIANA KAREMBEUはギネスで世界一股下が長い女性にも選ばれた、有名モデル。正に「美女と野獣」だ
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さてついに5位転落。そしてジェノアに越されたこのままズルズルいってはいけない。しかしショッキングな引き分けをすぐ忘れるためにも、すぐ木曜コパイタリアがあったのは良かったと思う。シニサはコパも本気で獲りに行くと言ったので、次節出場停止になったオビアングやソリアーノ、ナポリ戦であまり出ていないガッビアやレジーニなどは使ってくる可能性がある。さらにGKも怪我明けのヴィヴィアーノを試す絶好な機会だと思う。ヴィヴィアーノが戻れば、またロメロの移籍話も騒がしくなるだろうが・・・とりあえず、次のエラス戦に弾みをつけるためにも、勝つぞ――――――
Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp
次の試合:TIMカップ 12/4(木) 対ブレッシァ @ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間早朝5:00)
’14-’15 SERIE A
勝点22 13試合 5勝7分1敗 得点 16 失点 10 得失点差 +6 5位