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大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

Moontan(ムーンタン)に挑戦!

2015-11-01 09:20:23 | ギターな日々
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Moontan(ムーンタン)という曲があります。

アンドリュー・ヨークが、木村大のために書きおろした曲で、木村大のデビュー・アルバム「ザ・カデンツァ17」(1999年)のトップを飾る曲です。このBLOGでは、2012/7/15の記事で一度触れていますが、そう言えば、この記事で紹介している「SANZAN-IN ~ 三千院」という曲も、ヨークが書きおろし、木村大とのデュオで演奏したものでした。。。私も発表会で師匠とのデュオに取り組んだのが懐かしいところです。

さて、このMoontan。。。
軽快で印象的なテーマ、押尾コータローばりの(いや、年代的にはマイケル・ヘッジスか)タッピング&ライトハンド奏法、ロックなリフや速弾きがあったかと思えば、幻想的なアルペジオ。。。動と静、そして心地良い緊張感、、、、、実にクールな曲なのです。
もちろん、ミーハーな私のことですから、これは演ってみたいと、、ずーっと興味があった訳ですが、Youtubeでの彼の演奏動画を見れば圧倒されます。さすがにこんな技巧的な曲は無理!、というのが正直なところでした。

木村大のパフォーマンスをYoutubeから拾ってみました。どうぞ。


これは、TVなのでだいぶ省略されてます。しかし・・・こんな曲を17歳・高校3年生でレコーディングしてしまうのだから、やはりスゲー、ギタリストですよ。

こちらは、一般の方の演奏ですが、フル演奏です。



さて、前置きが長くなりましたが、なぜ、Moontanかと言いますと、実は次回の発表会、この曲で行こう、と考えてます。
無理だ!と感じていたものを、今回、やってみっか!と思い立ったのは、今年4月の発表会でサンバーストを弾き、兎にも角にも破綻せずに弾けたことが、自分の中では大きいと思います。いえ、もちろんサンバーストを完璧に弾けた訳でもないので、無謀な選曲には違いないんですがね。。(笑)
それと。。。
「ザ・カデンツァ17」のライナーノーツにある、アンドリュー・ヨークのメッセージによれば、Moontanは、木村大の依頼による、なんと「サンバースト」の続編だと言う。続編だとすれば、これはサンバーストに続いて挑戦するのは自然な流れ。(本当かい?!笑)
それにしても、太陽と月ですから。。。
Sunburst(雲間をついて現われる強い日差し)→Moontan(日焼けならぬ月焼け。造語)と来る訳ですから、確かにこれは一対の曲だ。

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実は、これまでこの曲に取り組むことを躊躇させてた理由がもう一つ。この曲、TAB譜が無いんです。(爆)
だって、こんな複雑な曲、読譜だけでもナンボ時間が掛かるのか、そら恐ろしかったのですよ。(笑)
手に入れた楽譜はA4×9枚。ひえーっ、こりゃ萎えそうだわ。。。でも、師匠にも、読譜・運指は支援するよ、と言って貰ったし、これは頑張るしかない。今回は五線でやったる!と決めました。

Moontanへの道、始動です。

葉山・一色海岸(クリックで拡大)



・・・・・・・・・・余談ですが、前述のヨークのメッセージによると、木村大はこの曲をたった2日で覚えた、のだそうだ。やはり天才よ。
彼のことを色々言う人がいるようだし、聞くところによればクラシック界では忘れられた存在なんだとか、、、でも、それはどうかと思うな。。。彼の夢は、ギターを聴く人、弾く人を増やすことなんだそうだ。ロックの名曲をクラギで弾いたアルバムを作ったり、確かに異端なのかも知れないが、でも、押尾コータローや沖仁と同様に(彼らとセッションもして)、ギターミュージックの楽しさを広めることに貢献してると思う。クラシック曲だけのCDやライブなんて退屈だもの。(いや、失礼。)

Toshi

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ザ・カデンツァ17
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