Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

いきなりそびえ立つ壁・・・

2019-05-26 09:53:44 | ギターな日々

葉山・真名瀬漁港からの夕景。遠く富士山を望む。

このところ暑い日が続いていますが、皆さま体調など崩されませぬ様。。。


 さて、先般の記事で紹介したカリニョーゾの練習を始めているのですが、これがまた。。。
 始めた途端、いきなりそびえ立つ高い壁に阻まれ、呆然としています。(笑)

その高い壁、何かと言うと、思い切りストレッチする左手なんですよね~。

まずこれ。6小節目。
(クリックで拡大)

ここ、2fハーフセーハで、こんな運指。()内は左手の指番号。
2   2(1)
2   2(1)
3 → 4(2)
4   4(3)
5   5(4)
0   0(0)

2指の移動が苦しいですが、これはまだ序の口。もちろん綺麗に鳴らすには練習が要るけど。。。


次はこれ。8小節目。
 (クリックで拡大)

5(4)
0(0)
2(1)
0(0)
4(3)
4(2)

 これ、1弦4指を安定させて押弦するには、私の場合、親指の位置をうんと左に寄せないと苦しい。こんなのアリなのかな。。。
それに、アルペジオで4弦解放を弾くときにどうしても5弦3指が邪魔して鳴らない。
 仕方なく、5弦3指を離してる


で、これがトドメです。9小節目でもうトドメかよ!(爆)
 (クリックで拡大)

6弦4fと1弦9fの中4Fのストレッチ自体はよくあるパターンなんでいいとして、問題は・・・
これを4fはセーハで、1弦9fと4弦7fを押弦したまま、5弦2指を移動していく運指。。。
9   9   9   9(4)
4   4   4   4(1)
4   4   4   4(1)
7   7   7 → 8(3)
4 → 5 → 6 → 7(2)
4   4   4   4(1)

 これ、まず押さえられません。練習していて左手の疲労が半端なく、壊れてしまいそうです。
 これには流石の師匠も、「1弦は一旦離しましょうか」と。。。

ここ、Youtubeを見ると、ディアンスは平然と1弦も押弦したままで弾いています。まあ当たり前か。。(笑)
これ、手が大きいが故もあるのでしょうが、それにしてもスゴイ。(35秒辺りから)
Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



これを綺麗に弾くのは至難の技ではないだろうか。またまた無謀な選曲をしてしまったか。
果たして俺にできるのだろうか。。。まあでもこれ、実は練習楽しいっす。今回は時間掛けてやってくつもりなので、カリニョーゾへの道、楽しんでやっていきますわ。

それにしても、手の大きさだけは如何ともしがたい。
 道具のせいにしても仕方ないが、私のクラギ1号は、ネックが蒲鉾型でブ厚いのよね~。74年製なのですが、当時のクラギはネックが太い傾向らしい。
手が小さいんだから、せめてネックは薄く、弦高も低くしたいですわ。
 となると、、、フラメンコか。。

 Toshi

[CD Review] slow motion bossa nova / celso fonseca & ronaldo bastos

2019-05-06 11:43:29 | CD Review / My Favorite

鎌倉・ヴィーナスカフェ(タコス、ロコモコが美味しい!)

Twitterでフォローしているサンビスタのマルコスさんが、次の動画をツイートされていたんです。
何気に聴いてみると、これがハッとするほどいい!!
思わず聴き返してしまった。

Celso Fonseca e Ronaldo Bastos / La più bella del mondo - A voz do morro


如何ですか?
何と言うか、切なさだけではない、うまく口で言い現わすことが出来ないもどかしさ、これがいわゆるサウダージ感なのでしょうか。
この映像とも相まって、すっかり聞き惚れてしまった次第。。。
(この映像、実は後から近所の逗子海岸だと判ったのですが、これも何かの縁でしょうか。不思議なものです。)


居ても立っても居られなくなり、早速、CDを注文してしまいました。

(クリックで拡大)

Juventude / Slow Motion Bossa Nova  Celso Fonseca & Ronaldo Bastos

1.Samba E Tude
2.Satelite Bar
3.O Que Restou Do Nosso Amor
4.Slow Motion Bossa Nova
5.Valeu
6.Ledusha Com Diamantes
7.A Voz do Coracao
8.Dylan Em Madrid
9.Feito Pra Voce
10.Miles Ahead of Time
11.O Sorriso De Angkor
12.Meu Carnaval
13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro
14.Juventude
15.Slow Motion Bossa Nova(Alt.Take)

再生した瞬間から、心地良いボサノヴァが流れます。全体的にとてもシンプルなのに(が故に)映像が浮かんでくるサウンドと歌声。。。
そして感情をくすぐられる感覚がたまらない。まさに癒しの音楽。
私的には、前述の動画で紹介した「13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro」が一押しかな。「 4.Slow Motion Bossa Nova」もとてもいいです。
それにしても、2002年のアルバム。もっと早く知りたかったなあ。。。お奨めの一枚です!
前回の記事に続き、ブラジル音楽尽いてる俺です。

Toshi

【Amazonでギターグッズ!】
スローモーション・ボサノヴァ (BOM1516)
ボンバ・レコード
ボンバ・レコード


Juventude / Slow Motion Bossa Nova by Celso Fonseca & Ronaldo Bastos
Dubas Musica
Dubas Musica


Juventud: Slow Motion Bossa Nova
Universal Latino
Universal Latino



[My Favorite] Carinhoso - Pixinguinha

2019-05-05 11:04:08 | CD Review / My Favorite

葉山・葉山小学校前の歩道橋にて

ついに令和になりましたね!
前回が正月だったので、本当に久しぶりの更新になってしまいましたが、元気に過ごしています。
と言うか、これがまた仕事が究極的に忙しい時期(プロジェクト中)でして、実は昨年の秋以降、レッスンにも満足に行けない状況が続いてまして、ついに今年4月の発表会は出場見送りという事態になった次第。。。(涙)
まあ、仕方ありません。で、忙しいながらも合間を見つけては練習してます。

今、取り組み始めてる曲は、記事タイトル通り「Carinhoso」。カリニョーゾと読みます。
 以前アップした「Valse des loges」同様、今回もディアンスのYoutubeミックスリストを片っ端から聴いた中から選びました。本当にディアンスにハマってます!
この曲、どこか懐かしい、ノスタルジックな気分になるシンプルな出だしと、それに続く美しく切ないメロディライン、そしてディアンスならではの抑揚、盛り上げに思わず「これ弾いてみたい」と。(笑)
で、この曲。。。
調べてみるととんでもない曲でした。私ごときが弾いてみたいなどと、呑気に言うのも憚られるもの。(爆)
作曲者のPixinguinha(ピシンギーニャ、1897~1973)は、「ブラジルポピュラー音楽の父」と呼ばれる程のミュージシャンだそうで、その代表作にあたるに留まらず、ブラジルを代表する1曲で、第2の国歌とまで言われてるらしい。
音楽のジャンル的には、ショーロの名曲ということだそうだ。
 昨年の発表会で演った「Felicidade(フェリシダージ)」は、アントニオ・カルロス・ジョビンによるボサノヴァの名曲を巨匠ディアンスがソロギターにアレンジしたものでしたが、この曲もショーロの名曲をディアンスがソロギターにアレンジしたものでした。
これは、ディアンス自身のブラジル音楽に対するリスペクトなのでしょう。私もディアンスを通して、ブラジル音楽の入口に立った、というところでしょうか。。。サンバ、ショーロ、ボサノヴァ・・・ブラジル音楽凄くないすか!?
もっと色々聞いてみたいと感じている今日この頃です。

何はともあれ聴いてみましょう。
まずは、きっかけとなったディアンスの演奏。

Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



ボサノヴァの神、ジョアン・ジルベルトも歌ってます。
Joao Gilberto - Carinhoso



マリーザ・モンチによる歌唱。
Carinhoso (Pixinguinha/Braguinha)

このギタリストは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏。最後の方でマリーザ・モンチに合わせて歌っていますが、ブラジルのサンビスタなんだそう。洗練されたハーモニーと柔らかく優しい歌声で知られてるのだそうです。他の楽曲も聴いてみたいです。それにしても、ギターの音圧がすごくないですか。羨ましいなあ。。。
【2021/01追記】このパウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏、実はスゴイ人だったのですね。2016リオ五輪開会式で、ブラジル国家を歌唱したその人!国家もショーロ風にアレンジされていたとのこと。ブラジルにとって、ショーロやサンバというのは心なんですね。

リタ・ペイスと、Joan Chamorro のコンボによる演奏。
CARINHOSO RITA PAYES ELISABETH ROMA JOAN CHAMORRO JO KRAUSE


どれも、自分なりの解釈で情感たっぷりに演奏されてますね!素晴らしい。

さて、またまた無謀な挑戦になるのでしょうか。。。(いつもといっしょやないか。爆)
偉大な曲だけに、やりがいもひとしお!
カリニョーゾへの道、がんばります。

Toshi