書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

学童書道展に向かって!!!

2008-07-30 22:52:36 | 習字教室
夏休みには、毎年学童書道展に挑戦する。

テーマも文字も自由。
それぞれ、自分で好きな言葉や文字を選んで書く。

サイズは半紙と条幅(つまり半切)。
低学年は紙いっぱいに元気よく。
中学年は紙に文字のバランスを考えて、筆法(止め、はね、はらい)に気を配る。 高学年は文字配分、筆法、そして書くという気持ちを入れるように指導する。

今日は、夕方6時半から9時までの教室のはずだったが、半紙だけの子供たちが帰った後も条幅の子たち3人は集中して書き続け、10時まで頑張ってくれた。

黙々と書き、そして自分の書いた文字を分析する。
どこをどうすればどうなるか???
と、じっくり考えるようにと言う。

自分で自分の目標を立てるとわりとそこまでは頑張れるようだ。

今日は、特に熱心に作品に取り組んでくれた。締め切りが近いから集中できるのかも知れないが・・・。

こどもたちの一生懸命な姿は本当に素晴らしい。

みんなでラストスパート、もう一分張り頑張りましょうね。


古書店で・・・

2008-07-29 18:52:12 | 思う事
古書店にぶらっと入った。

そこではいつも好きな本を買いあさる。
入り口付近に並べてあった雑誌に目が留まった。

芸術新潮「桂離宮の歩き方」(秋に行く予定)

そして、大好きな梅原猛先生の名前を見つけ二冊。

文芸春秋デラックスの特集「人間国宝」。

それと、平安時代の和漢朗詠集。

五冊買っても2500円也。

洋服代を節約しても本はつい買ってしまう。

じっくり読むもよし、ぱらぱらながめるもよし、我が家にまた仲間が増えた。
しかし、本棚が・・・。

暑中お見舞い申し上げます。

2008-07-28 10:16:40 | 季節物
皆様、暑中お見舞い申し上げます。


今年は例年になく猛暑ですが、いかがお過ごしでしょうか?


どうぞ皆様、ご自愛ください。

何人かの方々にお見舞い状や手紙を書いた。

それと平行して、日中書展の作品を二つと、団扇の原稿を作った。
いろいろと二転三転、ひとりで、あ~だ、こ~だと悩み考え・・・。
息子たちに電話してみた。

息子たちはそれぞれ音楽をやっている。

「感動した心を素直な気持ちで作曲したり音を作らないといいものはできない。しかし、それが万人に伝わるかどうかは別問題。」と。

私もそう思う。

我が家に帰ってきても、表現とは?とか、感受性を磨くには?とか。
人とのコミュニケーションの中(彼たちの場合は音楽・音やメロディー・そして歌詞)で発せられるエネルギーとは?とは、元気を与えるとか元気を貰うには?とかそんなことを深夜まで話す。

次男は東京在住でレコーディング(CD録音)したものが近々熊本の下通りの蔦谷に置かれるそうだ。東京でMARBLEと言うバンドで頑張っている。
長男は大阪で仕事をしながら音楽の夢を追い求めている。

家族それぞれが自分の追求するものを見据えてコツコツ頑張るのが我が家流。

音楽も書も誰かに元気や勇気を与えることが出来る素晴らしい芸術だと思う。もっともっと多くのものを学びたい。

夢中になっていると暑い夏もきっと乗り切れるはず。
好きなことを夢中になって出来る幸せに感謝!

訂正・バンド名まーぶるのスペルが間違っていました。
   誤 MABURU    正 MARBLE

わんぱうを使って。

2008-07-25 00:37:19 | 寧々塾(ねぇねぇ)塾
月一回の 寧々塾(ねぇねぇ)塾アート教室。

今日は墨運堂の「わんぱう」という反転剤を使って、いろんないろがみを作ってもらった。

どんな風になるかと言うと、

わんぱうという粉を水に溶かして紙に書く。
乾かして、裏から墨を塗る、そうすると文字や絵柄が浮き出ると言うもの。

絵の具と混ぜると絵の具が裏から塗った墨に浮き出る。

とにかくやってみると楽しい

塾の人たちも大喜び
この様子は、器季家のブログで検索下さい。

口で言うのは難しいけれど、一度参加しませんか?
毎月いろんなテーマで書をベースにしながらみんなで知恵を出し合ってアートな空間を作り出します。

来月は、消しゴムスタンプで、蔵書印や名前印、おしゃれな絵のスタンプを作ります。

今回アップした画像は普通の書道半紙。

こんなにいろんなアート名な紙に大変身!!!

墨と遊ぶのって楽しい楽しい

源氏物語 幻の写本発見  「大沢家本」

2008-07-24 07:22:45 | 思う事
新聞に源氏物語の写本が見つかった。

と、載っていた。

源氏物語は名前はみんな知っている。
しかし実際の写本は・・・。

徳川美術館で以前写本と源氏物語絵巻を見たと記憶にある。

今回、新聞を切り抜いて読み、たどり書いてみた。

何箇所も引っかかり・・・。
内容は夕霧の末尾と書いてあったから、与謝野晶子の訳した源氏物語で内容をたどってみたが今のところよくわからなかった。

私が時々遊びに行く「あかひとさん」のブログには、すでにあかひとさんはこの写本を書いておられた。

現在は印刷が簡単に出来るが、江戸時代に版本が普及するまではこういった物語にしろなんにしろ、書き写すか言葉で伝えるしかなかった。

平家物語も平曲と言って琵琶法師が歌いながら伝えたものと写本として伝わったものといろいろでさまざまな平家物語がある。伝えると言う事もとても難しい事だと思う。

書の法帖も、書き写されて伝わったわけだから、中身や文字もいろいろと違っていたりするから面白い。

話はとぶが、中国の科挙試験のときには、その教本はないので碑に彫ってある孔子や孟子の教えを筆と紙を持って行って何日もかかって書き写したと言うから凄い。

とにかく、歴史を超えて伝わる文字と言うものには迫力と風格を感じる。

以下「大沢家本」をコピペした。
 54帖がすべてそろい、明治時代の国学者小杉榲邨による1907年の鑑定書なども添えられており、伊井館長によると、重要文化財級という。所有者の意向で、所在場所などは明らかにされていない。

 大沢家本は鎌倉時代から室町時代にかけて書き写されたとみられる。54帖のうち、半分以上は一般に知られているものとは違う内容を含んでおり、源氏物語の成立や伝来を研究する上で、貴重な史料となりそうだ。

 大沢家本は07年より前は奈良の国学者大沢清臣が所有しており、小杉が同年の日記に存在を記録。平安文学研究の権威池田亀鑑も40年ごろ調査したが、他の研究者が調査した形跡はなく、以降所在が分からなくなっていた。

時折ながめてまた書いてみよう。

大暑

2008-07-22 22:47:45 | 季節物
今日は二十四節気の「大暑」

太陽の黄経が120度の時(広辞苑)らしい。
何だかよくわからないが。とにかく一番暑い日のようだ。

我が家には2匹のわんこが毎日エアコンの中で快適にゴロゴロしたりうろうろしたり、お昼ねしたりして留守番している。「いいなあ!」

朝は、早起きで働き者のアブラゼミやらクマゼミたちの大合唱に見送られながら
職場へ向かう私。

熊本の夏はとにかく暑い
京都にしばらくいた時もこんな感じの夏だった。
祇園の八坂神社に毎日行ってきま~す。って行って出かけたものだった。

暑くなると次第に体も慣れてきて、暑さに負けない食欲が出るのが私の特徴。
いつもは小食の私も、夏はなぜかよく食べる。
夏痩せしないのは食欲とビールのせいではあるが・・・。

夏にしっかり食べこんで、書きこむ(のが理想)
秋に向かっての体力、気力づくり。
気を抜くとすぐバテルから。

さあ、夏を元気に乗り切ろう!!!

朝早くのお出かけ

2008-07-21 09:43:30 | 思う事
毎日窓から見える景色。

仏舎利塔。うちのお墓は近くのその山の中腹にある。

今朝は、暑くないうちにお墓参りに行った。

二匹のわんこたちは大喜び。

車に乗り込むと、エアコンの当たる助手席に二匹並んで。

さー出発。

子供たちの成長の感謝と今の私の健康の感謝と諸々の感謝の気持ちを込めて手を合わせた

きっと祖父母は現世で修行中の私と子供たちの危なっかしい様子をみんな知っていて遠くで見守ってくれているに違いない。

ありがとう。


人それぞれのとらえ方

2008-07-21 08:53:15 | 思う事
ある美大生のNちゃんとの会話の中で、

「私、右目と左目は色の見え方が違うんですよ。」

とNちゃん。

「絵を描いているときに気づきました。」

私は「え???そうなの???」

と。

「右目、左目で視力が違うのと同じ様に、人それぞれで色の見え方、感じ方が違うと思います。」と、彼女。

そうかも知れない。
いや、きっとそう。

見え方も見える色も、そしてそのものを捉え方も十人十色だとその時思った。

と、言う事は、聴覚も、視覚も、味覚など五感なども、人によって違うはず。

自分がこうして貰いたいから、相手はそれを喜ぶと思ってしたらそうでもなかったり、何気なくした事に相手は感動してくれたり・・・。

結局、自分でない人の心を理解するのははなかなか難しい。

ましてや、パソコンやメールの時代。

人の顔や声色なんて関係なく交わされる文字たち。

私もメールはよく利用するが人との関係の中、そのやり取りはとっても難しいと思う。

時々会ってそんな事もいろいろ話せる友達はとても貴重だと思う。

社会の中では本音でなかなか話せなかったりするものだ。

手紙やはがき、そして作品には

出来るだけ想いを載せたいと思う。

独りよがりかも知れないが・・・。