さ、もうすぐ仕事が終わる!さて帰ろうかと言う時間になって急に雲行きが悪くなって夕立が降り始めた。
朝はまっぱれだったから傘は日傘しか持ってきていない。
忘れ物の傘を傘たてから借りて帰る事にした。
職場から一歩出たら、風と雨・・・。
傘はひっくり帰るし、服や足は濡れるし・・・。たった10分の道のりをびしょぬれで帰った。
家に着く前には真っ黒だった厚い黒い雲。ごろごろと雷が鳴ってはいたものの、着いたらピタッと雨が止んで・・・。ちょっと待ってたら良かった!!!
って思った。
しかし、しばらくしたら涼しい風が吹いてきた。
熊本の夏はまだまだ残暑が厳しいが、一時の爽やかな風に秋を感じた。
古今和歌集 藤原敏行
「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
(意味)秋と言うのは目にこそ見えないが、風の音に秋来たのだなあっと驚かされる。
この和歌は立秋を詠んだ歌。まさしく今の季節の歌だと思う。暦の上では、明日かあさってが立秋かな?
この爽やかな風のイメージでうちわに書いた。
うちわの節があるので、印が全く押せなかったが・・・。