書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

「仏凡同居」

2009-04-29 11:22:40 | 思う事
久しぶりに一日家で過ごした。

最高のお洗濯日和。

冬物、厚手の物などをお洗濯した。

家族がいた頃は、新学期となると家庭訪問があるし模様替えもしていたが・・・。
毎年、この時期は阿蘇にキャンプに行って、青葉の香りを体いっぱい吸い込んでは日ごろの垢を落としていた。
今年のGWは息子達も帰って来ないので何か調子抜け。

月曜日にレッスンに伺ったUさん宅。
Uさんは後数年で米寿。
今年もシルバー展に挑戦される。
2ヶ月ぐらいかけてそのテーマを一緒に考える。(これも楽しみ)

で、今回の言葉は「仏凡同居」
Uさんは元々仏教のこともお詳しいが、今回何年もかけて在宅僧侶の御免状を得られた。本当に素晴らしいと思う。
書道のレッスン時間以外には、仏教の話やお寺仏閣の話が尽きない。

いろんな本もお読みで、よく共通の話題に花が咲く。
「種田山頭火」の
「どうしようもないわたしが歩いてゐる」

時々落ち込むと、この話になる。

がむしゃらに頑張って生きている自分と、自己嫌悪になる自分。とどちらも自分。
人を受け入れようと心がける自分と、人を受け入れない自分。どちらも自分。

そんな話から・・・。

今年のシルバー展の言葉は

「仏凡同居」

自分の中に表も裏もある。仏も凡も居る。

時々

「どうしようもないわたしが歩いてゐる」

と、思いながら落ち込む。
しかし、自分に付き合うのは自分。
書を書いている自分も、何もしない自分もどちらも自分。
なんとなくいろいろやっていたら、お日様も西に沈もうとしてきた。


今年のシルバー展。
「仏凡同居」
Uさん一緒に頑張りましょうね。


舞台から客席を見て・・・

2009-04-27 23:41:31 | 思う事
手動でまわされると言う舞台に立った。
この舞台では玉三郎さんも踊られた舞台だ。

実は玉三郎さんの踊りを昔ここで見たことがある。そのときはまだ改装前の事。
とっても貴重な時間だった。
今見ればもっと感動しただろうに。

舞台の上から客席を眺めた。

約100年になるこの八千代座。

想像以上にこの八千代座にかかわってきた人たちの数や想いがこの場所に凝集されているのだろうと思った。


千代に八千代に・・・。
ずっとずっと後の世にもこの素晴らしい空間を伝えていって欲しいと思った。

八千代座の天井広告画

2009-04-27 23:26:53 | 書について
八千代座の中に入って一番に目についたのが、鮮やかな色彩の天井の広告画だった。
平成8年から大修理が行なわれて、復元されたものらしいが、文字もデザインも色合いもとっても素敵だった。

今は、どんなロゴもパソコンで出来る時代。こんな手書きの天井画の文字やデザイン、風合いは私にとってとても興味深いものだった。

八千代座見学

2009-04-27 23:09:43 | 思う事
せっかく山鹿に来たので有名な八千代座に行く事になった。
運良く観光の団体さんと一緒になり、私達一般客も八千代座の見学と説明を受けることになった。

八千代座とは・・・

明治43年に芝居小屋として山鹿の実業界が組合をつくり八千代座を設立。
和風建築と洋風建築の長所を取り入れたお洒落な空間。
地下(奈落)には今でも人力でまわす回り舞台の仕掛けもあった。
多くの劇団や松本幸四郎、長谷川一夫など著名人らの公演もあったらしい。平成2年より坂東玉三郎の公演も始まった。
現在、国重要文化財に指定されている。

お昼は地鶏焼きとかっぽ酒。(真二さんごめんなさい)

2009-04-27 00:02:53 | 食べる事、飲む事
みんな真剣に陶器を作りアッと言う間に午前中が過ぎた。
気づいたらみんなお腹がグー。

平山温泉の近くの地鶏焼き屋さんでお昼を食べる事になった。

ハンドルキーパー真二さんにはとっても悪かったが、炭火で地鶏を焼きながら、ビールとかっぽ酒を頂き、陶芸ろくろ体験の反省会をかねて、話は弾んだ。

次回陶芸に来るのは来年かな?




委員長の真二さん。

2009-04-26 23:21:36 | お友達
町づくり書道部の学級委員長真二さんは、めし椀と、水滴を作られた。
真二さんは、必ず墨をすられる。それで水滴を作りたかったらしい。
器用な真二さんは難なく飯椀と水滴を作り上げられた。

ろくろを体験される真二さんの様子は書を書かれる様子と同じように真剣そのものだった。