書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

年齢を差し引いて。

2010-11-30 06:39:09 | Weblog
日本画の鈴木先生が私の似顔絵を描いてくださった。

先生曰く、万葉風にと。先生と私と似顔絵の写真はかなり恥ずかしいので

素敵な似顔絵だけを掲載。

先生ありがとうございました。

早川ゆうぞうさん

2010-11-30 06:22:08 | お友達
今回の展覧会ギャラリーの早川倉庫の早川ゆうぞうさんはミュージシャン。

鈴木先生は展覧会の最終日終了後に早川ゆうぞうさんの弾き語りをリクエストされていたらしく、最後の客の私も同席させていただいた。

彼の歌は上通りのライブハウスで聴かせて頂いた事があるが、とてもソフトで優しい声。そして曲だ。
その彼の姿を似顔絵として描かれていた。

今日は最後の客として思いがけないとってもラッキーな時間をすごす事が出来て幸せだった。

ぜひ、関西旅行の際にまたお会いできますように。

「鈴木靖将」さんの絵に・・・。

2010-11-30 05:47:20 | 思う事
夏に奈良国立博物館の「大遣唐使展」に行った。
そこで、遣唐使に乗っていった一人の青年の墓誌が印象的だった。http://tokyo.cool.ne.jp/nara_hakken/kouryuu/isinsei.htm

一番最初に目を留めたのが、この無名の青年のことが物語りとして連作で描かれている作品だった。
そしてそれは今年の奈良の遷都祭に飾られたのだそうだ。

そして、大きな万葉集の美人「額田王」http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/poet/nukata.html
これにも驚いた。
私はどこかでこの絵を見た記憶があったからだ。

この日本画の先生は滋賀県大津市の方、私が知っているとすれば、奈良か京都で見たのか???それとも本か何かで???

作品を拝見しながら、頭の中がぐるぐると回った。

そして、やっと解決。
NHKの「日めくり万葉集」の雑誌にこの先生の額田王を載せられたということだった。
私はTさんから貸していただいたその本の中でその画を見たのだった。

ようやくす~っとして心のもやもやが解決したので、直接そのことを日本画の作家さんに話ていたら、再びびっくり、ネットでの知人の滋賀の大仏師さんの渡邉勢山さんhttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/butuzou/ともお知り合いでご近所という事だった。

さらには話は発展、
来年春逕教室で行きたいと思っている「万葉をたずねて古都へ(仮名)」で、ぜひとも見学させていただきたいという風に・・・。

つづく・・・。






ツンと冷えた朝。

2010-11-29 08:27:20 | 思う事
昔、一緒に働いていたUさんに、私が「今朝はよく冷えましたね。私寒いのは苦手です。」
と言ったら、

「私はツンとした冷たい空気は好きよ。身が引き締まるでしょ。」

と話してくれた。

今朝のようなツンとした朝には、彼女の「凛」とした緊張感を含んだ言葉を思い出す。

「書」について想う。

2010-11-28 10:02:32 | 書について
今、空前の書道ブーム?

書道が注目されているのはとても嬉しい。
マイナーな「書」をずっとやってきた私にとっては嬉しいのかそうでないのか複雑な感じなのだ。

しかし、ブームであろうとなかろうと、今までやってきた「書」を今までどおり模索しながらやっていくだけであって、これまでとはあまり変わりはしないと思う。

おてんばだった私は小学校のとき水泳、中、高で軟式テニス部そして空手を少し、いわゆる体育会系のスポコンだった。
しかし、その傍らには「書」があった。
そして今、体育会系だった私はラケットを持つことはない。

究極の選択の時に持って出た物は子どもとワンコと書の道具だった。

振り返ってみると、私の大事なものの選択ははっきりしているからシンプルではある。

これからも迷ったら、原点に戻って考えてみたい。

最近は随分たくさんの好きなものに囲まれている。(かなりぐちゃぐちゃに)
自然に書に関するものや本がいっぱい集まってくるから嬉しい。

私が書き続ける「書」が人の心を癒せたり、勇気を与えるようになれば嬉しい。
そして、「書く」という行為を伝える事と、生きた証の「書」を書く。ということを続けていきたい。

道があるから歩くのか道を作るために歩くのか?
とにかく、これからも書の「みち」を二本の足で歩きたい。

寧々塾。

2010-11-25 23:45:48 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾
今月の寧々塾(ねえねえじゅく)はローゼンクレイスタジオhttp://mrosen.exblog.jp/でローゼン先生のご指導の下に開催された。

今回のテーマは「お祝いのための大皿」
お正月に手料理を並べるための世界にひとつのオリジナルのお皿を創って、お祝いの文字(書)を書いてもらうことがテーマだった。

参加者は、初心者ばかりなので・・・。
ローゼン先生にはわがままな注文をつけ、申し訳ないほどの手ほどきを頂いた。

1月の寧々塾(1月16日)には手作りのお料理が並んで新年会をする。


「紙」という立体に挑む。

2010-11-23 15:29:10 | 書について
私は若い頃、病理室で働いていた事がある。

私の仕事は主に病理組織の標本http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%85%E7%90%86%E6%A8%99%E6%9C%ACをつくる仕事だった。

簡単にわかりやすく言うと、腫瘍を疑って組織を摂取した場合、その切片の一部をパラフィンに包埋(ほうまい)して薄切(はくせつ)し、プレパラートに載せ特殊染色をする仕事だった。

組織の薄切(はくせつ)はミクロトームという手動の機械を使いマイクロレベルに切るものだった。
この作業も室温や湿度に大きく影響を受けるものだった。

そして染色後、電子顕微鏡で見る。(診断は病理細胞診の免許が必要なので出来なかったが)

マイクロの世界から考えると私が書いている「紙」は厚さのある立体である。
平面と思わず、もっと追求して、墨の浸透状態、筆圧の状態などで変化を大いにつけたいと思う。

体調と精神状態で一枚一枚作品は変わる。

「勤労の喜び」

2010-11-23 10:36:50 | 思う事
『安全頌』

「秀麗の山河 永(とこし)えに存す。体健やかに気澄みて、今日もまた生産の業に従う。(略)病める人、傷つける友を思えば、溌剌(はつらつ)として働ける身の何ぞ幸いなる。」

今日も健康で、空気も食事もおいしい。

健康に感謝したい。