書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

大法要

2008-04-29 18:04:59 | お寺のこと
私の視線から・・・。

私の幼なじみのH氏の住職継承の大法要があった。

今までのご住職のそのまた前のご住職から可愛がってもらった私は、ここのお寺とはまるで親戚関係のようだ。

私は、受付の係り。

門徒さんが約200名ぐらいの予定での受付。

ままごと遊びを一緒にしていたH氏がご住職。

感慨無量。

お天気に恵まれ、今後のこのお寺の発展を祝うかのようだった。

献花、献灯、献香・・・。読経。ご法話・・・。

滞りなくすすんだ。

私はこのお寺さんに育てられ、そして守られ生きてきた。

今日のすばらしい法要を一目見せたくて、祖父母の写真を持ってきた。

前ご住職、前坊守さんお疲れ様でした。

今までありがとうございました。

これから新ご住職、新坊守さんよろしくお願いします。


薬師三尊像の脇侍・東京へ

2008-04-29 08:46:12 | お寺のこと
今、東京国立博物館では、奈良薬師寺の三尊像の脇侍の日光菩薩像、月光菩薩像が東京にお出かけになっている。

昨夜、NHKの特集で薬師寺の特集があった。

薬師寺は、玄奘三蔵の教えを引き継ぐ白鳳のロマンが感じられるところ。

大和はくにのまほろば
たたなづく青垣
山隠もれる大和し美し      『景行天皇』

天武天皇は皇后の病気平癒のために薬師寺を680年に発願したが、その後即位した持統天皇は698年に完成。

特集では、薬師如来像の右手の輪宝(人々の病や苦しみを救う)や、足の裏の模様、そして薬師様、日光様、月光様の光背をはずすところ、そしてその背中をカメラが写した。

それぞれの背中のすばらしかったこと。

薬師如来様は、大きなゆったりとした大きな背中。日光様は男性的、月光様は女性的な背中だった。

東京に行って本物を見たいものだと思った。

薬師寺のお坊さん方が、三尊像の背中を磨いておられた。

600年代にこのようなすばらしい仏像が作られたなんて、その仏師は渡来人だったのだろうか?
もともとは黄金だったらしいから驚きである。

薬師寺は法相宗。唯識教学。

作った仏師、薬師寺の僧侶たち、特に有名な高田光胤元管長、お寺を守った多くの人たち、お写経をしてお寺を支えたその気持ちの大きな大きな力でお寺も仏像も永遠に人々を救う力となると思う。

ちなみに私もお写経を昔、薬師寺さんに収めた。
私の辛い思いを薬師様にゆだねたのだった。
いつか微力でも人の力になれる日を願いながら・・・。

ゴールデンウイークは・・・

2008-04-27 19:57:25 | 書について
墨すり君が大忙し。

基本的にゴールデンウイークは人ごみを避ける。
子どもが小さい頃は毎年キャンプ三昧だった。

子どもが所属していたミュージカル劇団の天然木の公演を兼ねたキャンプ生活。
最初の頃は佐賀の鏡山でそして阿蘇の赤水で・・・。
昨年もちょっとは顔を出したかな?
今年も赤水の百姓村では「虹の岬祭り」が29日から5月6日まで開催されると思う。

この祭りは、ダダチャイルドと言うバンドが中心に毎年行っている、大人も子どもも阿蘇の大自然に包まれる日夜音楽三昧のイベントだ。

私は町育ちなので、キャンプの経験は全くなかったが、この岬祭りに毎年参加して楽しい事をいっぱい知った。

キャンプ場では、職業も年齢も越えていろんな人たちと友達になれ、子どもを通していろんな世界が広がった。
子どもたちは、まきの拾い方、火のおこし方、石で竈を作ったり、炭も上手に組めるようになった。
雨のときは、テントの周りをほって水を流すようにしてくれた。
私のテントは食料提供の場所、土地の野菜を青空市場で買っていろんなものを作った。食べ物があるといろんな人たちが集まってきた。
全国を家族でキャンプ生活している雑貨屋さん。ミュージシャン。何かわからないお祈りをする人。世界を周っているヒッピー。ギターを持って平和を訴えている少年。。。

きっと街中であっても何も接点はないであろう人たちも、佐賀の鏡山からみえる海も阿蘇の大自然もみんな仲間だって包み込んでくれた。
食を通していろんな話ができた。いろんな生き方をしてきた人はいろんな話をしてくれた。

今は、知らない人とは話をしない!とか。他人のことは関係ない!とか。
自分の事、自分の損得しか考えない人が多すぎる。

このキャンプではとっても人間らしい人とのふれあいを私も子どもも学んだ。

ゴールデンウィークになるとあの頃懐かしい。
私はたくさんの思い出を子どもたちのおかげで得ることができた。
今は、子どもたちは独立してもうキャンプに行くことはなくなった。

自分の時間がたくさんできたので本来の私の時間を大事に使いたい。

墨すり君のおかげで、今から2尺8尺の作品が書ける。


社会人一年生の・・・

2008-04-27 11:46:14 | 思う事
長男も次男もホームページを持っているので、ある程度の行動や考えは把握できるし、逆に私も把握されている。

長男は大阪で4月から社会人1年生。

会社はIT関連、医療機器、派遣の会社。
先日、長男のブログをのぞいたら、接待の研修のことがのっていた。
長男は、何でも一生懸命にやるタイプ。
もちろん接待なんて全く今までやったことないし、部活やサークルなどの先輩たちにも可愛がられていたほうだから、接待の意味も解らないと思う。
内容も、ちょっと凹んだというような内容だった

いろんな社会人がいて、いろんな立場の人がいて経済社会の中では需要と供給の間に取引きがあり、駆け引きがあて・・・。
私みたいな田舎者には到底解らないことばかりと思うが・・・。

どんなことがあってもくじけないで楽しく歩んで欲しいと思う



手仕事

2008-04-25 23:33:17 | 季節物
知り合いから、採りたての蕗をいただいた。

私は幼い頃には祖母に育てられたので、季節のものの下ごしらえはいつも一緒にやっていたから手が覚えている。

祖母と一緒に剥いていた蕗の香りがウン十年経っても私を一瞬にして昔に戻してくれた。

思えば思えば・・・。

初夏には、豆類をよく剥いたなあ。
グリーンピースは剥いて豆ご飯。ソラマメ(なつまめ)を剥くと中にはふわふわの豆のベッドがあって、それから豆の爪をとった。さやいんげんのスジをスーッと剥いたり・・・。

それから祖母のことをいろいろ思い出した。
祖母が得意だったのすり鉢とすりこぎの技。白和えや、からし味噌をよくすり鉢とすりこぎで手早く作っていた。
今私がやろうにも到底祖母の巧さにはかなわない。

豆類が八百屋さんの店先に並ぶ頃、私の気持ちもず~っと昔に戻って祖母に手を引かれて買い物していた頃を懐かしく想う。


祖母を思い出しながら蕗を煮ておいしく頂いた。

いよいよ

2008-04-25 11:36:36 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾
5月8日から
寧々塾の春~秋(5月~10月)が始まる。

今回は第2回目

今回は第1回目よりバージョンアップして、合同の楽しい企画も考えている。
(夏のちょっとマニアックな小旅行・郷土の文学者歌碑散策・アートなギャラリー散策・秋の作品文化祭など)

今度は3クラス。
 
第2木曜(19時~21時半)
 ことばを楽しんで書く。(楽しい初心者クラス)
 
第3木曜(19時~21時半)
身近な文学を学びながら書く。(ちょっと教養クラス)

第4木曜(19時~21時半)
もっと楽しみを追求しながら書く。(アートなクラス)

各クラス定員6名(少人数制)

場所はシャワー通りAZUMAビル5階(ギャラリー器季家)
とっても素敵な贅沢な空間。

教室の申し込み、お問い合わせ
FAX096-351-4624に連絡先を送って下さい。
折り返しこちらからご連絡いたします。






やっぱり天職なんだ!!!

2008-04-24 00:45:45 | 習字教室
水曜日の夜はお寺での習字教室。

小学校の低学年から、大人の方まで、年齢も学校も違うのに和やかな雰囲気のお寺のお御堂で正座をしての教室。

「温故知新」

古きよき時代のスタイルを大事にしながらも、できるだけ子どもたちの良さを伸ばそうと考えている。

今日は、一人4年生の校区外の女の子が見学にお母さんと来られた。
一昨日、お電話を頂いた方だった。

教室は、みんなで雰囲気を作り上げる。
新しいお友達もすぐ教室の雰囲気になじむだろう。
何せ、ちびっ子先輩たちのお世話が行きとどくからね。

習字教室を始めてもう22年になろうとしている。
ここのお寺にきて約15、6年かな?
幼稚園だった子も中学生。

いろんな雰囲気を持つ子もいる。
みんな違ってみんないい。。。

大好きな仕事に乾杯!!!




嬉しい通知!!!

2008-04-21 19:38:47 | 思う事
帰ったら、ポストに「寿」シールの封書が入ってた。

「きた!!!」

前の職場で仲良くしていたTちゃんからだった。
彼女とは沖縄にも一緒に行ったし、食事会や、飲み会も着付け教室も一緒にした。
ワンコ好きつながりでもある。

彼女から「縁あって、結婚することになりました。」って電話を貰ったときはとってもとっても涙が出るほど嬉しかった

宛名も彼女の手書きの文字。
(かなり緊張した感じが伝わってきた。)
手書きの文字はいいわ~。

やっぱり、和紙に手書きの文字。

さあ。墨を磨って彼女の幸せを祈りながら心こめてお祝いの言葉を書こう

しっかり幸せになってね


笑顔の中に・・・。

2008-04-20 12:48:20 | 思う事
昨夜は、新しくなったギャラリー器季家で18日~22日に開催される「東北の恵み、手仕事展」(ゆずりは)の田中陽子さんを囲む会だった。

田中さんは青森県十和田湖のホテルの女将さんで、東北に昔から伝わる手仕事を全国に紹介されている。

手織りの着物。手作りの南部鉄。桜の皮のバック。ぞうり。わっぱ。つた、つるなどの手籠・・・。

南国に育った私たちには想像もつかないほどの厳しい自然の中で受け継がれた手仕事だろう。
田中さんの口からこぼれる一言一言に深く強い力があった。

作家さんには、何度も何度も会ってから、作家さんを知りその作品を知り尽くしてから作品を預かるといわれていた。
「作品の値段も作家さんがまた次の作品を作り続けられるようにご自分でつけていただきます。」
ときっぱり。

いろんな経験の中にある芯の強さとしなやかな美しさの二重奏が田中陽子さんの魅力だと思った。

昨年5月に一度お会いしたが、刺激的な強烈な再会、貴重な時間だった。

ギャラリー器季家(096-352-2224)で「東北の手仕事展」作家さん、田中陽子さんの思いを感じてみてください。


頼まれていた感謝状を書きました。。。

2008-04-17 23:21:41 | お寺のこと
お習字教室としてお御堂をお借りしているお寺さんの大法要が今月の29日に行われる。

ここのお寺さんは私が生まれたときからお世話になっているお寺で、今度息子さん(幼なじみ)が新住職として継がれる事となる。
新ご住職とは幼稚園に行く前から毎日遊んでいたひとつ年下の大の仲良しだった人。

今回、立派に住職を継承されると思うとこれまた感慨深い。


親鸞聖人750回大遠忌・専立寺開基400年慶讃・専立寺14世住職継職法要の記念行事のために昨年から、お寺の修理などが行われた。

その、工事のための建設会社や仏具店に贈る感謝状の揮毫を新住職に頼まれたのだった。

墨をすり、心を落ち着かせて・・・。
まずは、文字のレイアウトから。
できるだけ文章が切れないように字配りを考えた。
漢字とひらがなの大きさの配分。

最後の3行(日付、お寺の名前、ご住職の名前の上の部分)は少し書体を変えてみた。

何度も書く賞状などの揮毫。

毎回完璧!!!とはいかないが気持ちを込めベストを尽くした。