書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

今は昔・・移り行く時

2013-09-30 09:14:11 | 思う事

2007年にとある素敵な場所で展覧会をさせていただいた。

 

不思議な事は続くものだ。

 

昨日ロンデザのマテリアルチームで集まった場所が

 

その時

 

2007年に展覧会をさせていただいた場所。

 

雰囲気は残っていたものの全く別な世界だった。

 

秋の美味しいものをたくさんいただいた。

 

お店の周辺の店も変わっていて・・・。

 

 

時は刻々と過ぎていた。

あれから6年経っていた。

 


表札

2013-09-29 16:26:31 | 思う事

表  札

 

自分の住むところは

自分で表札を出すにかぎる

 

自分の寝泊まりする場所に

他人がかけてくれる表札は

いつもろくなことはない

 

病院へ入院したら

病室には石垣りん様と

様が付いた

 

旅館に泊まっても

部屋の外に名前は 出ないが

やがて焼き場のかまにはいると

とじた扉の上に

石垣りん殿と札が下がるだろう

そのとき私がこばめるか?

 

様も

殿も

付いてはいけない

自分の住む所には

自分の手で表札をかけるに限る

精神の在り場所も

ハタから表札をかけられてはならない 

 

石垣りん

それでよい

 


2013年後期・ねえねえ塾塾生募集

2013-09-28 11:21:56 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾

ねえねえ塾

10月より6回コース(大人の為の書道教室)

第4週木曜日・6時半~8時半まで

器季家カフェにおいて

 

2013年後期ねえねえ塾の塾生を募集いたします。

 

「書」だけでなく、

野の花を飾る講座

 

陶芸・話し方・冠婚葬祭のマナー・

染色・お菓子作り・

郊外学習(熊本の歴史散策)盛りだくさんの塾です。

第一回

10月24日(木)

「書の基本と漢字の成り立ち」

「季節の言葉を書にしよう」

 

少人数制で定員8名

楽しく、充実した大人の時間を音楽を聞きながら

大正時代につくられた器季家カフェで共有しましょう。

 

受講料は3000円×6(一括納入)

特別講義や特別材料などは別途

 「ねえねえ塾」をご検索ください。

 

申し込みは、コメントまたはお電話でお願いします。

 

 

 

 

 


お彼岸

2013-09-26 06:37:23 | 思う事

曼珠沙華(ヒガンバナ)

    村のまつりは
    夏のころ、
    ひるまも花火を
    たきました。
     
    秋のまつりは
    となり村、
    日傘のつづく
    裏みちに、
    地面(ヂベタ)のしたに
    棲むひとが、
    線香花火を
    たきました。
 
    あかい
    あかい
    曼珠沙華。



詩人 石垣りん

2013-09-24 04:11:26 | 思う事

10年ほど前強烈な詩に出会った。

その人の名は「石垣りん(クリック下さい)」

彼女の生い立ちが生きた時代がこのような詩を作らせるのだろうが。

私の前にある鍋とお釜と燃える火と

 

それはながい間

私たち女のまえに

いつも置かれてあったもの

 

自分の力にかなう

ほどよい大きさの鍋や

お米がぷつぷつとふくらんで

光り出すに都合のいい釜や

劫初からうけつがれた火のほてりの前には

母や 祖母や またその母たちがいつも居た

 

その人たちは

どれほどの愛や誠実の分量を

これらの器物にそそぎ入れたことだろう

ある時はそれが赤いにんじんだったり

くろい昆布だったり

たたきつぶされた魚だったり

台所では

いつも正確に朝昼晩への用意がなされ

用意の前にはいつも幾たりかの

あたたかい膝や手が並んでいた

 

ああその並ぶべきいくたりかの人がなくて

どうして女がいそいそと炊事など

繰り返せたろう?

それはたゆみないいつくしみ

無意識なまでに日常化した奉仕の姿

炊事が奇しくも分けられた

不幸なこととは思われない

そのために知識や 世間での地位が

たちおくれたとしても

おそくはない

私たちの前にあるものは

鍋とお釜と 燃える火と

 

それらなつかしい器物の前で

お芋や 肉を料理するように

深い思いをこめて

政治や経済や文学も勉強しよう

 

それはおごりや栄達のためでなく

全部が

人間のために供せられるように

全部が愛情の対象あって励むように

 

 

 

 

 


お彼岸・桃源郷2013に向けて・・・カウントダウン。

2013-09-21 10:34:20 | 思う事

思えば…9歳の頃に筆を持って早や・・・。

暑い日も寒い日も、

時間がない時も、

4年間ちょっと筆を持たなかった時期があったがそれ以外は、筆や文字そしてその周辺に関わってきた。

「書の周辺」には、人の歴史がある。

 

来月開催予定の展覧会

  「しゅんけいからの贈り物・桃源郷・2013」

 

いよいよカウントダウン。