書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

6月30日は夏越・大祓(おおはらい)の日

2009-06-30 17:57:03 | 書について
「祓」(はらい)とは、
神に祈って、罪やけがれを取り除くこと(広辞苑)

夏越大祓式とは、神社で半年の罪けがれを祓式のこと。
うちのマンションの1階にも近くの神社の「大祓式(茅の輪くぐり)」のご案内が置いてあった。中には人の形をした紙の人形が入っていた。
この人形に息を吹きかけてお祓いしてもらうのだそうだ。
12月31日には残りの半年の祓いの式があるという事。
私はこの行事についてはほとんど知らなかった。

白川先生の「字統」によると。

示ヘンは神をまつるための祭卓の形、つくりは犬を斧で切った形。
つまり、神に犠牲を払って罪を許してもらうという文字になる。
示ヘンの文字は、神に関係のある文字。
「社・祈・祇・祖・祝・神・祥・禍・福・祷・禮・・・」

日本の民族、文化、宗教の角度から日本の行事について調べ始めると私の中の調べ虫がワイワイ騒ぎ出す事だろう。

ひびのこづえ

2009-06-30 07:19:28 | お仕事
日比野克彦の奥さんひびのこづえさんのイベントが佐賀であっているという事を聞いた。

行けないので、写真集を見せてもらった。

こづえさんは、舞台衣装、洋服、小物、家具、バックなどなどいろんなものを創っているアーティスト。

その写真集には、可愛らしい作品とエネルギーと生き生きとした文章が載っていた。

彼女の作品は、機能的でかつアートなので、商品としてもとても人気があるとか。

アートが商品として歩いているというのは凄い!!!

画像は彼女の資料を集めたノート。

コツコツといろんなアンテナを張って自分の目で、足で集めた資料が彼女の作品のベースである事は間違いない。


神代文字ってハングル文字に似てる???

2009-06-29 13:57:07 | 書について
文字文化?

昨夜NHKの教育番組で「仏教伝来」があっていた。
残念ながら途中からみたので後半の部分しかわからないが、仏教の伝来が日本の歴史上の大きな転機だったろうというような事だった。

漢字の伝来は遣唐使からということだが、果たして日本にはそれまでどのような文字文化だったのだろうか?

「書道用語詞典」をパラパラとめくっていたら「神代文字」というのが載っていた。
これって何時の時代の文字?
ハングル文字に似ている!

神代文字はいつの文字か???

未だに研究途中らしい。


優しい風を来民うちわで・・・

2009-06-29 13:12:20 | 季節物
先日新聞に特集記事が載っていた。

「来民うちわ」
明治22年の栗川商店のお店と「来民うちわ」の事だった。

ご主人は4代目。

山鹿では昔から渋うちわが生産されていたらしいが現在は、ここ栗川商店のみらしい。昔からの専門職の骨師、貼り師がいらっしゃるとか・・・。

明日から7月5日まで熊本県伝統工芸館で「渋うちわ展」(展示即売)が開催される。

私もこのイベントに昨年から参加させていただいている。

全部手書きの物。
今回は書だけでなくちょっとした遊び物も描いた。

使ってよし、飾ってよし、贈ってよしの「渋うちわ」

どうか足を運んでほしい。

後期寧々塾の第1回目は「オリジナル渋うちわを作る」なので参考の為にぜひどうぞ!デザイン学校の生徒さんのデザインうちわもあるので楽しいと思う。


人貯金

2009-06-29 10:05:15 | 思う事
ふと浮かんだこの言葉

「人貯金」

其々専門分野で生きている人と繋がって行くと、必ず疑問に対しての答えやヒントをもらえる。

子育てがひと段落して生活スタイルが変わり、ちょっぴり寂しい「からの巣」状態を経験し(アッと言う間に通りすぎたけれど)、自由な時間を書に読書に、そして人と会う時間(大好きなお酒とおしゃべりの時間)に使えるようになった。

生活物質はぜんぜん増えてはないが、心はとっても裕福になった。
本も増え、知人も増えたからだろう。
人と繋がる為の「人貯金」をしているのかもしれないと考えた。

ふと浮かんだ言葉「人貯金」

私も必要な方から必要な時に連絡があるような人になりたい。と思った。

雷が鳴り始めた。

2009-06-28 18:26:39 | 季節物
本格的な雨になった。
昨日今日は田植えだったところも多いと思う。

お百姓さんは大変だなあと思う。

美味しいお米、お野菜をありがとう。

私は今から、教室へ。
私は田植えは出来ないが、自分に与えられた事を頑張るしかない。

かさをさして行ってきます。

「ken」の名刺が出来上がった。

2009-06-28 13:28:18 | 書について
依頼を受けた和食倶楽部「謙・KEN」のロゴ。
デザイナーさん、印刷屋さんのおかげで、名刺が出来上がった。

文字が一人歩きをしていくのを見送る親のようだ。

古代の漢字(金文)には神の力が加わっている。お店もきっと繁盛してくれるに違いない。

「謙」
ケン
つつしむ・ゆずる
謙とは尊くして光る。
君子の道の窮極するところとする。

「謙」の持つ意味もとても素晴らしい。
謙虚で努力家の謙一さんの目はキラキラ輝いていた。

因みにお店は高津区だそうだ。

謙一さん、ご成功とご発展を念じます。



片岡耕太郎さん

2009-06-27 13:54:07 | 思う事
出会いは不思議。

片岡謙一さんの屋号「謙(ken)」を書く事になり、そのお兄さん(耕太郎さん)ともお会いしていろんな話をした。

お兄さんは陶芸家。
陶芸の箱書きをされる為に筆や文字にとてもご興味があられるということだった。と、言う事で、私の大好きな尊敬すべく「白川静」先生の「字通」もお持ちとかで、話がもりあがった。

つくり人とお会いするのはとても楽しい。

耕太郎さんから、私にと作品をプレゼントしてくださった。
ご自分の登り窯で焼かれた器。
持ってみたら、手の中にすっぽり収まり、土の優しい手触りを感じた。
きっと耕太郎さんの優しさなのだろう。

先日あるおばあちゃまからこんな話を聞いた。
「着物を買ってもどうしても手を通したくない着物があるのよ。きっとこの着物を縫った人がその着物を縫った時の精神状態が良くなかったのじゃないかしら?」
と。

登り窯は温度の違いで焼き上がりが違うし、とても重労働だとか。
今度、窯にお邪魔させていただく約束をした。

頂いた器には何かまた触りたくなるような懐かしさがある。
耕太郎さんは何を考えて焼かれたのだろうか?

良い出会いだった。

魂の島唄(朝崎郁恵)

2009-06-27 08:14:26 | 思う事
エネルギー。

まさしく、朝崎郁恵さんの声にはエネルギーがあった。
67歳でメジャーデビューされたそうだ。
70歳を過ぎてどんどん進化されている。

昨夜は街中の屋上でのライブに行った。

島唄とは
奄美諸島の住民により、口伝で伝えられてきた民謡。
唄は神聖(おなり神)信仰など歴史の中、様々な時代を越えてきたと。

人はいくつになっても進化できる。

朝崎さんの力強い声にそしてその声から発せられる神の力にエネルギーを得た。