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旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

ERIC CLAPTON 日本武道館公演 2016

2016-04-30 09:36:20 | Live Report
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前回2014年の来日コンサートの時に、もう日本に来るのは最後かな、、と感じている旨、記事に書いていました。
もう歳だし、本人も演奏はともかく、コンサートツアーの「旅」の部分が本当にシンドイんだ、と語っていましたからねえ。。。

でも、また来ましたよ。御年71歳!
クラプトン、、、マッカートニーのようにサービス精神旺盛という訳でもなく、MCも入れずに演奏をこなしていくコンサートは、賛否あるようですが、私的には、何と言うか、オッサンには安心して観れるコンサートなんですよね。オーディエンスも大人しいし。
で、今回もチケット購入した次第。今回で3回目!
で、遅ればせながらレポートします!(笑)

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今回は5Days。4月13日(水)、15日(金)、16日(土)、18日(月)、19日(火)だったのですが、土曜はギターのレッスンもあるので、今回は金曜日をチョイスした訳です。
平日だったので、仕事で急用が入らないことを祈っていたのですが、、、ありました。。熊本地震。
それでも、14日(木)の経過を見て、15日(金)のコンサートには行けました。
そしてその深夜に本震が起き、私の仕事のお客様にも影響があり、16日未明から災害対策が始まったのでした。土曜をチョイスしていたら観には行けなかった訳ですが、現地の状況に鑑みれば、たかがコンサート一本ですわ。私のお客様、仲間も被災しました。被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げる次第です。

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さて、コンサートですが。。。
いつも通りと言うか、おもむろに登場するなり、演奏スタート。ゆったりとミドルテンポのブルース、抜群の安定感。
おや?構えてるストラトは、ブラッキーかや?
あとで判ったのですが、濃紺のメルセデスブルー・フィニッシュなのだそう。
それにしても、いい音です。まさに円熟のトーン。
特に私的には、「I Shot The Sheriff」でのギターソロが、痺れましたね。クリーントーンで抑揚のある演奏に、思わず声がでます。

今回のコンサート、メンバーにはバンドネオンやフィドル、アコギまでを一人で担当するユーティリティ・プレイヤーが参加していました。ダーク・パウエルという方らしい。曲の雰囲気作りなのでしょうが、ボーカルまで取ったのには驚きました。
サポートギタリストは、アンディ・フェアウエザー・ロウ。アンプラグドにも参加していたギタリストですね。なんと、彼もボーカルを取っていましたよ。何でよ?と思いつつ、意外に太い声音でなかなか良いボーカルでしたよ。ギターの腕前はよくわからないですが(失礼!)。

今回のLIVEも、「Cocaine」でラスト。この時点で1時間35分程度。アンコール1曲を含めても、1時間50分程度で、あっけなく終わってしまった。う~ん、正直言って物足りない。「High Time We Went」の演奏が終わった瞬間に、すかさずクラプトンがサッと手を挙げる、バイ!って感じで。戸惑っているとすぐに会場のライトが点灯。寂しさを覚えたのは私だけでしょうか。まあ、歳だからねぇ。

大人しいコンサートなのですが、私は遅れてきたクラプトン・ファンなので、そんなに曲を知っている訳でもないので、コンサートに来るたびに、(私に)余裕が出来るせいか、少しづつ解かってくるせいか、楽しくなってくるのです。その分、今回は物足りなさを感じてしまいます。

お願い!もう1回来て!って感じ。

次回に期待です。(また来るんかい!?)(笑)

Toshi


[SET LIST]

[01] Somebody’s Knockin’
[02] Key To the Highway
[03] Hoochie Coochie Man
[04] Next Time You See Her
[05] I Shot The Sheriff
[06] Nobody Knows You When You’re Down And Out
[07] Circus Left Town
[08] I Dreamed I Saw St. Augustine
[09] I Will Be There
[10] Cypress Grove
[11] Sunshine State
[12] Gin House
[13] Wonderful Tonight
[14] Crossroads
[15] Little Queen Of Spades
[16] Cocaine

<Encore>
[17] High Time We Went


[関連記事]
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クラギだってライトハンド奏法 ~Moontanへの道~

2016-04-10 14:15:02 | ギターな日々
葉山・一色海岸(クリックで拡大)

さて、Moontanへの道、前回「ノイズ・・・思いがけない壁」で書いて以来、少々サボってました。
ですので、前回書いていた「演奏上のポイント」を改めて。。。

全体感~3拍子で進むテーマの軽快感と、全体のテンポ、動と静の表現
静 ~ 幻想的なアルペジオ(曲中、エンディング)
③動 ~ ライトハンド奏法
動 ~ 速弾き
静→動、動→静への切り替え、表現
動 ~ エンディングのラスゲアード

で、今日は③。
この曲の最も特徴的な部分。「動」と「静」のコントラストを際立たせる、激しい「動」を演出する軸になるパートです。

ライトハンド奏法はロックギターの専売、、、なんていったい誰が決めたんや!、と言わんばかりの弾きまくり! ライトハンドのリフと、オブリガード/速弾き/ストロークが交互に演奏される様子は、超~クールです。(笑)

譜面その1(クリックで拡大)

写真は、82小節目から始まるまず導入部です。ここから56小節に渡って展開されるライトハンド奏法による「動」のパート。曲想が大きく変わっていくこの導入部は、まずライトハンドタッピングでハーモニクスを鳴らします。左手で抑える6弦と4弦の実音とのミックス、上手いですねぇ。
81小節の4拍目、アウフタクト的に鳴らす6弦4弦のベースが、ドーンときて、そしてタッピングに入るのがため息が出るほどカッコいい。私がたまらなく好きな部分です。
ですので私の場合、このドーンを4分音符1拍ではなく、もっとタメたくなります。(笑)

奏法的には、12fを右手i指の腹で引っ叩きます。クラギは、ハーモニクスが出にくいのでどうかな、と思っていましたが、意外に心地良く鳴るもんですね。ポイントは、上のシまで鳴らすので、叩く弦は、2~6弦までになります。

譜面その2(クリックで拡大)

いよいよ85小節目から、ライトハンドが始まります。基本的には、4~6弦のベース音のみを右手i指で3本同時に引っ叩きつつ、そのままセーハで押弦して鳴らし、リフを演奏していくと。。。
ここで、6弦がD音にDropされているので、この3本を同時に鳴らすだけで、ルート+5度のパワーコードになる訳ですね。変則チューニングの好例ですね。

ポイントは、全音符が良く出てくるように、パワーコードの響きを伸ばさなくてはならないので、引っ叩いた後、そのまま押さえたままにしなくていけません。これ、やってみると良く判りますけど、単純に引っ叩くと、ギターは安定しないは、音は鳴らないは、、になってしまうので(笑)、3本同時に右手p指とi指で、ネックをつかむ、いや、つまむように(はさむように、かな?)弾くと良いようです。映像見ると木村大氏はそのように弾いてますね。

さて、あとは練習あるのみ!

しかし、これを人前でやるのは照れそうですねぇ。だって、演奏している姿もエライ派手やもん。。。
それでなくても緊張しいなのに。。。。。これは覚悟決めて思い切りやるしかないですね。
中途半端は返って変ですもん。(爆)
ヨーク本人も、思い切りファンキーに弾いてくれ、と言ってるようですし。。。


それにしても、この曲、弾くにはスベリ止めが必須です。やってみて実感!

引続き、練習です。Moontanは一日にして成らず。
次は、④速弾き、にスポットを当ててみます。

Toshi

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