書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

得時(時をうる)

2007-04-30 22:30:07 | 思う事
原稿は早く出来ていたが(昨夜からの作品を何とか仕上げ)夕方からワークショップのような小さなライブハウスでライブを楽しんだ。

小嶋さちほさん・沖縄のライブって言う事で(彼女は随分昔から知っていた)行ったのだけれども彼女のオーラとともに、一緒に来られていたアリシア・ベイ・ロレールさんの歌とギターには魂が揺さぶられた。

この感動は何だろう!

彼女のプロフィールを聞いて驚いた!
彼女は富豪の家に生まれたが何か疑問を持って17歳で家を出た。
ヒッピーとして世界を回り、ハワイ島にたどり着き、企業を興して成功したがそれも棄て全ての経験を本にした。「地球の上に生きる」「太陽とともに生きる」この本に影響を受けた人は世界中にたくさんいるらしい。
その後50歳にして音楽で世界を回って平和をうたって伝えているらしい。

優しい歌声とギターの音色はみんなの心を癒す。
凄い人って言うのは普通にしている人なんだって思った。

ライブが終わってから、ゆっくりいろんな話を身振り手振りと片言英語で話した。
凄く良い時間を過ごす事が出来た。

まさしく今日書いた書

『得時』凡得時者昌 失時者亡   出典 列子

良い時間をもてる者は栄え、良い時をもてない者は滅びる。と言う意味。

出来るだけ地球に優しく、人に優しい良い時間をこれからも持ちたいと思った。



墨すり君

2007-04-29 21:54:00 | 思う事
締め切り間近な作品があって、今夜は私の働き者の助手に墨をすってもらっている。

私の右腕「墨すり君」

ゆったりしたつもりで頼まれた「書」を書く時は、必ずお気に入りの硯でお気に入りの墨を使って構成を考えながら墨の具合をみる。

ところが、大会や自分を追い詰めるような物や大型の作品を書く締め切り前になるとそうはいかない。イメージトレーニングをするために自分なりのテンションのあげる事が必要になる。硯ですると、仕上げぎりぎりで墨が足りなくなったりするので、あらかじめ少し大量に薄めの墨を墨すり君にすってもらう。その後お気に入りの硯で微調整する。

その間に(今日はブログを書いているが)テンションが上がるような書家の作品集を見たり、絵画集を見たり、故宮博物院の文物をみたりする。

「今こうして、このような環境で「書」が書けるのは本当に幸せなことです。」と心に念じながら、テンションを上げていく。 

残念な事に私は漢字多字数の作品が多いから、自分の詩ではない。
だから、小作品とか茶掛けの作品はできるだけ自分のその時の気分、状態の物を古典の漢詩から選ぶようにしている。

今回書くのは、

列子より「凡得時者昌 失時者亡」
時期を得れば物事は盛んになるが、時期を失うとおのずと滅んでいく。。。みたいな意味かな。
とにかくいろんなチャンスは自分でつかんで前向きに行こう!と言う今の私の応援歌。でしょうかね。

サア、どんなできばえになるか?

何時までかかるか?


これって何でしょうか?

2007-04-29 12:41:22 | 思う事
今日は、とってもいいお天気の休日。

肥後国分寺のお掃除会だった。薬師如来様も大喜び!

ご近所の方や遠くからの縁者さんが15人ほど集まってみんなで大掃除をした。

日ごろは夕暮れちかくしか寄れない国分寺さんもお昼に行くとまた感じが違う。

ブルーシートを敷いて座布団を干した。表、裏、そして表。
「三回ばっかかえましたけん」とおじいさんが言われた。
猫になってふかふか座布団にお昼寝も良いな。ってふと思ったり。。。

女性は仏具を拭いたり、お御堂、東司(トイレ)の掃除を男の方はを裏のたくさん
の草取りをされた。

作業もひと段落してみんなでお饅頭とお茶、おにぎりを食べた。

ご住職はお経と座禅をかなり熱心になさる方で、掃除の途中に目に留まった木の鳴り物。なんという名前かは知らないが、いつも座禅の終わりを告げられる板。
何度、何十、何百回たたかれたのだろうって思ってシャメをした。

今は、自分の事しか考えない時代。
人のため地域のためにお経をそして座禅をされるご住職。すばらしいご住職だ。

半日かかって

2007-04-28 14:58:40 | 思う事
新しくフレッツ光にした。

なんだかかんだか解らないけれど、工事と設定をやり直してとても親切に対応していただき嬉しかった。

やっぱり知らない事ばっかりだなあ。

ついでに複合機も買ったので、いろいろと便利な生活が始まる予定。

熊野坐神社

2007-04-28 06:43:00 | 思う事
昨年秋から縁あって肥後国分寺の座禅の会に参加させてもらっている。
と、言っても、座禅は金曜日の5時からだから、仕事帰りには全く間に合わない。
座禅が6時までだから、その後のお茶の時間と禅の勉強会に参加している。
 
国分寺さんのご縁で、近くの韓国家庭料理のお店「梁の家」にもよくお邪魔するようになった。
梁さんは毎日お店に出られるる前に天平時代700年代、国分寺の一角にあったとされる熊野坐神社を毎日掃除されている。その関係で、梁さんに頼まれて熊野坐神社ののぼり旗を書いた。
 先日、仕事の帰り(6時ごろだったかな。)にちょっと回り道して出水ふれあい通りを通った。
「梁の家」の前を車で通りすぎようとした時、はっとした。
梁さんの息子さん(小学生)が高帚でお店の前の通りを掃いていた。

『親の後ろ姿を見て子は育つ』

すばらしいなあ。ッて思った。
心にスーッと澄んだ風が吹いた。

梁さんと奥さんの優しい笑顔が浮かんできた。


バイバイまたね!ちびちゃん。

2007-04-28 06:21:33 | 思う事
今週の火曜日の夜に以前紹介したちびちゃん(20さい)のワンコが彼岸の国に旅立った。
 
ちびちゃんは、先週ぐらいから体調がすぐれないって彼女が言っていたが、飼い主の彼女も、ずうっと体調が今ひとつと言っていた。
と、言うのもそのちびちゃんと彼女は一心同体のような関係であると彼女も回りも思っていたから不思議ではなかった。

 ちびちゃんは外犬の柴の雑種。人で言うと100歳。昨年ぐらいからお座敷にあげてもらって人と同じ生活をしていた。寝るときは、ちゃんとお布団を敷いてもらい、家族三人で日替わりの添い寝当番がいた。外犬だから、おしっことウンチがシートの上で出来ないからだった。
目もあまり見えず、耳もほとんど聴こえないようになってきているけれど、ごはんをお箸で食べさせると嬉しそうにする。ってちびの話をよくしてくれていた。
 
そのちびちゃんが火曜日の夕方がたから様子がおかしくなり、彼女が帰ってくるのを待ったかのように眠ったように旅立ったらしい。
全く苦しまず、まわりの手を煩わすこともなく静かにいったらしい。

ちびちゃんは彼女の家の大きな存在であったのは言うまでもない。
ワンコとして生れてきたけれど多くの人にそして家族に、彼女にいろんなもの事を残してくれたと思う。
不思議な事があった、ちびちゃんが昨日の早朝に私の夢に出てきた。
ちびちゃんは彼女のことを心配している様子だった。
飛び起きてちびちゃんと彼女のために、お写経をした。
ちびちゃんは本当に徳の高いワンコだったと思う。生きていたそのものに教えがあった。きっと今度は人として生まれ変わってまたどこかで出会うのかも知れない。

人と人の関係、家族の絆が軽薄になっている今の世。
私も彼女と彼女のご家族そしてちびちゃんからいろいろ学んだ。

親子でも話さないと解らない気持ちがあるが、ペットは身近に居るしその様子さえチャンと見てあげれば何を考え何を欲しているのか良くわかると思う。

子育てもある意味同じと思う。成長過程で様子がわからないときは、じっと見て様子をうかがい待ってあげると何かきっかけがあると思う。それを大人が先走って口を出すから子供は反発する。様子が違ったり、顔色が悪かったら他の話からはじめて、心の壁をはがしてあげると一言二言と自分の気持ちを表現し始める。
心も体も育っている途中なのに何もかも要求するほうがおかしいと思う。

偉そうな事は言えないが、わが子たちは出来るだけそうしたつもりだ。
私が親だから高い要求は求めていない。ただ、人に思いやりがあって社会に出ても人と気持ち良い関係さえ作れるだけで良いと思う。
人から、物から、本から学びなさいとは言ってきたつもり。

二人の息子が、家族をちゃんとつくれることが私の最大の夢だ。

遠くに居る二人の息子。元気で生きていてくれるだけで有り難い!

ちびちゃんの事でまたいろいろ自分をみなおすことが出来た。ありがとうちびちゃん。

みかんの花

2007-04-27 19:41:06 | 思う事
 今朝、駐車場から職場に向かう途中、どこからともなく上品な甘い香り。
毎朝猛ダッシュで職場に行くので、帰りにこの香りをゆっくり探そうっと思って職場に行った。

 仕事が終わり、帰り道。やっぱり上品な甘い香り。
駐車場に曲がる角のお宅かららしい。携帯を取り出し、ちょっとお庭に近づいてシャメを撮らせて頂いた。

しっかりその木を見たら、柑橘系の木のようだ。そういえば秋に少し大きめの柑橘系の実がなっていたような記憶が。。。

みかんか甘夏か八朔か。。。そこら辺だろう。

すると突然頭の中に浮かぶフレーズ。

みかんの花が咲いている 思い出の道丘の道
はるかにみえる 青い海 お船が遠くかすんでる

小学校の頃二人でよくやった手遊び。

みかんの花は5月ごろの花なんだ!って改めて思った。



凄いでしょ!

2007-04-26 22:14:19 | 思う事
年齢は。。。

とにかく物凄いのUさん。作品を仕上げるために。。。
私が家に着いたのは夜11時ぐらい。とにかくまた1から書を頑張るって言われるUさん。

この方こそ目標とする『経・年・美』を兼ね備えていらっしゃると思う。

書によって私は多くの方々とのご縁を頂いてる。

本当に有り難いことだ。


大好きな先輩!

2007-04-25 17:44:40 | 思う事
ずっと一緒に書の勉強をしていた先輩のお宅に伺った。
私の大好きな先輩K先生。

共通の話題はお寺とお経の話。

先生は毎日朝からお経さんを仏壇にあげられた後、お写経を約2時間され、ご縁のある方々の名前を書き、感謝と書かれて仏壇にお供えされることが日課だそうだ。

とにかく信心深い優しい先生。

どこまでまで優しいのかなあ?って不思議がるぐらいに優しい。

数年前に遊びに行ったら、雑種の犬が7匹いた。

先生だったら大事に育ててくれるだろうって思って家の門の前に子犬を棄てていかれるらしい。いわゆる今はやりのコウノトリのゆりかご状態。

今日は4匹の雑種が居た。そして猫も2匹居た。

とにかくご夫婦ともに人としてのスケールが違う。

話は尽きなかった。

先生のすばらしい書を写させていただいた。

『千秋万歳 南山の寿』意味は、(全てに感謝、そして長寿を祈る)
のような感じかな。

先生の書は凛とした線の中に物凄い優しさが表現されるから凄いと思う。

今日は本当に良い時間を過ごす事が出来た。

これも感謝なのです。



雄一郎君

2007-04-25 09:49:57 | 思う事
横浜に居る親友の長男。ゆうちゃん。

私の大学の時の学生番号は87番。彼女は88番。

学生の時は、講義も実習も番号順でやるのでほとんど同じ行動をしていた。

思えば大学は嫌いだったなあ。

「書」のことと、おしゃれ中心の大学生活だった。

もう時効の話になるが。。。

毎日のように学生アパートでみんな集まってレポートとか書いていた。
ある日の夜、リーダー的なM君が突然。

「明日、みんな黒い服着て夜、ここのアパートに集まれよ!いいか!」って言った。

次の朝、講義室を見回すと、いつもの仲良し?メンバーは上下の黒い服を着て来ている。

夜アパートに集まった仲間は、3台ぐらいのおんぼろ車に乗り込んで夜のみかん狩りに行ったのだった。

これって盗人?

正真正銘の盗人。

みんなで一気にみかん畑から少しづつみかんを失敬し、アパートに戻った。

コタツの上に並べられたみかんには「へた」がついていない。
みんなで大笑いして食べた。

農家の方ごめんなさい

話は戻って、88番の彼女は大の親友。

彼女が結婚して転勤族になるって聞いたときは寂くて大泣きした。

しかし、彼女が横浜に行ってから毎年遊びに行っている。

かえって、地元の友達よりよく会っているかもね

連休は戻ってくるらしい。またいろんな話が出来て楽しみ!

ゆうちゃんの成長も私の大きな楽しみだ

去年お邪魔した時はゆうちゃんとレゴで大きな町を作ったっけ