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旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

[CD Review] ヒューマリズムⅤ-Beyond the boundaries-/松原正樹

2009-07-30 22:25:34 | CD Review / My Favorite

私の目指すスタイルとは?」でも書いた通り、松原正樹さんは私の大好きなギタリストの一人ですが、今回、新作を(といっても昨年秋の発売ですので、新譜とはいえませんが・・・やっと)聴けたので、簡単ですがレポートします。

生演奏のグルーヴを追求するHumarhythmシリーズの5作目で、今回は、氏のソロデビュー30周年記念アルバムになっていて、錚々たるメンバーによる録音。(CDの帯では日本ドリームチームとの表現。まさに!)

松原正樹(Gt)
村上"PONTA"秀一(Dr)
後藤次利(Ba)
斉藤ノブ(Per)
井上鑑(Key)
佐藤竹善(Vo)
根本要(Vo)、他

今回は、全11曲のうち、なんと6曲が歌もの。テーマはAORだそう。
AORって、80年代のボズ・スキャッグスなどがはしりと言われてますが、Adult Oriented Rockとか、Album Oriented Rockとか、今ひとつ意味が曖昧です。が、氏は、ある雑誌(*)のインタビューで、次のように述べてます。
「僕が考えるAORは、歌と演奏の調和がよくて完成度の高いもの」

もうひとつ。

「最近、歌ものを聴いても、あの当時みたいにさ、間奏でギターソロがガーンと入るのってほとんどないよね」
「やっぱり間奏はギターソロでしょう。だからこのアルバムはまさにそういうふうに作りました。歌のギターが半々みたいな。」

もう、ワクワクしながら聴きました。。。
まあ、ひいき目もありますが、松原正樹氏のギターは文句なしにカッコいいですね。曲も全体的にポップで、ファンキーあり、フュージョンあり、バラードありと多彩。 どれも、いい曲なんですが、スッゲーいい曲というよりも「カッコいい」、なんです。じっくり聴くもよし、BGMとしてもよし!
うまく言えなくて恐縮ですが、一番しっくりくる表現は、やはり80年代指向のサウンド・・・ですかね。聴いていて、凄く気持ちよくて、安心感がある感じなのです。

■収録曲

[ 1] BEYOND THE BOUNDARIES   [Inst.]
[ 2] BE YOU   [Vocal.佐藤竹善]
[ 3] 篝火草   [Vocal.根本要]
[ 4] 24-7Z NON-STOP   [Vocal.石井一孝]
[ 5] PALE MOON   [Vocal.高尾直樹]
[ 6] AFTER ALL   [Vocal.佐藤竹善]
[ 7] WILD CURRENT   [Inst.]
[ 8] HAYABUSA    [Inst.]
[ 9] HUMAN RHYTHM   [Inst.]
[10] 邂逅   [Vocal.佐藤竹善]
[11] DREAM   [Inst.]

どれもこれも、いい楽曲揃いですが、私的にInst.の一押しは[1]。80年代当時のフュージョンの匂いがあります。まさに氏の音です。カッコいい!
因みに当時、角松敏生氏もギターInstアルバムを出してますが、こんなサウンドを作っていたと思います。もうひとつ因みに、妻はこれを聴いて「高中正義?」と反応。。。そういう雰囲気もあるかな?
Vocalの一押しは[10]。前言撤回、スッゲーいい曲です。歌よし、歌に絡むギターのバッキングよし、間奏のギターソロのカッコよさと言ったらもう、溜息がでます。ギターが歌ってますよ。しかも一発録り!
機会があれば、ぜひ聴いてみてください。

因みに[3]はさだまさし氏が作詞で参加してます。

(*)ギター・マガジン 2009/1月号

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