書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

今帰って着ました。。。

2007-08-19 01:01:21 | 季節物
昨日の午後から、かごしまの錦江湾サマーナイト大花火大会に出かけた

私は去年行って、あまりにも良かったので子育て終了の二人の先輩と三人で行った。

お昼は物凄く暑かったが、6時ごろ錦江湾についた頃は、海に向かっての風が吹いて想像より涼しかった。
桜島を正面に見て、ビールで乾杯し、お弁当食べ終わった頃あたりは真っ暗になり、7時半からに1尺玉の連発で花火大会が始まった。
昨年は、夕日に真っ赤に光る桜島が見えたが、今年は雲っていて残念ながら赤い桜島は見ることが出来なかった。
観覧場所はツアー客の為に埠頭を貸し切ってあったから、ゆっくりでき、臨場感あふれるものだった。

まさしく山下清の貼り絵の桜島だ。

DJにより、テーマにそっていろんな花火が上がった。音楽とのコラボで葉加瀬太郎の曲に合わせての「音楽花火」。2尺玉の連発
「巧匠たちの競演」全国花火大会の受賞歴を持つ花火師たちの花火。
色、形、早さの組み合わせで素晴らしい連発の花火で圧倒された

上がる花火を見上げ、大勢の観客は一斉に感動の声と大きな拍手をする。携帯やデジカメのフラッシュが光る。。。

そしてフィナーレ。
下腹にどんどん響く、1尺玉30連発は見事だった
全部で1万3000発の花火だった。迫力は満点だったが・・・。
花火の写真に撮ったら、画像としては、とってもしょぼかったので、残念ながらパンフをとって載せた。

来年はワンランク上のツアーで、仙巌園(磯庭園)からの観覧の方に申し込もうかな

花火を見ないと夏は終わらない

関係者のみなさん、花火師の皆さん、今年も感動をありがとうございました





「書の解放とは」・井上有一

2007-08-17 03:25:08 | 書について
いつも考えることがある。

「書」はなぜ一般の人々に感動を与える事が難しいのか?と。

音楽は広く言葉を越えて、国を越えて、年齢を越えて伝わるし、心地よくする。
最近、職場の待合室で、クラッシクの曲が流れるようになってとても良い

確かに「書」のある空間も良い。しかし、どこでもここでも「書」がおさまるとは限らない。書にちょっと携わっているものとして、どうすれば心地よい空間に
そして、その場にあった「書」がおさまるかと考える。

老舗の旅館に、文人の書があれば、私は嬉しくなる
たとえば、小天の「那古井館」
ここは、夏目漱石ゆかりの古い旅館だが、漱石が泊まって「草枕」を書いたといわれている部屋には「則天去私」の軸が掛けてある。(多分自筆)

長崎の「洋々閣」は、ここの店のロゴ(隷書で書かれたもの)にハッととした。
現在もご健在な奈良の今井凌雪先生のもの。先生が長崎にこられて書かれたということだった。

書家と言われる書や展覧会の書がなぜか一部の人にしか見てもらえないのか、広く感動を与えることが出来ないのか?といつも考えている。

私は本当に恵まれていて、若い頃からいろんな美術館、博物館に書や、絵画、工芸、陶器の鑑賞をすることが出来た

鑑賞のたびに、最初の頃は師に
「先生、私には良い物と言われているものが良いのか何なのか意味が解りません」と言っていた。
先生は「歴史的に良い物といわれるものを数多く見ていると、自然にわかってくるよ。とにかく数を見なさい」と。

私はそれから、どこに行ってもとにかくいろんなものを見よう!と決めた。解るまで、感じるまで見ようと・・・。まだまだだけれども!

小さな個人の美術館でも、名もないものでも自分に響くものがあるし、有名な名前の作品でもまだ私には解らない響かないものもある。単に好きか嫌いかだけなのか?まだ私には理解できないものなのか?それも解らないが・・・。

10年ほど前、東京に行って「井上有一」の書に会う為にウナックサロンを独り訪ねた。
それはそれはうわさ通り、強烈な書との出会いだった
今まで見たことのないエネルギーあふれるものだった

いわゆる「前衛」と言われる「井上有一の一字書」が目の前にあった。
私は、頭も体も固まった。。。

サロンの人に「有一」について話しを聞いた。
で、買って帰った本。

しばらくまた読み直して考えて見ることにする










もったいない食堂

2007-08-15 20:37:51 | 食べる事、飲む事
両親と弟夫婦で外食をした。
それぞれ(私が一番忙しいかも?)のスケジュールがなかなか合わないので5人そろうのはお正月とお盆ぐらい。

昨日もったいない袋を作ってくれた彼女の紹介で来た。
今、「もったいない食堂」社長さんの素晴らしい考えが全国的に波及していろいろお店が広がっているみたいだ。
野菜が市場に出るときちょっと形が曲がったような物や、さかなも少し小ぶりなものを上手く取り入れて、品好く調理し上品に盛り合わせリーズナブルな料金で出してある。

彼女の手作りの素敵な麻のランプシェードがここのお店の雰囲気を盛り上げていた。
落ち着いた一時だった

もったいないで出来た袋

2007-08-14 18:44:04 | お友達
新しい職場に素敵なお友達ができた。ほんのちょっと年下。

この彼女との出会いと言うのもとても不思議で、彼女は以前から表装を習っていて、私が職場を移る数ヶ月前、表装の展覧会に行った時、印象的な作品に目を奪われ、名前と作品を覚えていたのだった。
もちろん職場でお会いするまで全く面識はなかった。

職場に入って、ちょっと話をしていたら、ひょんなことからこの偶然がわかりびっくりしたのだった。そのうち共通の知り合いが何人も見つかりお互い「不思議よね」と話したものだった。

その彼女は得意な才能を持っておられて、とにかくいろんな不用品を素敵に作りかえることが出来る人だった

この袋もそのひとつ(まだまだたくさんあるが)で、素材は、コーヒー豆が入っていた麻袋。コーヒー会社からたくさん出る麻袋に目をつけ、自分でもらいに行って、洗い、乾かし、端をほどいて袋や、ランプシェードを作ったと。
そういう発想の面白さやアイディア、センスを高く評価した会社があって、明日そのお店に私の両親と弟夫婦と食事に行く事にしている。彼女の作品を見るのも楽しみだ

自分の居場所を変えるといろんな人とも出会える。又新しい広がりや考え方を学ぶ事が出来る

私のための手作りの袋ありがとう




ワンコたちとお出かけ

2007-08-13 21:06:35 | Weblog
朝から友達とそのお嬢ちゃん(あいちゃん5歳)と江津湖に行く予定だったが、ちょっと雨模様だったので、午後から出かけた。

あいちゃんはうちのティアラとピンキーが大好きなので、時々一緒にお出かけする。
運動不足のワンコ達はあいちゃんに引っ張られて公園を行ったりきたりして喜んでしっかり遊んだ

うちのワンコは、ポメのティアラが11歳、ミニダックスのピンキーが2歳。
一緒に遊ぶには歳が離れすぎていて、ティアラはマイペース。ピンにすればいつも遊び足らない感じ。
あいちゃんとお出かけするとピンキーは生き生きして夢中で遊ぶ

少ししたら夕立が降ってきた
雨がザーッと降って濡れたピンキーをあいちゃんはタオルで拭いてくれた。
女の子だからとても面倒みてくれるからいい。

家に着いて、ご飯をあげた。

遊びつかれた2匹のワンコは既にもう熟睡している

懐かしい夏休み気分・・・。

2007-08-12 20:04:17 | 思う事
久しぶりにおじ、おばの家を訪ねた。

父の弟と母の妹が結婚したので、おじ、おばはとても近い親戚だ。

昼前にちょっと寄ったら、なんだかホッとした感じがして、座敷にごろんと寝転んだ。天上を見ていたら、(今はもう祖母の家はないが)母方の祖母の家に来ているようなそんな気分になった。

小学校の夏休みには、その母方の祖母の家に親戚やいとこが集まって何泊も泊り、よく遊んだ
祖母の家は、町から少し離れた所で、昔は農家をしていた所だったので、夏の思い出と言えばその祖母の家に行っていとこ達と虫取りや鬼ごっこ、かくれんぼをすることだった。
おやつはいとこ達とみんなで縁側に並びスイカを食べ種飛ばしをした。

夜、五右衛門風呂に入るときは、底の板に上手に入らないとアチチっていう事になる。小さい私はどきどきしながらその板にのった。
寝るときは蚊帳を張って寝た。蚊帳をはると風が通らず暑くって寝ぐるしいが、蚊に刺されるよりましだった
しかし、朝にはとても爽やかな風が吹き、朝早くから、ごそごそ起きては、前の日に仕掛けたスイカの皮なんかにカブトムシが来ていないか見つけに庭に出た。そして蝉取り・・・。

本当に懐かしい気分になった。

うとうとしたのはほんの20分ぐらいだったかな。おばがざる蕎麦を作ってくれ一緒に食べて、しばらくいろんな話をして帰った。

午後3時過ぎに帰りついたが、今日も猛暑だった。


あっ、今日、明日、流星群が見えるらしい。
何をお願いしようかな?

讀賣書法展の祝賀会

2007-08-11 09:22:10 | 書について
昔から大変お世話になっている大久保先生が讀賣新聞社賞を受賞された

この賞はとてつもなく素晴らしい賞らしく(私には無縁)今月末に授賞式に上京される。
高校の教員をされながら、家庭もお持ちになって、古典文学の教室もされていて、現在はお孫さんもいらっしゃる。
社会人であり、家庭も守られ、女性であり・・・。いくつの顔を盛っていらっしゃるのだろう。

書を真剣にされて30年、そして

「ここ数年は基本の基本を徹底的に勉強しなおした。」と受賞のご挨拶でおっしゃった。

野球選手が基礎トレーニングを欠かさないで、基本の素振りを怠らないように、
書を学ぶ者もいつも基本に返って筆を持つ事の大事さを昨日改めて心に留めることが出来た。

私なんていつも入選にやっと引っかかるぐらいのレベルだけれども、これからもこのような大先輩達を見習って、一生筆を持ち続けられたら最高の人生だろうと思う
今日も、筆が持て、本が読める幸せに感謝したいと思った

実物がみた~い

2007-08-10 15:13:32 | お寺のこと
妙法院三十三間堂の風神。

京都国立博物館の東側に妙法院がある。ここは、通常非公開。由緒ある古刹で、蓮華王院は、三十三間堂の名で知られ場所は離れているが、妙法院と三十三間堂はひとつの寺である。

三十三間堂には千手観音坐像を中心にして、両側に各500体の千手観音立像があり、千手観音の眷属、等身大の二十八部衆立像と風神、雷神像が並ぶ。

すぐ近くの京都国立博物館には何度も行った事があるが、三十三間堂には入った事がない。数年前、あんなに京都に行ったりきたりしていたのに、清水寺と金閣銀閣寺、ここ三十三間堂はいつの時期も観光客でいっぱいだったから何となく避けてしまった。

私は静かにゆっくりお寺を回るのが好きなので、人がガヤガヤしてるのがたまらないから観光シーズンに観光地に行くのは苦手だ。

しかしこの風神。

カラー写真で見てびっくり!木造なのにふんわりしたこの風袋の質感を是非この目で見てみたい。

京風料理「葺屋」

2007-08-10 08:54:53 | 食べる事、飲む事
先日、ロゴ(筆文字)を頼まれた方からのお礼にと言う事で、はかりやさんの藤本さんから銀座通りの「葺屋」に招待していただいた。

はかりやさんも創業110年にもうすぐなる素晴らしいお店。
そこのご主人も素晴らしい方。ご家族ももちろん・・・。

そしてここの「葺屋」は偶然、はかりやさんも私も行きつけのお店で、私は店長の葺屋君とは中学校のクラスメート。ご夫婦ともになが~くお付き合いさせてもらってる。

ここは、昔から、素材の持ち味を大事に季節を大事にそして、お客さんの舌にあわせた味付けをしてくれるので常連さんは多く。いつもにぎわっている。
今回も前菜盛り合わせがあまりに綺麗だったので画像として写した。

秋刀魚の南蛮漬けトマトソース、ずわいがにのおろし合え、はもの梅肉会え、後はレンコンと・・・???

前菜の後はゴマ豆腐のオクラソース、そして、マツタケとエビしんじょうのお澄まし、お造りの盛り合わせ、かにの・・・。いわしの塩焼き、そしてかぼちゃの黒糖プリン。
見て楽しい、香って楽しい、食べて楽しい、そのお料理の説明を聞いて楽しい

私はいつ行っても本当に良い物といい時間を大事に出来る店だ。
是非お薦め、銀座通りのツインビル1階和食「葺屋」に・・・。

藤本さん、葺屋さん楽しい時間とお料理をありがとう

きょんきょんさんの作品

2007-08-08 22:10:25 | 習字教室
今年の4月から、私の教室にお稽古にこられてるきょんきょんさんの作品。

「小筆をさらさらと書けるようになりたい!」と言う希望で、私は「それでは百人一首を百まで書きましょう」と提案。

先ずは、実用的な筆使いからということで、変体仮名を入れずにお手本を書き、それからお稽古していただいた。

「百人一首の1番から10番まで書いたら、その中で一番お気に入りの和歌を綺麗なお清書紙に書きましょうね。」

で、今日は、そのお清書の日。

選ばれたのは、小野小町の歌で、

「花の色は移りにけりな いたずらに わが身世にふる ながめせしまに」

一発書きで、大成功

全ての添削を素直に受け入れられるきょんきょんさんの真剣な取り組みの様子に脱帽

「どんどん楽しくなってきた」っていわれた。

好きこそものの上手なれ。まさしくその通りだった。
私こそ、今日は素敵な作品を仕上げてくださって嬉しかった。