書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

ご正忌法要2日間、無事に終わりました。

2013-01-13 16:19:19 | お寺のこと

ご正忌法要のお手伝い今年も無事に終わった。

法要のおとき(お膳)160膳をつくった。

 

裏方さんのチームワークも3日間一緒に居るとバッチリ!!!

手も動く口も動く。

バレーボールのワンツーアタックみたいなチームプレーで難なく前日から合わせて3日間の準備片付けが出来た。

 

おばちゃんパワーは凄い!!!

いや凄すぎる!!!

リーダーを中心に手際のいい無駄のない動きと美味しい味付けに驚く。

私は何年も雑用係。(年齢が下から3番目なので)

 

マンパワーの凄さを感じた3日間だった。

愛情いっぱいの手作りの精進料理に来られた方々が

「美味しかったですよ!お疲れさまです。」

と、嬉しい感想を・・・。

 

本当にみなさんお疲れ様でした。

 

 


ご正忌法要・専立寺

2013-01-12 16:37:47 | お寺のこと

毎年専立寺さんのご正忌法要のお手伝いをさせていただいている。

ご正忌とは、親鸞(しんらん)の命日,またその法要。

 

遡れば、私は祖母の背中に背負われてからのお付き合いお寺さん(専立寺)さんで遊んで、育った。

学生時代はお寺とも離れたが、お教室をここでさせていただくようになってもう27年、子育て真っ最中には出来るだけのお手伝いだったが、

お仕事の休みがとれる時はご正忌と春秋のお彼岸は出来るだけお手伝いするようにしてきた。

年中行事の一つになっている。

 

祖母の頃は台所は土間で、下駄をはいてからかまどでご飯。

それからガス釜になって沢山のご飯を炊いて、(担当者は水加減が責任重大)

たくさんの精進料理を作ってお膳に並べていた。

 

時代は変わっていろんな工夫をして今では随分手がかからないようになった。

手なれたおばちゃんたちの愛情いっぱい入った手作りのお料理は見事完食

・紅白なます

・お味噌汁

・ご飯

・もなか

・蜜柑

・蜜柑入り寒天

 

手作りの味は心の深いところに沁みる伝統の味だ。

こういう伝統を繋いでいきたいものだ。

 

 

 


「親鸞展」

2011-09-24 07:40:17 | お寺のこと

昨日は「親鸞展」に行った。幼いころから祖母と一緒に何も解らないまま「き~みょうむ~りょ~・・・な~むあ~みだぶ~つ」と教行信証をとなえていた

親鸞さんは今思えば、一番身近な高僧だったねかもしれない。

今回新しく知ったこともあり、バーチャルの映像の解説は短時間でとてもわかりやすかった。

公に始めて妻帯した親鸞を1人の人間として身近に、また人間だからこそ遠く遠く感じた。

今回、見つめ直す機会になった良いチャンスを得た。


お寺さんの精進あげ。

2010-01-18 20:48:29 | お寺のこと
書道教室としてお世話になっている専立寺さんの精進あげのお食事会がとあるホテルで催された。

新ご住職がこれからの世代を背負っていかれるわけだが、前坊守さんからいろいろ今までの思い出話やご苦労話も伺った。

今は熟練の方々がご正忌のお斎(おとき・お寺で出す精進料理)を手づくりされているが、お手伝いの方々も年を経るごとに高齢化していき、昔のようにはいかないようになってきた。
「不易流行」つまり、永遠性と新風を上手く調和させないといけないところにきているということだった。
様々なことが世の中の流れによって時代の中でいろいろと移り変わってきたのだろう。

ほかのお寺さんもいろいろと工夫をされていると聞く。
良い風習は伝えたいものの、そうはいかない難しい現状もあるに違いない。

ただ、私は小さい頃から、お寺さんが良い遊び場だったので、お寺の近くにいることがとても心地良い。
ご縁あってお寺さんで書道教室を長い事させていただいているし、これからもずっと何か微力なりともお寺さんにご恩返しが出来たらいいなと思う。
そして、書道教室通ってくださる生徒さんたちが、お寺で一緒に時を過ごした事、そして書を学んだという事を将来の支えと良い思い出にしてくれたらいいなと思った。

私がお寺さんが大好きになったのはこの専立寺さんで遊んだ事がきっかけだ。

小京都人吉への歴史探訪の旅1

2009-09-13 19:09:56 | お寺のこと
歴史探訪のお誘いで人吉に向った。
熊本の小京都といわれる町、人吉。
まず向ったのは願成寺。
願成寺とは、鎌倉時代から明治の初めまで人吉をおさめていた相良家の菩提寺。
坊守さんが鍵を開けて重要文化財の阿弥陀如来像や不動明王像を見せてくださった。阿弥陀如来坐像は穏やかな平安の表情と厳しく落ちついた鎌倉の表情がその彫刻から見られた。
そして、私が気になったのは、不動明王像の脇侍像の矜羯羅(こんがら)、制托迦(せいたか)の二童子で(いったいなに?)表情も姿もとっても可愛らしかった。

そして私達は、相良藩の墓を見て廻った。
いろんな話をしながら、歴史の中の大ドラマを想像し墓地を後にした。

まだ旅は続く・・・。

渡邊勢山さん

2009-07-10 18:23:50 | お寺のこと
歴史が好きな団体(古代国分寺友の会・ネット上)に時々お邪魔している。

先日、その中の勢山さん(大仏師)の一日が関西のテレビで放映されたという事で、そのDVDが友の会の筑前さん(邪馬台国研究で有名・先日は本を出版された)から届いた。
やっと観れた私は、とても感激して益々勢山さんの工房に行きたくなった。(随分前から遊びに伺いますと言っていた)
勢山さんは日本でも数名の大仏師さんで小さな仏像から大きな仏像まで造られる方で、仏像の修復もなさる凄い方。
ネット上で新しい仏像の画像や修復の様子を見せていただいた事はあったが、一日のお仕事をテレビで見たのにはびっくりした。

厳しい修業と研究の日々。

1000年のこる仏像を造られるにはまず原木からという事だった。

用材の木曽檜は、一旦名古屋の白鳥御材木場に移動ここで筏に組まれ、数年間水中乾燥される
(海水と樹液の浸透圧を利用して樹脂分を押し出す事により、陸上での乾燥が一律となり美しい木肌に仕上がる)
水中乾燥は費用と手間のかかる方法のため、現在ではほとんど行われていないが、数千年の命を必要とされる佛像を制作する為には欠かせない工程。数年を経た檜材は陸揚げの後、再び木曽谷へ
製材の名人により大きく板状にされる。その後 勢山社 にて桟積みされ 自然乾 を経て佛に姿を変える日を待つ。     ( 勢山社のホームページより )

とてもびっくりした。

とにかく凄い!!!

私が掲示板に質問したら、勢山さんが丁寧に答えてくださった。
そして又驚く事に、勢山さんのDVDを見た感想で「法隆寺を造られた宮岡棟梁の事を思い出しました。」とメール送ったら、勢山さんはお若い頃から、お亡くなりになるまでの宮岡棟梁とお付き合いがあったらしく、宮岡棟梁の意志を継がれているということを聞き更にびっくり!

勢山さんにはぜひお会いしないと。

このご縁を本当にありがたく思う。

まさしく仏縁?



仏教婦人会のつどい

2009-06-08 15:40:16 | お寺のこと
今日はお世話になっている「専立寺」さんで仏教婦人会のつどいがあり、私もお手伝いに参加させていただいた。
お天気が一番心配だったが、爽やかな風が心地よい晴天。

受付時間より1時間前から来られている方もいらして、参加者も多く午前、午後のご法話も笑い声が本堂に響き渡り、参加された婦人会の方々も皆とても良いお顔をされてお帰りになったので私達もとても嬉しかった。

帰り際にお1人の方が私に話しかけられて
「20年ほど前にお会いしたことがあります。その時とても親切にしていただいたので良く覚えていました。」と、
私はきょとんとしたが・・・。
お話を伺うと記憶が戻ってきた。
こういった再会も仏縁ならではだと思う。
本当に嬉しい再会だった。

ご住職をはじめ皆さんお疲れ様でした。
おかげさまで、今日も良き一日でした。


春のお彼岸のお手伝い・(専立寺)

2009-03-25 15:07:31 | お寺のこと
今日は、お習字教室の為にお御堂をお借りしている専立寺の春のお彼岸の法要だった。
私は、祖母の時代からこのお寺の行事には参加していたというか、準備の手伝いの祖母にくっついていた。
私は3歳ぐらいの頃から、祖母と一緒にいつも居たので習わぬ経を読み、お線香の香りの中で育った。
今のご住職とは幼なじみで、毎日のように、暗くなるまでお御堂やお寺の庭で遊んだ。
私がここのお寺さんで習字教室を開かせていただけたのも、現在、私の書の歴史があるのもお寺さんの温かいお気持ちがあったからだと深く感謝している。

今回の春のお彼岸のお手伝いは随分久しぶりだった。
一月の御正忌は大体毎年お手伝いしているが、お彼岸はお休みできない時にはなかなかお手伝いが出来なかった。

昔は、お重に手作りのお赤飯、お煮しめ、辛し和え、お漬物を綺麗に詰め、ご講話の後、門徒さんにお茶と一緒にお出ししていた。
しかし、お重を洗うのがとても大変で(お赤飯がついて)お手伝いの方々の年齢も上がったことで、数年前から、お弁当パックに手作りのもの(中身は前と変わらない。)を詰めるというスタイルに変わった。
今回は、12人のお手伝いさんで、180人分の法要のお弁当(精進弁当)を作った。
毎年のことだが、なれるまで何をすればいいのかわからないが、次第に流れができて、時間に間に合うようにちゃんと出来上がるから、不思議な事だ。


ご講話をお御堂で聞かれる方々も座布団から椅子がけに代わった。

時代はいろいろと変わっていく。

講話といえば・・・。

昔、ある方から面白いものを頂いた。

それは、
絵心経(えしんぎょう)

絵心経とは、江戸時代の中頃に、文字の読めない人にもお経を唱えることが出来るようにと考案されたもの。釜(かま)を逆に描いて“摩可”、腹の絵を描いて“波羅”食べている人を“空”、指が六本で“無”というように字が読めなくても絵でお経が読める。

人々を様々な苦悩から、救おうとした先人の僧たちはいろいろと方法を変えて仏教を布教したと言う。
中世に入る前後から、字の読めない庶民受容を容易にするため絵を伴う縁起が多くつくられ、絵解き芸能も盛んになる。説話文学との関係も密になる。このころは寺社の宣伝と庶民の信仰が呼応した絵巻縁起の最盛期である。『石山寺(いしやまでら)縁起』『北野天神縁起』『當麻曼荼羅(たいままんだら)縁起』『春日権現験記絵(かすがごんげんけんきえ)』『信貴山(しぎさん)縁起』などが代表作品。
地獄絵なども、僧が民衆の前で因果応報を講話で話したりしたものらしい。

竹取物語も中国の説話文学からきているし・・・。
またまた、私の体の中の知りたい病のウイルスが騒ぎはじめる!!!

毎年毎年、こうしてお寺の行事にご縁があると言うのは本当に有り難い。

古いもののなかに生きる知恵は隠れているはず。
こんな複雑に絡まった時代だから、単純に素朴に考えることも大切だと思う。

お寺に居ると脈々と繋がってきた歴史の中に自分が居ることに気づかされる。
私が、次世代の子ども達に何を伝えることが出来るか・・・と。







BSハイビジョンで「法隆寺」をみる。

2009-03-17 23:07:19 | お寺のこと
昨日と今日、夜8時から2時間NHKのBSハイで「法隆寺」の番組があるというので近くの親戚のうちに見に行った。

我が家は地デジのテレビはないし、BSも写らない(日常あまりテレビみないから)。
「秘められた聖徳太子の夢」NHKが力を注いだ特集なだけにとっても見ごたえがあった。

今まで全く目にできなかった国宝の数々を最新のカメラでうつし、CGで1400年前を再現したり・・・。素晴らしい番組となっていた。

「古寺を巡る・法隆寺」の冊子と、歴史ハンドブックと、電子辞書を用意して徹底的に調べながらテレビを見た。

天皇は唐、新羅、百済、高句麗の影響があった過去の日本から、新しい日本国をつくるために仏教を国の柱として据えて、時の権力者(豪族)たちを圧倒する為に法隆寺に太子を釈迦の生まれ変わりであるとして祀り、「法隆寺」(聖徳太子)を日本の精神の中心と考え、中央集権の国家体制にしていったらしい。
謎がいっぱいの法隆寺の秘密が少しずつ解明されてきている。

今度は、実際ぜひ奈良をゆっくりまわる歴史探訪の旅行がしたい!!!

御正忌(専立寺さんで)

2009-01-12 16:36:37 | お寺のこと
御正忌とは、親鸞聖人の祥月命日をまつる法要のこと。
西本願寺では、親鸞が亡くなった1月16日?あたりの時期に報恩講の法要があるらしく、それにあわせて、西本願寺の地方のお寺さんも法要があるとのことだ。

私はここ、専立寺さんで行なわれるご正忌には祖母の背中に背負われてからのお手伝いでもう、ウン十年になる。
毎年、ご正忌、お彼岸の法要にはできる限りお手伝いさせていただいている、

お参りは、3日間。
前日の用意も入れて4日間のお手伝い、(今回はお休みがあったから2日手伝った)
12人のお手伝いの方で60名分ぐらいのお斎(とき)とよばれる精進料理が出
る。門徒さんたちは、毎年、ご住職のお話とお斎を楽しみにお参りにこられる、

私達裏方は、前日から食器の用意、野菜の用意、した茹で、がんもどきの油抜き、
を寒天流しなどをする。

とにかく3日間は60人分ぐらいのお膳を作るので、裏方の台所は大変な状態。

内容は、大きながんもどきに綺麗にかたどったにんじんと青菜、しいたけの煮物。
白和え、京菜のからし和え、大根とにんじんの酢の物、焼き豆腐とこんにゃくの煮
物、ご飯、しいたけとお豆腐のお味噌汁、桃の寒天、最中、みかん。

これをお膳として全部作ってお参りの後お御堂に運ぶ。

毎年する行事ではあるが、段取りも初日にはもたもたしてしまう。

門徒さんの前で、新御住職が、ここのお寺のお習字教室のことも紹介してくださった。お寺に足を運ぶという機会(ご縁)を一人でも多くの方に経験してほしいというお話だった。

出来上がった、お斎も門徒さんには大好評だったみたいでほとんどの方が完食されていて、裏方としても嬉しかった。

昔から受け継がれている行事には意味があると思う。
学校では教えない、親も伝えられない何か大事な時間だと思う。

お正月には神社に回り、お寺で法要や葬儀、年末にはハローウインやクリスマス。
いろいろとある日本だが、みんなが少しでも心豊かに過ごせる時間を共有できればそれでいいと思う。

世界の中で永遠に繰りかえり起こっている宗教戦争。これにはとても悲しく思う。