Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

手足のしびれ・・・リハビリギター

2009-02-28 20:15:43 | が~ん、その後の療養日記
抗がん剤の数ある副作用の中に、「しびれ」というのがあります。抗がん剤の投与前に
説明を受けましたが、入院中は、点滴の最中に若干感じたことがある程度でした。

ところが・・・

退院したとたんに、「しびれ」が出たのです。。。後遺症ですね。
「しびれ」ている部位は、両手の指先~第2関節から先、と両足の指先(膝から下が
しびれてますが、特にくるぶしより下)です。
先生の話では、特効薬はなし、長い長い時間かけて少しずつ良くなるハズ、とのこと。
(決して、直る、とは言ってくれません。。。)
緩和を目的としたビタミン剤を貰ってますが、全く効き目なし。
この症状はイヤですよぉ~。ペン持つのがおっくうになったし、字がさらに下手くそ
になりましたし、以前よりも痛みを感じるようになり、指が痛くて缶のプルキャップを
開けられないことがあります。また、歩いている時も絶えず痺れてますから、なんか
フワフワと気持ちが悪い。感覚が鈍いので、スリッパを脱ぐときなど、脱げたか脱げ
てないのかが見ないとわからないのです。

 そこで、主治医が処方してくれた薬は飲まずに、以前の記事「ドキュメント2008・・・」
でも書いた、「Kクリニック」に行って相談をしました。
「Kクリニック」では、私の身体の状態を調べ、私の場合は、なんと手足に「しびれ」が
起きているのは、抗がん剤で傷む内臓(特に腎臓)の身代わりのため、つまり、手足が
しびれることで腎臓を守っている、と教えてくれたのです。そして、腎臓を労わる為
の漢方を処方して戴きました。。。

現在、私はこの漢方を飲んでおりますが、現在のところ、「しびれ」は続いています。
(若干、手の方は緩和されたかなぁ、という程度かな。。。)
どなた様か、情報をお持ちであれば、ご教示戴ければ嬉しく思います。

で、ギターです。
復帰してギターを始めたのですが、これは、リハビリの意味もあるなあ、と思いました。
指先はしびれているので、ギターを弾く際、気持ちが悪いのですが、指はちゃんと動き
ます。なので、少しでも指先を使ってやり、より早く回復できればラッキーと思ってい
ます。

確かに不便な面もあります。久しぶりにギターを弾けば、誰でも指先は痛みますが、
ふつうであれば、一週間も弾き続ければ、指先は硬くなって痛みは消えていくものです。
でも、今は、痛みが続きます。指先はだいぶ硬くなりましたが、弾いていると痛くなり
ますね。ただ、これも少しずつ良くなっている実感はあるので、続けていこうと思って
います。



では、久しぶりのギター教室へ行ってきま~す。
Toshiでした。


はっぴいえんど・・・にしましょう。

2009-02-22 21:34:41 | You can do it!
先日、元「はっぴいえんど」のギタリスト鈴木茂氏が大麻取締法違反の容疑で逮捕された、という大変ショッキングなニュースがありました。私としては、以前「私の目指すスタイルとは?」の中でも書いた通り、大変好きなギタリストの一人ですので、なおさらです。

 井上陽水のアルバム「EVERY NIGHT」では彼のアレンジ、ギター演奏を多く聴くことができますが、特に「
クレイジー・ラブ」のギターなんて今でも大好きですし、鈴木茂氏のソロで言えば、アルバム「CATION!」は、今でも良く聴いています。
 特に「
レイニー・ステーション」なんて、とても素敵な曲です。(この曲、角松敏生もカバーしてます。知ってました?)

ミュージシャンやクリエイターという職業の方には、我々とは違う思想世界が広がっているのでしょうか? 
いや、やはり我々では想像もつかない厳しい世界があるのでしょうか?  
鈴木茂氏は、既に57歳。年齢も経験も、長い間、積み重ねてきても、なお、言い知れぬ不安にさいなまれてしまうのでしょうか? 

それは人間ですから、やはりありますよね。 

とはいえ、やはり大麻はいけないですよね。。。



鈴木茂氏へ
ここに、あなたの音楽が大好きな人間がいるということを知って欲しい。
若造が勝手なことをいいますが、ぜひとも復帰を果たしてもらいたいと思っています。
私は応援してます。

 Toshi

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指輪

2009-02-22 18:54:06 | ギターな日々
こんにちは。Toshiです。

さて、先日、ギターの練習をしていた時のこと。。。

左手薬指の指輪が、たまに1弦側の指板のヘリに当たるのです。
最初は気にせずに続けていたのですが、だんだん気になりだして、
最後は、スライドの時に、ガラガラガラーとなって、「まさか、ギターに傷は・・・」
この時は傷はつきませんでしたが、もう気になって、練習できません。

実は、結婚以来、一度もはずしたことのない指輪。。。
う~ん、結婚してからギターやってなかったもんなあ。。。
どうする。。はずそうか。。。奥様の反応はどうだろう(笑)
「そうだ!」悩んでいる時に閃いたのは、よくアクセサリー店に並んでいる皮製の指輪!



上の写真、右側の指輪を入手しました。350円也。
これで、また気にせず、ギターの練習ができました。
これ、事情話して奥様に選んで貰ったのです。実は結構カッコ良く、指輪外さず、
ダンナの株も上がり、ギターの練習もできる、一石四鳥?の出来事でした。
ふっふっふ。。。



p.s.
でも、プロの人も指輪ってしてるよねえ。。。
やっぱり、私が下手なだけなのかな。う~むむ。


グリップマスター

2009-02-15 23:31:08 | ギター・グッズ
毎日練習するのが良いのはわかっちゃいるのですが、
なかなか平日にギターの練習をすることができません。
残業だったり、出張だったり、酒だったり。。。(ま、言い訳ですな。。。)
そこで、せめて指の運動と握力強化だけは毎日やろうと思い、こんなのを購入しました。



グリップマスターと言って、楽器店に置いてありました。
これ、結構効きますよ!
指ごとに鍛えられるのがミソで、ギターを弾くようにi→m→a→chへ、逆に、ch→a→m→iへ
向かってウエーブの様に順に握ったり、勿論いっぺんに握ったり、セーハのようにi指の根元で
握ったりしてます。
これをホームでの電車待ち、電車やバスの車中、或いは歩きながら、グニュグニュやってます。

一週間ぶりにギターを弾いた際、特にセーハでの押弦がとても楽になったように感じました。



さて、今週は平日にギター弾けるかな?
では、また。。。 Toshiでした。

バラす?・・・と休符

2009-02-14 10:21:29 | ギターな日々
あ~あ、結局この一週間、平日はギターに触れずじまいだったな・・・
今週は、ずーっと出張だったし・・・これじゃ、「ギターな日々」にならないなあ・・・
おっと、いけないいけない・・・これはこれで良いのだった。出張も忙しさも納得の上のこと、
何事もあせらず、ゆっくりと取り組むことにしたんだっけ・・・

さて、Toshiです。そんなこんなで、再びレッスン日。課題曲の「風の詩」を、午前中に2時間半ほど、
集中的に練習してから、午後、教室へ。

例によって、今日もありがたいご指導をいくつも頂戴しましたが、今日のポイントは・・・




まさに、この小節でした。

一拍目の最初の最初に、波線があるじゃないですか? 私、この波線って、ジャラ~~ンって感じで、
親指やフラットピックで低音弦から高音弦へ弾き下ろすことと、理解してたんです。昔やってた時も
そうでした。。。(間違いではないようです)
ところが、「ここは、こう弾きます!」と、先生。 ”ティリン”って感じで、ととてもやわらかい音。。。
「ほっほぉーー!」と、私。
このケースだと、3本の指で、同時ではない、が、微妙に時間差をつけながら弾く、う~ん、いわば
物凄く早いアルペジオですね。
マネしてみるが、これが・・・出来ない・・・・・! これ、他のとこにも出てくるのですが、
3音だったり、4音だったり、4→2弦だったり、3→1弦だったり。。。
う~むむ。
これは、何と呼ぶテクニックなのか? 先生に聞くも、「クラシックではバラすと言います。」とのこと。
ふ~ん。。。
*あとで、ネットで調べていたら、「クイックアルペジオ」と呼んでる方もいましたね。
そのまんまですね(笑)

もうひとつは、3拍目の頭に8分音符と一緒にある2分休符です。これの取り扱いがわからず、というか
全く眼中に無かった私。。。(笑)
なんと、この意味は、一拍目に弾いたベース音のD(の残響)を、ここでミュートするというのです。
なるほど、ここでミュートするとメロが浮かぶ感じがします。。。が、まだそんな余裕ありましぇん。

いやあー、勉強になるなあ。
(恐縮です。。。常識なのかも知れませんが、私は本当にわかってませんでした。)

さあ、また練習しよ。    (たまには子供の相手してやらんとなあ・・・)



P.S.
その後、「バラす」を練習するのに、通勤・出張の乗り物の中などで、シャドウ・バラす?をやっていたの
ですが、これ、全く役に立ちませんでした(爆)。やはり、実物でやらないとダメのようです・・・

ドキュメント2008・・・告知、そして闘病の決意

2009-02-08 22:23:33 | が~ん、その後の療養日記
こんにちは。Toshiです。
この記事では、当時、特に癌の告知から闘病の決意、入退院の頃の思いを綴ります。
 長文になりますので、概要をお読みになりたい方は、「かかった病気って?」をご参照ください。
******************************************************
2008年4月下旬、私は睾丸(精巣)に違和感をおぼえました。若干の痛みを感じていました。
(今にして思えば、約1ヶ月前には、左下腹部にも違和感を感じこともあったのです。。。)
風呂に入りながら睾丸を見て驚きました。いつの間にか、左側の睾丸が大きく腫れているのです。

どうするべきか。。。

悩みながら迎えたその週末、家族で街に出かけた際、私の前で飛び跳ねていた息子のお尻が私に軽くぶつかった
のですが、その瞬間、私は大きな痛みを感じ、怖くなりました。
妻にも相談し、早く診てもらった方が良いと。。。ここで、病院へ行く決心がつきました。自覚してから1週間弱。
私は、恥ずかしさをかなぐり捨てて、近所の泌尿器科へ。明日からゴールデンウイークというタイミング。

最初は、炎症所見でした。軽い痛みを伴ったことと、腫瘍マーカーの数値は、基準を1pt上回るかどうかの微妙な値、
というのがその理由。なので、抗生物質を処方されました。また患部は氷嚢で冷やし、飲酒禁止の指示がありました。

しかし、1週間経っても2週間経っても改善が見られず、5月中旬にMRI撮影。(X線撮影等の撮影所見に定評あり、
という別の病院を紹介して戴きました。) 

結果、撮影した病院の所見と主治医の所見が一致。「一刻の猶予もない。直ちに摘出すべし」との診断になりました。
つまり、
・腫瘍があるのは間違いない。
・ただし、これが悪性のものかどうかの判断は、切除して病理検査するしかない。
・万一、悪性のものだった場合、転移等成長が早いことが考えられるため、急ぐ必要がある。
ということでした。

紹介された病院は、なんと「県立がんセンター」!!!!!

その理由は、
・切除するだけなら、もちろん別の病院でも可能。
・ただし、病理検査の結果が万一悪性だった場合、専門病院の方が絶対良い。その転院の手間は馬鹿にならない。
・その意味で安心できる病院をあたってみた中で、最も早く手術できる病院。
でした。

MRIの結果が言い渡されたのは、自覚から既に1ヶ月が経過。手術予約日は6月下旬、自覚から2ヶ月が経過します。
急ぐ必要があるのに、その判断ができるまで1ヶ月、そして手術までまだ1ヶ月も待たなければならないのです。
それだけ、手術の順番待ちがあることに驚きでした。

この段階においても、まだ私は楽観的で、手術の傷が癒えるまでの2週間程度の入院と高をくくっていました。
まさか、私が悪性の病気になるわけがない、と信じて疑わず、だったのです。

6月下旬、摘出手術。。。手術は問題なく終わりました。

しかし、摘出手術後の病理検査の結果、私の病名は、悪性の「精巣腫瘍」。。。いわゆる癌でした。
なんと10万人に1~2人。若い人が罹る癌。。。しかも、なんとも間の悪いことに、後腹膜腔リンパ節への転移まで
確認されたのです。リンパ節にある癌の大きさは、4~5cmに達する!!!
妻とともに告知を受けましたが、暫くは衝撃で言葉が出ませんでした。

なぜ、俺が。。。しかも、まだ42才。おまけに家を建ててまだ2年、子供はまだ6歳(当時)、いったいどうすれば。。。
毎日こんなに一生懸命生きているのに。。。なぜ俺なんだ。。。後厄のお祓いもちゃんとしたのに。。。

「精巣腫瘍の中でも、セミノーマという種類で、抗がん剤が良く効く癌で、予後も良好。ただし、3~4ヶ月の入院が
必要・・・とにかく、抗がん剤が良く効く癌なので、逆に積極的に治療して完治を目指す・・・」、医師はたんたんと説明
していましたが、私は、仕事中心で生きてきたこともあり、3~4ヶ月も仕事に穴を開けるということが、
どうしてもイメージできず、呆然自失状態でした。

妻が代替療法のことを先生に相談するも、つれなく「間違ってもそういう方向へ行って欲しくない」と一言。。。

セカンドオピニオンのこともあるので、とりあえず、入院したまま、暫く外泊することとし、帰宅しました。
手術で入院してから、9日ぶりの我が家でしたが、気分は晴れません。ちょっとヤケぎみで、入院中、苦もなくやめれて
いたタバコを吸う。。。

正直、悩みました。。。。。

現時点、私は非常に元気ですし、しかもメタボな身体。。。手術しても3Kgしか体重が減らず、全く実感がわきません。
医師は、悪名高き抗がん剤治療を勧める。3~4ヶ月もの間、仕事に穴をあけてまで、
また、元気な身体を痛めつけてまで、抗がん剤治療を行うのが、正しいアプローチなのか。。。。。

実は、以前から、妻が自然療法/ホメオパシーを勉強していました。妻はそういう代替療法の観点から、役に立てる
ことがないか一生懸命調べてくれました。玄米を中心とした食療法、お灸、ビワの葉温灸、こんにゃく湿布、
ビワのタネといった自然療法、朝鮮人参、梅肉エキスといった健康食品、更には私の性格を遠因とする副作用への
対処としてのホメオパシーなどなど。。。
もともと超ポジティブ人間の妻、このパワーには頭が下がりました。

 この過程で、妻がこのブログを見なさいと勧めてくれたのが、宮崎ますみさんのブログ「Trinity Life」でした。
 ホリスティック医療、「癌の本質」などなど。。。目からうろこの話がたくさんありました。
なぜ癌は出現するのか、性格に起因するところが大きいのでは・・・私の場合、癌出現の理由と性格の悩みは
根が同じではないだろうか。。。「癌の本質」を見て、感じました。

もともと、私は、必要以上に緊張する性質で、過去に心理療法のN先生に相談をしたことがあったのです。
更に、振り返ってみれば、この2年間、本当にストレスが大きかったなあ。。。

宮崎ますみさんのブログで気付きを得て、早速、N先生にも相談してみました。すると、驚いたことに、そのクリニックに
おられるY先生が癌にかかり、闘病中だというのです。
しかも、末期の乳がん。しかも、クリニックの先生方が、皆で協力して代替療法/民間療法を徹底的に調べ、
メニューを作り、手術なし6ヶ月でほぼ癌を消した!というのです。 驚きの連続でした。。。

闘病中のY先生は快くアドバイスをしてくれました。「やはり、目指すはホリスティック医療。西洋医学も代替療法も
良いところを活用し、自分にあう治療を行うのがベスト」とのこと。更に「あなたの場合は、リンパへの転移が確認
されているので、まず抗がん剤治療をすべき。」とも。。。
やはり、代替療法は時間がかかる。その間、ストレス生活を改善できるのであればまだしも、
変えられないのであれば、やはりリスクが高すぎる、との解釈。

この解釈には、背中を押してもらいました。確かに、放っておく選択肢もあるが、今以上にステージがあがれば、
更に治療が大変になる・家族への負担も大きくなる。。。子供もまだ小さいこと考えれば絶対生還かつ早期に!
と考えました。とすれば、やはり抗がん剤治療を受けるのがベスト、と判断しました。

副作用と身体へのダメージは確かに怖いが、それこそ、妻とともに自然療法で対処していこう、と思いました。

そう決めたら、なんか元気が出てきました!

妻は、副作用止めや身体へのダメージ対処として、身体改善を目的に玄米食への切り替えや妙法人参のエッセンス、
水素水などを、また癌への対処として、ビワの葉温灸用に大量のビワの葉やビワのタネを用意してくれたのです。
それから、子供との約束を果たしに海水浴へ行ったり、マクロビオティックスのレストランなどへ行ったり、
前から行きたいと思っていた「Kクリニック」へも行きました。再入院までのわずか1週間半の間に、やれる
ことはなんでもやろう、という気持ちで取り組みました。

因みに「Kクリニック」は、通常の診察の他に、知る人ぞ知る波動療法やホメオパシー、漢方など代替療法の観点
でも診察してくれるクリニック。

今回、受診した理由は、ホメオパシーを処方して貰いたかったのと、前述の「癌の本質」について、アドバイスを
頂戴したかったから。「私の性格上の悩みと癌は根が一緒では?」という私の考えなどをお話した上で、
ストレートに「私に癌が出来た理由」を訊ねてみたのです。そうしたら。。。ここでは言えませんが、
それはそれは、とても深いお話を聞くことができました。予約の1時間キッチリ。。。
それは、にわかには信じられない、他の医師からは絶対に聞けないであろう話、、、感動しました。。。

私はすんなり受け止めることができました。
私は、その話を信じて、処方して貰ったホメオパシーとともに、入院する決心をしたのです。

そうそう、先生のアドバイスには、もうひとつ、こんなのがありました。「奥さんの言うことが一番。奥さんの
意見を聞くように。。。それから、入院する病院には堂々と入っていきなさい。これがコツです」と。。。

もちろん、その通りにしました。。。

7月上旬、抗がん剤治療を始めました。私はPEB療法というもので、3週間1コース。これを4コース受けました。
やはり、副作用は苦しいものがありました。吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘と下痢、骨髄抑制、口内炎など一通りの
ものを経験しました。頭髪も髭も抜け、爪にはシマシマ模様ができました。
体重は、ピークでマイナス16Kg。。。それでも72Kgはあり、各コース終盤に必ず外泊する体力がありました。
この時ばかりは、デブが功を奏したようです(笑)。

しかし、家族は私なんか以上に大変だったと思います。毎日のように病院にくるのも大変だったでしょう。
看病してくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。特に、息子にとって、今回の出来事は、6才の小さな胸で
受け止めるにはあまりにも大きな事件だったと思うのですが、家ではあまり不安を口にすることもなく、妻に
つきあって病院に来てくれていたようです。きっと、たえず不安と戦っていたのだろうと思うと涙がでますが、
今度、お互いにその時の気持ちを伝え合おうと思っています。

10月上旬、お陰様で癌は消え、退院の運びとなりました。
結果的には、この治療法を選択したことで、予定通り、3ヶ月半で退院することができました。
会社に復帰してみれば、3~4ヶ月なんて時間は、ぜんぜん大したことではありません。十分にやり直せる、いや、
そういう類のものではないですし、むしろ私の人生に深みを与えてくれる大切な時間だったと考えています。

病院には、高齢の方も多かったですが、意外と同世代も多く、それどころか、10代の患者さんもおり、驚きました。
10代の彼から見れば、私の悩みなんか小さなものでしょう・・・
病気になったものは仕方がない。病気はなるときはなる。世の中を見てみればわかる。真面目に生きていようが、
人のためになるような仕事をしていようが関係ありません。病気にはなる時はなる。現実は厳しいですが、
「なぜ俺が。。。」ではないのだ、と改めて理解した次第。
多くの癌患者がそうであるように、私も当面、月一回の診察を受け続けることとなります。後遺症とともに。。。

私は、拾った命を大切に、生き方を変えつつ、病気と向き合い、打ち勝ち、家族とともに充実した人生を送る決意を
したのです。



******************************************************
長々と書いてしまった記事、最後まで読んで戴きありがとうございました。
入院中のデータ、例えば、副作用の現れ方なども別途公開したいと思っています。

最後に、24時間完全看護の医療の現場で奮闘する看護師各位に敬意を表します。


なんてアカデミック・・・弱起/アウフタクト

2009-02-07 15:14:33 | ギターな日々
こんにちは、Toshiです。先日、ギター教室へ行ってきました。記念すべき第1回目、初登校?です。
課題曲は押尾コータロー「風の詩」。(これに決めた理由は、「体験レッスン・・・風の詩」参照)
まだまだ、じぇんじぇんですが、ブロック別に[A]○[B]△[C]×ぐらいの
練度(?いや暗譜度かな? なんのこっちゃ?!笑)で、行きました。

「じゃあ、弾いてみてください。弾けるところまででOKです。」と、先生。
「ひえー!いきなり。。。」と、私。
そんなん言っても仕方ない(笑)ので、ともかく弾きました。
体験レッスンの時と同様、えらいキンチョーしました。汗かいたー。

先生からは、良く弾けてる部分、駄目な部分、意識して練習すべきこと、
ソロギターの特性など、いろいろ、ありがたいご指摘を頂戴しましたが、
特に印象的だったのは、「弱起/アウフタクト」。
音楽やってらっしゃる皆さんは知ってると思うのですが、ハズカシながら、
私は知りませんでした。。。

先生: 「[B]の各小節のつなぎの処理が雑ですね。アウフタクトって知ってますか?」
私  : 「え? アウワ○○○??? 知りません」
先生: 「アウフタクトです。弱起といって、フレーズが小節の先頭からではなく、前の
     小節から始まっていることを言います。この楽譜で言うと、前の小節の4拍目から~」

ハッハァ~。そういう名前がついてるんだあ。なるほどぉ、なんてアカデミックなんだ!
これは、こういう教室ならではだなあ、と嬉しくなりました。

先生: 「~~で、このつなぎを大事に弾くようにしてみましょう。」

了解!うん、練習の指標ができた! また、がんばろう!



ということで、今日のメッセージは「弱起/アウフタクト」。。。でした。

ではまた。

かかった病気って?

2009-02-02 18:48:29 | が~ん、その後の療養日記
こんにちは。Toshiです。

プロフィールに、~昨年、大病を~と書きました。

今日は、私が罹った病気の話をします。

2008年、私が罹った病気の名前は、「癌」でした。もう少し正確にいうと、「精巣腫瘍」というものでした。

10万人に1~2人の病気。。。若い人が罹る癌。。。

衝撃でした。

私は42歳で癌患者になりました。

(入院した病院には、同世代どころか、10代の患者もいました。私の悩みなんか小さなもんです。)

主治医は、悪名高き抗がん剤治療を勧める。でも、本当にそれが正しいアプローチなのか・・・

免疫療法、自然療法、ホメオパシー、漢方、ホリスティック。。。やれることは何でもやりたい。

しかし、主治医は、「間違ってもそういう方向へ行かないで欲しい」と言いました。。。

「???」 誰の言ってることが本当なのか。。。これが日本の医療の実態。。。悩みました。。。

結果的に、私は抗がん剤治療を選択しました。早期に決着をつけるのが最良、理由はこれだけです。

PEB療法を4コース。3ヶ月間で治療を終えました。

身体は間違いなく、大きなダメージを受けましたが、幸運にも癌は消えてくれました。治癒です。

ただし、再発の可能性は、ゼロではない! しかも、抗がん剤の影響により2次発ガンの可能性も

残されている。

更に、他の種類の癌にかかる確率は、まだ癌を経験していない人たちとイーブンなのです。

これから、毎月検査をしていくことになります・・・・・

ということで、

私は、仕事中心の生活から軸足を替え、自身と家族の充実した人生に向け、再出発を切った訳ですが、

私のこの経験が少しでも、癌を経験された方されてない方に関わらず、役に立てたら嬉しいと思い、

今回、病気のことをオープンにしました。

今後、当時の私の思いや治療のこと、その後の生活、軸足は本当に変わったのか、後遺症のこと、

定例検査のことなどを、ギター日記とともに綴っていきたいと思います。

なぜ、癌はできるのか、何が原因?ストレス?ヘビースモーカー?大酒飲み?

そんなことも考えてみたいと思ってます。

***********

これからは、近辺の季節の写真を織り交ぜながら、お話したいと思ってます。