書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

れん君の作品 『春』

2007-02-28 22:52:44 | 思う事
 
 今日は習字教室で2年生のれん君が『春』と書きました。

2枚目ぐらいで本当にバランスよく、そして素朴な良い字が書けたのでとても嬉しくなり画像にしました。

 大人は何とか上手に見せようとか、自分の素朴な心以外の力が入ってこのような素朴な字が書けません。

 野に咲く花のように、誰のために咲く訳でなく楚々と咲く花にはとても魅力を感じます。

 書の作品の中に計算されつくした技巧だけが先に出ると感動は伝わりませんが、だからといってむやみやたらに無技巧に書けば良いと言うものではありません。
何でも同じでしょうが、熟練の技に精神の高まりと何か(他力)が加わった時、凄い力が発揮できるのかなあと思います。

 筋肉は使わなければ老化するけれども、芸術的な考え方は経験や年齢を重ねることによってより洗練されなければいけないと思います。

 今日は、素朴な子供の力にはっと感じた日でした。

試薬づくり

2007-02-27 21:50:18 | 思う事
 
 現在は全てといえるぐら機械化されて、正確かつ敏速にコンピューターで処理される検査データーなのですが、うちの検査室の用手法の部門は、昔ながらの方法での検査をすることがたまにあります。
 
今日は不足した検査試薬をみんなで作りました。
ピぺット・ビーカー・フラスコを使い、乳鉢に乳棒・・・。まるで理科教室の実験用具でしょ。画像にすればドレッシングみたいかな!

 私が大学の頃は、毎日ピペッティング(正確に試薬をピペットで量る)の練習をしたり、化学天秤で微量の試薬を量ったり・・・。いろいろと手先で検査業務をこなしていました。

 今、用手法で検査するところも少なくなってきたのですが、私の職場の上司は、歩く辞書ならず、働く(パワフル)生き字引って感じ。用手法も含め何でもござれデス!
 

表札を書きました。

2007-02-27 21:32:07 | 思う事
 
 昨年はじめて個展《書展》をお友達のギャラリー器季家でさせていただき、そのご縁で表札の文字を承りました。

 今日その表札ができあがったと言うメールが届きました。
制作にあたり私はいくつかの書風・書体の原稿をお見せして、施主さんのご希望で隷書体の文字で《籠田》となったのですが・・・。

 紙に書いた原稿を渡した私は出来上がりはお任せで。って言ったものの・・・。

 今、私の文字が紙以外のところに表現されて新しいカタチとなったと思うと嬉しいものだなあ。と思った。

 いろんな方々に喜んでいただけるような書がかけるようまたガンバろ~っと。

今日のお日様ありがとう

2007-02-26 18:12:16 | 思う事
 
 用事があって今日は一時間早退した。

 用事をしながらちょうど今将に沈む夕日を写す事が出来た。

雲があったのでまん丸の夕日ではなかったが、
山際に沈んでいくのを少しの間、
見送った。

 今日の昼はかなり暖かかったらしく(室内にいるから全く外の事がわからない)今日のお日様をどのくらいの人たち、ものたちが喜んだだろう。なんて事を想像してみた。お洗濯ものがドンだけ乾いたかとか、花たちのつぼみが膨らんだり咲いたりしたかとか・・・。本当にお日様はありがたい。
お天気だと全く気分も違うし・・・。

 

書道文化講演会

2007-02-25 15:58:23 | 思う事

 「書の款文と落款印」の講演会があった。

 講師は桜美林大学文学部中国文学科講師の和中簡堂先生。

 落款とは、書画作品の最後に姓名や制作の年月季節、書いた場所や書いた気持ち などを署すもの。

 講義の内容は長時間休憩もなかったが本当に内容深くためになった。

 自分で書く時の参考にもなるし、書画鑑賞の際に作家の気持ちや書斎の光景まで もが想像できると思うと益々、鑑賞も楽しくなると思う。

 注意する事は、季節や月の名前を作品に書く時に言葉自体が漢語か和語なのかを 知らないと作品は漢文なのに、季節の表し方が和語であるなら・・・

  自分では凄くおしゃれして洋装してるのに足元は下駄履きっていう事になるわけなんだなあ。思った。

 何をやっても奥が深いなあ。

 知らないということは逆に凄い事かも!
 
  学識のある書家の皆さん。私の作品を何かの機会に見られてドレスを着ているのに日本髪を結っていたら遠慮なく教えてくださいね。 

  私が行草を書く時はなるだけその時代に使われていた文字を集めて書いているつもりではありますが・・・。よろしくお願いします。

阿蘇 2  のんびり赤牛

2007-02-24 20:13:45 | 思う事
 
 のんびりと牛たちは何考えてるんでしょう。

  
 我が家にも2匹のワンコが居ますが、時々代わりに仕事に行ってくれないかな~

と思います。我が家はとっても日当たりがよく、

お天気の日には最高のぽかぽかお部屋です。

仕事しながらワンコは気持ちよくお昼ね中だろうなあ。って思う事がよ

くあります。

阿蘇ドライブ 1

2007-02-24 20:08:55 | 思う事
 
 本当に久しぶりの友達とほんのちょっとの時間を利用して大自然の阿蘇に行った。思ったよりは肌寒かったが、昔よく行ってた根子岳に会えて嬉しかった。
 
 久しぶりに友人にも会えたんで、話も弾み日常の疲れも吹き飛ん だ感じがした。

 自然はいい。本当にいい。楽しかった
 
 阿蘇には文学者たちも多く訪れている、途中にも与謝野鉄幹の歌碑があった。

国分寺さんで

2007-02-23 20:34:44 | 思う事
 今日は、私の事をちょっと。

 私は幼い頃からいわゆるバーちゃん子でした。
祖母は19才で結婚し、6人の子供を育てました。
私はその長男の長女つまり初孫。
共働きの両親のもとで私は、祖母からすればまるで7番目の子供。
長女でありながらも末っ子のような感じかな。とても愛情いっぱい育ててくれました。
 もう亡くなったのですが、祖母は学問もせずに嫁に来て、貧しい中、家事と子育てに追われて一生を過ごしました。
 
 祖母の言葉で最も印象深い言葉は、

 「学問や知識は荷物にならないよ。体につけたものは泥棒にも盗られないから、しっかり勉強して知識と智慧を自分の物にしなさい」と、

 「ありがとう。の言葉と笑顔にはお金がかからないよ。貧しくても、ありがとうと笑顔を忘れなければ必ず生きていける。」と。

 私は祖母に連れられ小さい頃からお寺のお手伝い、お経には慣れ親しんでいたので、それからというものは書を通しての仏教、また歴史、芸術、文字・・・今もなんでも知りたい病なのです。

 38才で仏教大学の通信教育部に編入した時、始めて私はいろんな事を知らないって事を知りました。これが大学に行きなおした一番の収穫だったかも知れません。

 職場で何気ない会話の中で・・・。鶏の卵ってどこから殻できるのかなあ?
みんなで考えたけれども全くわかりませんでした。
このブログを書き終えたら調べてみます。。。。

今日の画像は、国分寺さんのカレンダーから。
 
 《道を求めてこの門に入る ここは常に開かれている。》

 何でもやり始めた時がスタート。
 毎日一つでも新しい事を知ったら。一年で365個の物知りになるはず。
 でも忘れる事はもっともっと多いかも知れないけれど。