Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

NAQUELE TEMPO / Roland dynes

2021-02-28 09:39:48 | CD Review / My Favorite

岡山・西川緑道公園


缶詰単身生活もそろそろ2ヶ月になろうかというところ。ここのところ暖かくなったなと思ったら、花粉に襲われ始めました。もう目が痒い!!

ということは、春はもうすぐそこですね!緊急事態宣言そろそろ解除ですかねえ。待ち遠しい。葉山に帰って海が見たいです。(涙)


◇◇◇


さて、今練習している「カリニョーゾ」という曲は、ショーロの大家、ピシンギーニャの名曲なのですが、これを、これまたクラシックギターの大家であるローラン・ディアンスがソロギターアレンジして、自ら演奏しているものです。


これです。

Roland Dyens - Carinhoso - Pixinguinha 


このアレンジは、ディアンス2009年のアルバム「naquele tempo − MUSIC OF BRAZILIAN MASTER PIXINGUINHA」(ナケーリ・テムポ)に収録されています。このアルバムはピシンギーニャ集。ピシンギーニャのショーロ作品をディアンスがギター独奏で綴っています。


◇◇◇


このアルバム、「カリニョーゾ」を練習するにあたっては、やはり原曲聴いてみたかったですし、最近ショーロ愛が半端なく、他の曲も聴いてみたくて仕方がない。喉から手が出るほど欲しいCDだった訳ですが、無いんだなこれが。(涙)

ネットでも在庫なしのオンパレード。たまにAmazonで見つけても、目ん玉飛び出る腰抜かすっちゅうくらい高いお値段。。。


半ばあきらめ、とりあえずAmazonに欲しいものリスト登録しておき、「カリニョーゾ」のディアンスの演奏は、Youtubeで見ていたのです。


で、先日、、、


ふと、欲しいものリストをチェックしてみたら、、、


来た〜っ!



やっとリーズナブルな価格の出品があり、この機を逃すまいとポチったのでした。

出品者はイギリスのお店でしたよ。到着まで随分掛かりましたが、無事に届きました!もう嬉しくて仕方ない。



早速聴いてみると、やはりディアンスの演奏は素晴らしい。ギターが歌っている。私的には、、、

Rosalamentosnaquele tempo、そしてCarinhoso辺りが気に入っています。



このピシンギーニャ(1898〜1973)の作品集と、ガロート(1915〜1955)の作品集を聴いてみると、同じショーロであっても、だいぶ雰囲気が違うことを感じることができます。ピシンギーニャの曲も、ショーロの歴史にあって、ジャズの影響を受けたと言われるモダンな曲で、新しいスタイルを生み出したと言われています。一方、私的にはガロートの曲は更にモダンな雰囲気を持つ楽曲に感じます。ピシンギーニャは管楽器、ガロートは弦楽器と、持つ楽器の違いも作曲に影響があるものと思いますが、どちらかと言えば、ピシンギーニャの曲は、言ってみれば昭和歌謡/ムード歌謡で、ガロートの曲は、ボサノヴァ前夜といった雰囲気があります。ピシンギーニャはポピュラーで、ガロートは地味ながらサウダージ感漂う静かな美しい楽曲。(あくまでも私個人の感想です。汗)

ブラジル音楽、聴けば聴くほど深い。


◇◇◇


そう、もっとたくさん聴きたいし、欲しいアルバムがたくさんあるのですが、Amazon欲しいものリストに溜まっていく状況です。(笑)

気長〜に待ちますが、どうにかならんですかねえ。


Toshi


【Amazon Music版】

 

不協和音の効能

2021-02-14 16:47:00 | ギターな日々
岡山:後楽園水辺の回廊からの烏城


はあ〜、単身先に缶詰になってもう何週間でしょうか。さすがに疲れました。早く葉山に帰って海をみたいっす。。。


◇◇◇

さて! 缶詰だろうが何だろうが、サイレントギターを買った手前、練習に励んでおりまする。(爆)

発表曲は、結局「カリニョーゾ」にしました。相変わらず無謀な選曲をしてしまうミーハーなオイラの面目躍如ってヤツです。(笑)
家に帰れないので、レッスンも受けられないというのに。。。「あっ!」(遅いわ・・・涙)


◇◇◇

その「カリニョーゾ」を練習していて、今更ながら、気付いたことがあります。


上の写真は、カリニョーゾの譜面の一部ですが、花のようなマークがあるのが判りますか?(赤丸で囲んだところです。)

これは、ピアノ楽譜で使用されるsenza(センツア)という記号で、ペダルを離す、という意味だそうだ。

つまり、消音せよ、ということですね。

そこで消音しないと不協和音のようになってしまう、ということらしい。

なるほど! 〜んて、呑気に言ってるばやいじゃない!

大事なこととは言え、消音はとても難しい。。。

本当に今更だなあ。発表会までそんなに時間ないし。。。

ま、やれるだけやってみるしかないですね!

やっぱ、不快に聞こえてはイカンですもんね!


◇◇◇

ところで、こんな雑誌を購入したんです。

 

実は、私、中学生のころから、さだまさしさんのファンです。彼此もう40年近くになりましょうか。

こんな本を買うのもそれ以来でしょうか。レジで少々気恥ずかしかったです。(笑)

この中に、さだ研の方の気になる記事があります。「クラシックに根ざした、さだまさしの音楽」と題したコーナーで、とある人気曲に潜む「不協和音」について書かれているんです。もちろん、これは、ある効果を狙って、あえて不協和音を配置している、ということなんです。

なるほど! こっちは本当に感心しました。(笑

その効果とやらは、、、

すみません、興味のある方は本を購入されてのお楽しみということで、悪しからず。(笑)

こんな感じで単身生活を楽しんでやんす。

Toshi


【Amazon】


「雪舟と玉堂」展 〜 Meditaçãoを弾いてみた。

2021-02-11 15:32:44 | ギター演奏

 



今日は、岡山県立美術館で昨日2/10から始まっている特別展「雪舟と玉堂 ー ふたりの里帰り」を観てきました。

私は知らなかったのですが、この二人の水墨画家は共に岡山生まれなのだそうです。雪舟生誕600年と玉堂没後200年を記念し、巨匠二人に岡山へ里帰りしてもらう、という企画。




圧巻は、全長16メートルに及ぶ、国宝「四季山水図巻」雪舟67歳の作。そして、私的には、雪舟作・両隻7メートル超の重要文化財「四季花鳥図屏風」が目に焼きつきました。水墨画というと山水画のイメージで、勝手ながら地味な(失礼!)印象を持っていましたが、とんでもない!実に迫力ある描写で、見入ってしまいました。


単身先での缶詰生活が続いていますが、今日ばかりは岡山にいたことで、とても良いものを観ることができました。


◇◇◇


さて、水墨画ですが、展示されている作品の大半はやはり山水画が多いのです。山水画は、雪舟のような禅僧の理想郷が描かれている、とも言われており、写意(画家の創造、心の中の世界)を描写したもの、だそうです。


心を静めて、心象風景を描く。。。

丁度、ガロートのMeditação(瞑想)という曲を練習していたので、アップしてみます。(どんなこじつけや。笑)

単身先でPCもWiFi環境も無く、アップできる容量に限りがあり、仕方なく、iPhoneで短編に編集した次第。


Practice 「Meditação」


サイレントギターなので、アンプがないと録音できません。Esperançaの時と同様、CDラジオ!の外部入力に入れて小さく音を出しますが、すぐ音が割れてしまいます。あ〜、アンプが欲しい。物欲まみれの単身生活。(爆)


お口直しに、Garoto本人による演奏をどうぞ。

Meditação 


Toshi



A Música de Garoto por(ガロートの思い出)

2021-02-07 16:34:10 | CD Review / My Favorite

単身先での缶詰生活が続いています。今日は、後楽園まで散歩に行ってきました。
後楽園は、もちろん景観を楽しむも良しなのですが、とても広い庭園なので、散歩にも最適なんです。年間パスポートがあって、大人2,080円也で年間何度でも入園可!  1回だと410円ですからリーズナブル、買わない手は無いやろ。(笑)
後楽園も今は冬枯れの風景ですが、春が待ち遠しいですね。

◇◇◇

さて、先般の記事「The Guitar Works of GAROTO/PAULO BELLINATI」でも書いたのですが、最近、ガロート愛が半端ないです。聴き惚れてます。

で、他のガロート集が欲しくて、ネットで調べれば喉から手が出る程に欲しいCDが出てきます。でもって、AMAZON見る訳ですが、まあ随分前のものなので、およそ「取り扱い無し」か、あっても無茶苦茶高い!(涙)

・・・ちぇっ、悔しいなあ〜、足元見やがって〜(いや、失礼。笑)

仕方ないので、欲しいものリストに置いて、リーズナブルな出品があるのを待っていたのですが、、、

来た〜っ!

今回、中古でしたが、ほぼ元の価格で出品があったので、即ポチしたのは、このCDです。
2007年発売の「A Música de Garoto por(ガロートの思い出)」というアルバム。
エンリッキ・カゼス&マルセロ・ゴンサルヴィスによる録音です。
演奏は、おおよそカゼスのカヴァキーニョと、ゴンサルヴィスの7弦ギターによるデュオ演奏。



これがまた、どれもこれもいい曲なんすよ。身体が動き出しそうな楽しいサビを持つ曲もあるのですが、しかし、全体的にはどちらかと言えば、前の記事でも書いた、何とも言えない郷愁感、切なさが滲むメロディで、聴き入ってしまう曲ばかり。。

特に、お気に入りは、この辺り。
・Gente Humilde
・Meditando  〜この曲の出だしが「Esperança」になってるんですよ。
・Duas Contas
・Lamentos do morro 

それにしても、本当に素晴らしい演奏です。2本の楽器で十分なんだなと思えるほどに。。。
ヘッドフォンで聴くと、7弦ギターの低音の音圧が凄い。
いや、Gente Humildeなんか、もう良くて良くて、次はこれを弾いてみたい!って感じ。

で、バーデン・パウエルの演奏を見つけたので、どうぞ!
もう、貫禄の演奏です。ため息がでます。
BADEN POWELL │ Choro Menor-Gente Humilde

如何でしょうか。
それにしても、ショーロすげえっす。今でも十分通用する楽曲。もっと聴きたい。

このようなCD、専門店のようなものは無いのでしょうか。リーズナブルな価格で手に入れる方法は無いものでしょうか。アドバイスが欲しい!

Toshi

【Amazon】