Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

脱力を身に付けたい

2019-06-24 00:09:13 | ギターな日々

葉山・真名瀬辺りで見つけた浜昼顔。この時期、浜辺によく咲いています。


 さて、師匠に手取り足取り(笑)、カリニョーゾの読譜・運指を教えて戴いています。
この複雑な楽譜、私ごときが単独で挑んでいたら、恐らく一生掛かっても終わらないでしょう。(爆)

 で、昨日練習していた際、ハーフセーハをする〜とある部分で左手の指に強烈な痛みが走ったのです。痛みは、まさにハーフセーハしている人差し指の第一関節
楽譜だとこの辺り。。

(クリックで拡大)

弾いてみると、この辺です。(超スローですみません。)


実はこの症状、初めてではないんです。これまでにも何度かあって、ひょっとすると痛めてしまっってクセになってるかもしれない、と思うと、「やはり、この曲は無理があったか」どころか「ギター弾けなくなるかも・・・」なんて縁起でもないことまでが頭をよぎり、暫く落ち込んでいたんです。

◇◇◇

気を取り直して、もう一度「超が付くほどゆっくり」と、くだんのフレーズをなぞってみる。
すると、、、ん?痛くない。
もう一度やってみる。。。やはり、痛くない。大丈夫だ。
では、少しずつ速く弾くよう練習を続けていると、、、、、っ!おっと、、、
痛くなる予兆を感じて、止めました。

ここで気付いた!のですが、実は、いつの間にか、もの凄くチカラが入っていたのです。
私は、肩こりも酷いのですが、これも常にチカラが入ってることが原因と言われています。趣味のギターを練習してる時でさえ、余計なチカラが入ってしまっているんですね。これに加え、私の場合、そもそもはアコギやエレキからギターを始めたクチなので、ハーフセーハの時などどうしてもウエスタングリップのクセが付いてしまっていて、ネックを握り込むイメージでチカラが入るのかな、と推察します。
若い頃は、まだ身体が丈夫な分、耐えていたのでしょう。年齢とともに、節々が衰え、耐えられなくなった、ということですかね?・・・orz(笑)

◇◇◇

かのクラシックギタリスト福田進一氏も、自身のツイッター「ツイートでレッスン」の中で、脱力の大切さを説いておられます。なかでも、2018/1/12の発信では次のように述べられています。
「左手首の脱力と言われても、クラシックの場合は指の動く範囲が広く、様々な動きが要求される。迷った時は、ロックやジャズの名手の左手を観察すると良い。クラプトンやブラックモアなどの脱力には感服するし、演奏姿勢も含めてジョー・パスの脱力感は、私の理想だ。」

このブログでも度々取り上げているクラプトンの名前まで出てきて驚きましたが、というより、ギター演奏において脱力は大切な要素であってジャンルは関係ない、ということなのでしょうね。クラプトンだってウエスタングリップだし、でもその脱力は感服に値すると、、、俺ダメダメじゃんか。orz…
福田進一氏がこのツイートで紹介しているジョー・パスの演奏です。

Joe Pass & Ella Fitzgerald - Duets in Hannover 1975



確かにとても柔らかい自由な動きだと感じます。
 私の場合、練習しているカリニョーゾでは、痛みどころか、左手の疲労感が半端ないんですよね。もちろん、難易度が高いのは理解していますが、やはり力みがあるのだと思います。

が、はて? その脱力、どうすればマスターできるのでしょうか?

意識しながら練習するしかないのでしょうか?(泣笑)
カリニョーゾへの道は長く険しい。

Toshi

師匠のギターコンサート

2019-06-09 18:02:41 | Live Report

さて、先週は6/2のことなのですが、逗子市にある逗子文化プラザのさざなみホールへ、師匠のコンサートを観に行ってきました。
題して、「アランフェス協奏曲とスペイン音楽」。
アランフェス協奏曲は、クラシックギターとオーケストラで演奏される協奏曲なのですが、この日は、クラシックギターとピアノによる合奏という趣向でした。因みにアランフェス以外の曲は、ギター独奏です。


曲の解説が入ったプログラムまで用意されていて、感激しました。

師匠には申し訳ないのですが、私にはクラシックギターの素養が無く、曲も知らないのですが、アランフェス協奏曲は様々なジャンルのギタリストが演奏されるので知っていたのです。師匠の演奏、ピアノとの合奏ということで、他の曲はどうあれ(失礼!)、まさにこれを聴くのが楽しみだった訳です。(師匠、すんません!)

ギターとピアノの合奏って、珍しいと思います。どちらも、ソロも伴奏も出来る和音楽器ですが、機能の単純比較だと、音域や音量の幅に加え、同時に鳴らせる和音の音数にしてもピアノが圧倒的に優位という、まさに怪物。
その怪物を相手に、師匠、流石の演奏で見事に存在感を発揮してました。(ギターはさすがにマイクを使ってましたね)

2つの楽器によるアランフェス、良かったです。普段、ギター曲を聴かないカミさんも満足していたようですので、家族サービスにもなったようですし。。。(笑)

 Toshi

YAMAHA CG182SF(フラメンコ1号)

2019-06-02 11:34:35 | 愛器とメンテナンス

葉山・一色にあるカフェテーロ葉山さん

上の写真は、最近、近所にできた古民家カフェ、カフェテーロ葉山さん。
ずーっと気になっていて、先日ようやくお邪魔できたのですが、コスタリカの豆にこだわったコーヒーが美味ですし、100年古民家店内の建具にも感心しました。暫くマイブームになりそう。。。


ところで、
実はやっちまったんです。。。(笑)
ギターを衝動買いしてしまいました。

 というのも、前回の記事で、カリニョーゾの練習を始めていきなり壁にぶつかった話をしました。
そう、手の大きさを嘆きつつ、道具のせいにした記事です。(爆)
かといって、弦長650mmをあきらめて、ショートスケールにはしたくない。(手の大きさを嘆くならそれも選択肢だろ?笑)
でも、その前に、もう少し弾きやすいギター無いのかな、と。。。
 私のクラギ1号は74年製で、ネックは蒲鉾型でブ厚い。もっと丸目のシェイプで薄く、かつ弦高も低いギターなら、カリニョーゾにおけるストレッチにも対応できるんじゃないかな、と。
かといって、アコギの音はカリニョーゾには向かない。。。
なんて考えてたら、思い浮かんだのが、フラメンコギターだったのです。

かといって、そんなカネがある訳じゃなし、手頃なものがないかな~、とネットを徘徊していたら、、、
こんな記事に出くわしたんです。

沖仁氏×ヤマハギター設計者 対談

これ、YAMAHAの記事なのですが、ここで紹介しているギターが、CG182SFというフラメンコギターで、YAMAHAフラメンコのエントリーモデル。(といっても、カタログモデルは2種類のみで、そのうちの一つ。もう一つは受注生産のハイエンドモデル。笑)
この¥50,000のエントリーモデルについて、かの沖仁氏が設計者と対談しているのですが、これがベタぼめ。
沖氏曰く、「価格を知らなかったら間違いなくもっと上の価格帯だと思う。~音のクオリティは手工ギターに近いレベルに達していると感じる。」

この記事にすっかりやられ、見事にYAMAHAの掌の上に乗ってしまった。。(笑)
おまけにネット上のクチコミの評判も上々と来てる。
物欲が一気に沸騰!カミさんを口説き落とし、購入してしまった次第。。。

という訳で、私のフラメンコ1号を紹介します。

(クリックで拡大)

いわゆる、Blanco(ブランコ)=白です。シープレスのフラメンコギター、憧れていました。
クラギ1号の杉と違い、艶消しが特徴的なイエローの明るい色が綺麗です。
この価格帯ですが、トップは単板(スプルース)です。サイド&バックは合板(シープレス)ですが。。。
ちゃんとゴルペ板が貼ってあるんですよ。(フラメンコギターですもんね)
やはり、胴厚が若干薄いせいか、とにかく軽い!というのが持った際の印象です。

(クリックで拡大)

CG182SF。中国製なんですね。

(クリックで拡大)

値段の割には、丁寧な作り込みと思います。茶のバインディングと裏板の赤いラインがカッコよい。

(クリックで拡大)

ネックは塗装がされてないと感じるほどのサラサラ感で、とても気持ちいい手触りです。
ネック形状は若干薄いかなという程度ですが、弦のアクションは狙い通り低く、弾きやすい印象です。
     クラギ1号    フラメンコ1号
12f:  6弦 4mm  →   6弦 3mm   
12f:  1弦 3mm  →   1弦 2.5mm

音は何れアップします。今、弦はサバレスのピンクラベルを張っていますが、意外にも購入した際に張られていたYAMAHAの弦の方がフラメンコっぽい匂いがしていたような気がします。弦の相性はこれから時間を掛けて探っていきます。
以上、フラメンコ1号でしたが、これでカリニョーゾの練習を続けていこうと思います。
フラメンコは・・・ま、いずれは。。(笑)

[YAMAHA CG182SF] 
■表板    :スプルース単板
■裏側板   :シープレス合板
■ネック   :ナトー
■指板    :ローズウッド
■ブリッジ  :ローズウッド


Toshi

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