セリエA 第38節
サンプドリア 1-0 ナポリ
”WE GO TO CHAMPIONS LEAGUE!!”
パッツィーニ:後半6分、ツィーグレルの右サイド、コーナー付近からのFKをどんぴしゃヘッド今期19点目。今のところW杯イタリア代表の最終選考に入っている。
フォーメーションは以下の通り。
SAMPDORIA
99カッサーノ 10パッツィーニ
7マンニーニ 77セミオーリ
17パロンボ(Cap) 12ティッソーネ
3ツィーグラー 8ザウリ
6ルッキーニ 28ガスタルデッロ
30ストラーリ
「SOGNO DIVENTA’ REALTA’ 夢=現実に!!!!!!」
ついに、ついに夢を実現させた。
’04-’05=5位、’07-’08=6位、セリエAに戻ってきてから共にあと1歩でCLまで行けなかった。さらに昨シーズンはカンピオナートは振るわなかったがコパ・イタリアで決勝まで進む。しかしPK戦の末敗退。なかなか後一歩のところで目標を達成できなかった最近のサンプ。
勝てば自力で4位。CL予備戦出場権をかけた’09-’10セリエA最終節。他球場の経過も気にしながら、非常に長い1試合ではあったが1-0で勝利!来シーズン、インテル、ローマ、ミランと共に我らがサンプドリアがチャンピオンズリーグに登場する。
前半はチャンスは作るが、点が取れずに逆に何度かナポリのカウンターを許す。さらに4位を争うパレルモが前半12分に早々と先制。このまま行くとサンプは引き分けではダメ。かなり重苦しい雰囲気で0-0のまま終了。
後半に入り、3分パレルモが同点に追いつかれたとの一報がマラッシに届く。この途中経過によって、ガラッとスタジアムの雰囲気が変わった。その直後にパッツォの貴重な、貴重な先制ゴールが生まれたのは決して偶然ではないだろう。これを機に一気にサンプはCLに加速する。前のホームでのリヴォルノ戦。早々と先制し守りに入ったためおかしくなった。この教訓を生かす。満員のホームのティフォージにも後押しされて、後半終了間際にはカッサーノが余裕の交代。盛大なスタンディングオベーションを受けた。そしてついに時来たる。ベンチではいたずらっ子の顔に戻ったカッサーノが、デカバケツ大量の水を用意して今か今かと待ち構える。1-0のまま主審のホイッスルが吹かれると、デルネーリに後ろから水をぶっかけ、喜びを爆発これを皮切りにスタディオは一気にお祭りムードに
Chi non salta e’ un Genoano Ehi! Ehi!!の大合唱
’09-’10 最終成績 チャンピオンズリーグへの道のり
サンプドリア 4位 勝点67 19勝 10分 9敗 得点49 失点41 +8
CLはまだチャンピオンズカップだった頃以来の出場。つまり'91-'92、ウェンブリーでクーマンのFK一発に沈んだあの伝説のサンプ対バルサの決勝以来という事だ。あの頃とだいぶヨーロッパサッカー界は変わっている。ボスマン判決以来、ビッグクラブと中小クラブの差は開く一方である。CLにもかなりビジネス色が入った。さらにカルチョポリ以来セリエAの権威は失楽。イタリア勢のしかもプロヴィンチャであるサンプがCLに出るのはだいぶ難しくなっているのだ。そんな中の快挙!!
快挙を成し遂げたマロッタGMはユーヴェに行く事がほぼ決定している。8年間のサイクルにピリオドが打たれるのだろう。それに続いてデルネーリや他の選手も動く可能性がある。明日、かなり大きな発表があるだろう。今と大分違うメンバーでCLにのぞむ可能性もある。でもそれでもサンプはサンプ。なんだかんだ言ってもCLで入ってくる金は大きいので補強もちょっとは期待できる。さらにカッサーノは確実に残ってくれるだろう。今はただただこの喜びに酔いしれるとしよう。
GRAZIE RAGAZZI!!
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
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