Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

退院から5年。。。

2013-10-14 10:42:39 | が~ん、その後の療養日記
(クリックで拡大)

およそ半年ぶりに、フォロー検査を受けて来ました。4月の検査は報告を
忘れていました。(苦笑)と、これって、昨年と同じ展開。(笑)

さて、今回は、退院丸5年目。つまり、退院の際に、再発フォローの一つ
の節目、目標とされたマイルストーンですから、「これで終わるのだ」と
の思いで、病院に向かったのでした。今回の受付番号は77。ラッキー番
号です。(ホントかいな?笑)

さて、CTは4月に検査したので、今回は血液検査のみ。

■腫瘍マーカーは、HCG(0.4)、AFP(3.3)で問題なし。

ということで、何事もありませんでした。ほっとしました。

やれやれ、これで晴れて5年に及んだ通院も終わるな、、、と思ったので
すが。。。

今の主治医の先生、1年半前に「CTは半年に1度を継続、フォロー検査
は10年続けた方がいい」と仰った方。。その際に「それは、これまでの
医師から聞いてきた話と違います」ということを申し上げたところ、1年前
の検査では何も言わなかったのです。ところが、、、

「何事もありませんでしたね。次は半年後にCTと血液検査になります。」

「あれ?検査は今回でもう終わりですよね。」

「ん~、今回で丸5年経過しましたが、5年経過後でも再発される方もいる
ので、検査は10年続けた方がいいですよ。」

「検査は5年間って、退院の際に仰ったじゃないですか。何となく、今の
雰囲気だと、10年たったら、15年って言われそうですね。」

「発見が遅れたら、抗がん剤治療の期間が長くなったりしますから、定期
的に検査を受けた方がいいと思います。」

「でも、もうCTは受けたくありません。CTの被爆量は尋常ではなく、
CTを1回受診する毎に、発がんの危険性が高まるとも聞いています。」

「ええ、胸部レントゲン500枚分ですから。でも、半年に1回程度なら
問題ありませんし、それに、もし発がんしたら、それ以上の、つまり放射
線治療をしなければいけなくなったりしますし。。。」

・・・・・・・・

問題ないという実感が得られませんでしたし、それに、「どの道、病院に
来るしかないのだ」と、逆に脅迫されてる気分になったので、CTについ
ては、キッパリ断り、血液検査については、半年後の予約をして、帰って
きました。いえ、私はもう今回で検査は終わろうと思っています。

何事もなく、退院5年目を迎えることができ、本当にほっとしました。
医療関係の方をはじめ、皆さんのお陰です。感謝・・・



慶応の近藤先生は、その著書で仰っています。転移するがんは治らない、
転移しないがんは放っておいても大丈夫。つまり、がんの治療というのは、
治らないがんに掛かった場合において、QOLを高めるために行うのが本筋
であって、そうではない治療はむしろ寿命を縮めるものである、と。。

正しい情報によって、患者自身が選択できる世の中が来て欲しいものです。


食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、楽器練習の秋?・・・
さ、深まる秋を楽しんで、皆さん、ストレスを発散しましょう!

Toshi

訃報

2013-08-14 22:48:35 | が~ん、その後の療養日記
このBlogからもリンクさせて戴いてる、ブロ友のジャニーギターさんが亡くなら
れました。8/3の記事を最期に暫く更新がないので気になっていたのですが、
本日、Blogを確認したところ、最期の記事に対するコメントとして、友人と称す
る方から、「8/9夜、鬼籍に入られた。」とのお知らせがありました。

8/3の記事は蝶の写真を交えたもので、とても元気そうに見えたので。。。
あまりにも突然の訃報に言葉もありません。

いや、本当は突然ではないのかも知れません。
ジャニーギターさんは、2月に食道がんの手術を受けられ、その後、補助化学
療法を開始、その最中、5月に転移が確認され、再び入院、放射線治療を施して、
6末に退院されたのでした。その後の経過は順調に見えてたのですが、確かに
7月下旬から、本人曰く「体調が優れないので、ブログの毎日更新を止める」と
いう話があり、それでも3~4日毎に更新されていたのです。でも、前向きな
ジャニーさんのこと、本当は体調が悪かったものを、それを感じさせない記事を
書いていたのかも知れません。


私は、5年程前に大病から復帰し、生き方を見つめ直す意味で、ギターとブログ
を始めたのでした。その当時からジャニーギターさんには温かいコメントを頂戴
し、特に、クラシックギター演奏について、たくさん教えて戴きました。また、
私がブログで医療に対する不信を述べると、やんわりと窘めて戴いたものでした。
ジャニーさんには感謝の気持ちで一杯です。

私は悔しくて涙が出ます。私は自分の病気のこともあり、今度のジャニーギター
さんの闘病をとても心配していました。医師に言いたいことはたくさんあります。
今度の経過についても、なぜこんなに急に。。。。。これほどに容体が急変する
のは、あくまでも想像ですが、恐らくは、がんそのものが死因ではなく、過酷な
治療に原因があるのでは?と思います。でも、そんなことを言ったら、きっとまた、
前向きなジャニーさんに叱られてしまいますね。

今度こそ、ゆっくりとギター弾いてください。有難うございました。

心よりご冥福をお祈り致します。

Toshi

こんな体験もあり?

2013-03-13 21:19:33 | が~ん、その後の療養日記
横須賀・走水神社(クリックで拡大)

えーっ、なんで~?!ウソでしょう?!

というのが、正直な反応でした。


というのも、実は、2月に受診した人間ドックで引っ掛かっちゃったのです。
それは、便潜血反応。。

ご承知の通り、便潜血反応は消化管、特に大腸の病変を検査するものですが、
これが陽性になりました。これはイコール要精密検査を意味します。。。
医師は、問答無用に「必ず内視鏡を入れてください」と一言。。。


一瞬、あの悪夢が甦りましたが、、、でも、「生き方を見直してきた4年間
だったハズ」と、気を取り直し、すぐ大腸内視鏡検査を予約しました。


で、今日、受診してきました。
結果は、がんもポリープも無し!潜血反応が出たのは、出口の辺りに出血し
やすい部分がある、とのことでした。

良かった~。もう安心しました。

やはり、何と言っても健康が一番ですね。
余談ですが、内視鏡検査そのものは気色悪いものの痛みもなく終わりました。
技術は進歩してますね。でも、検査前の下剤は結構キツイですね。2日で4L
も飲むなんて。(笑)
でも、これくらいで済むなら定期的に受診してもいいかな、なんて思っちゃい
ましたよ。。。ま、やらないでしょうけど。(爆)


さぁ、もうすぐ発表会。頑張っていきます。

Toshi

退院から4年。。。

2012-11-03 12:19:49 | が~ん、その後の療養日記
葉山・一色海岸(クリックで拡大)

およそ半年ぶりに、フォロー検査を受けて来ました。4月の検査は報告
を忘れてました。(苦笑)

今回の内容は、血液検査と胸部レントゲン。私のBlogを見て戴いている
方は、「なぜ胸部レントゲン?」と疑問に思われることでしょう。

実は、4月の検査の時に、また主治医が異動で交代となり、その新しい
主治医の先生曰く、「CT検査は半年に1回を続けた方が良い。このフォ
ロー検査も10年は続けた方が良い。」

あれ?? CTは3年経過後から1年単位になっているし、前の主治医
も、被爆量のこともあるので、1年に1回でOK、と言っていた。フォロー
検査も5年ひと区切り、と聞いていたし、基準を書いたペーパーも見せ
て貰っていた。。。なので、
そのことを率直に申し上げると、「検査はしないよりはした方が安心で
しょう?」と仰る。

そりゃ、そう言われちゃったら、検査はした方がいいに決まっている。でも、
そうしたら、これまで説明を受けてきた基準は何だったんだろう。。。
で、またそのことを言ったら、「では、10月の検査の時はCTは止め
ましょう。でも胸部レントゲンは撮っておきましょう。その方が安心で
すよ。」ということで、今回レントゲンを受診した訳です。

胸部ということは、転移のあった後腹膜腔リンパ節の状況を確認する為
なのでしょうけど、、でもCTではなく通常のレントゲンでも判るものなの
かな?何となく腑に落ちないままではありましたが、「調べて貰える」と
前向きに考え、受診した次第。

で、今回の結果は、、、

■腫瘍マーカーは、HCG(0.4)、AFP(3.1)で問題なし。
■胸部レントゲンも問題なし。

でした。何事もありませんでした。

で、主治医の先生曰く、「次回は、半年後に血液検査とCT検査になり
ます。丸4年が経過しましたね。あと1年で5年。検査も5年で一区切り
ですから。。」と。。あれ?なんかあったのかな?(笑)

おまけに、毎度高止まりで「薬を出しますよ」と言われ続け、毎度断り
続けていた尿酸値、今回も数値は高かったのですが、一言も触れず
仕舞いでした。あれ?なんかあったのかな?(爆)

何はともあれ、

特段の問題なく退院4年を迎えたことに感謝、皆さんに感謝。。。

Toshi

完全解明?? ~と或る、がんに関する記事から~

2012-05-04 23:30:26 | が~ん、その後の療養日記
葉山・三ヶ岡から堀内地区を望む。(クリックで拡大)

週刊東洋経済誌の4/28-5/5号で、「がんの完全解明2012」なる特集が
組まれていたので、読んでみた。

がんを取り巻く課題、医師とのコミュニケーション、いい病院とは、セカンド
オピニオンのポイント、がんの標準治療とは、抗がん剤の効果、先端治療、
再発・転移との向き合い方、カネ、仕事をどう続けるか、国の対策、、、、、

がんという病気を知らない人が一定の知識を得るには、一通りの内容に
なっているのかも知れない。

ただ、・・・・・

結局、良くわからないのだ。標準治療の項を読んでも、いや、全編を通し
て語られているのは、「新薬」や「薬の選択肢が増える」ということなのだ。
その新薬がどれほど効くのか(完治が目指せるのか、或いは生存期間が
増えるのか)、また、どれほどの副作用を伴うのか、は判らない。例えば、
分子標的薬について、副作用は従来よりは「激しくない」が、長所ばかり
でもない、とか。。。

読み進めていくと、希少がん薬が「開発」の主戦場になっている、との記
事が出て、「どのメーカーがどんな製品を作っているのか」、という記事に
なり、挙句の果てには、がんの業界地図まで出てくるのだ。この業界地
図を見ると、当局や研究機関、医療機関よりも、製薬業界の方が断然
大きく描かれており、この国でいったい誰が、がん対策を主導しているの
かわからないどころか不安になる。そして記事は更に、がんの治療費は
高額になるばかり、経済負担が大きい、と書き、がん保険の選び方という
記事に続くのだ。見事!としか言いようがない。読者に対するアドバイス
には違いない。でも、これでは何の為の記事なのか、さっぱりわからなく
なるのだ。

新薬の研究は日進月歩。確かにそうなのだろう。そうであることを願いたい。
抗がん剤の評価の新しい尺度にQOLを活用する、という記事があった。こ
れはある意味いいことだとは思うが、でも、未だそんなデータは見たことが
ないし、そもそも、QOLを計るとすれば、患者に副作用の度合を質問する
ことになるのだから、もしそれで各社が抗がん剤を競うとしたら、そら恐ろし
いことだ。

膠芽腫の義母の闘病は既に10ヶ月。QOLを含め、或いは終末期医療を
含め、展望を語ってくれる医師は残念ながらいない。。。

不透明だ。

やはり、それほど、がんとは難しい病気ということなのだろう。


だからこそ、がん病棟の一線で奮闘する医師が、がん治療の現実を語り、
その上で、本当に大切なことは何かを、対患者、対当局、対研究機関、
対製薬業界、そして医療機関に向けて、発信するような記事を書いたら、
本当のことがわかるような気がするのですが、そんな企画は如何でしょう。

参考になった記事があります。
未だにがん患者の就労について、職場はおろか医療機関でも理解が乏
しいという現実。以前の記事でも書きましたが、未だに進捗がないようで、
残念でなりません。
もう一つ、がんの原因は、解明されつつあるもまだまだ発がんメカニズム
研究の余地は大きい、という現実。私はここだと思っています。

がんはなぜ発生するのか。

その答えが早く「解明」されることを願うばかりです。
いつも言いますが、がんを「やっつける」視点だけでは、うまくいかないと
思うから。。。

私は副作用についてQOLの観点で質問はされていません。それは私が
罹患したがん種が比較的抗がん剤の効くものだったからかも知れません。
あと1年無事で過ごせれば、罹患したがん種の5年生存率の向上に寄与
するでしょう。いえ、本当に有難いことだと、心からそう思っています。

24時間完全看護の現場で奮闘する看護師各位に敬意を表します。
医療の現場に関わる全ての人を応援します。

Toshi

退院から3年。。。

2012-02-04 17:44:55 | が~ん、その後の療養日記
退院から3年。。。

葉山・三ヶ岡からの今日の富士山2012.02.04(クリックで拡大)

今日は立春。。。

月日の経つのは早いものです。気がついてみれば、退院から3年と4
ヶ月が経過していました。

先日、6ヶ月ぶりのフォロー検査があり、血液検査を受けてきました。
実は1年前から、受診のインターバルが6ヶ月に1回となったのです
が、いやこれが長い・・・実は今回、あろうことか、検査日程を失念
してしまい、再度予約し直して受診するというオチがあったのでした。
(笑)
しかし、検査日程を失念するなんて、健康になった証拠でしょうか?
「まったく、喉もと過ぎれば~」。。。なんて言われちゃいそうです。
海より深く反省・・・

診察の結果は、何も問題なし、でした。有難いことです。フォロー検査
は4年目に入ります。ここで、また検査のインターバルを変えるとの
ことでした。

 ■血液検査 6ヶ月毎 →  6ヶ月毎(変更なし)
 ■CT検査 6ヶ月毎 → 12ヶ月毎


以前の記事でも書いた、副作用による足(くるぶしより下)の痺れ、実
はこれ、未だに消えません。きっと、これは治らないのだろうな、と感
じています。でも、最近では、それでいい、と思うようになりました。
忘れてはいけないこともたくさんありますから。



このように再発のないまま、ギターの練習でもしながら、穏やかに季
節が移り変わってゆくことを願っています。私の心は、まだまだガン
という病気を卒業できてはいないと思いますが、また昨年、一昨年と
同じことを書いて、備忘にしたいと思います。これは、私の廻りの方
から戴いたアドバイス、マイペースで余裕のある人生に向けての貴重
なヒントですね。

~カミさんの言うことを聞き(神ノ木クリニックのY先生のアドバイス、笑)、
どんなに帰りが遅くなっても毎日風呂に浸かる程度の心の余裕を持ち、
笑顔で生きることを心がけたいと思っています。。。
少しずつ、少しずつ。家族とギターとともに。。。~


特段の問題なく退院3年を迎えたことに感謝、皆さんに感謝。。。


Toshi

サイコオンコロジー

2011-09-07 21:43:07 | が~ん、その後の療養日記
立石 (横須賀市秋谷・南葉山)

9月6日の産経新聞、生活・健康面の「産科医解体新書」という連載コラム
で、サイコオンコロジー(精神腫瘍学)という学問があることを知りました。
がんと精神・心理との相互の影響を扱う学問とのこと。

「なんだ、そういう研究がちゃんとあるんじゃんか!」と、自分の不勉強は
棚に上げて、思わず唸ってしまいましたが、しかし、嬉しくなりました。

なぜ、がんは発生するのか・・・

いつも問うてますが、その答えが早く解明されることを望んでいます。

それはさておき、この記事を見て、私が感心したのは、米国では、この学問
を、医師を始め、看護師、臨床心理士など、さまざまな医療従事者がこれを
学び、日常の医療業務に取り入れている、ということでした。
米国と聞けば、西洋医学至上主義のような印象を持ってましたが、これは誤
りでした。そういえば、漢方や食事療法を取り入れ、組み合わせている医師
がたくさんいる、と聞いたことがあります。
米国は、どこかのタイミングで変わったんでしょうね。翻って日本はどうなの
でしょうか。。。

Toshi

驚きの処方

2011-03-03 10:29:51 | が~ん、その後の療養日記
葉山・大浜海岸でのシーグラス拾い

代休を利用して、久しぶりに横浜のKクリニックへ行ってきました。カミさんの
花粉症の相談と、私は、がんのフォロー検査が3ヶ月→半年になったことの報告
がてら身体の様子を見て貰おうと思いました。

Kクリニックは、ホリスティック医療。当時、転移を告げられ、抗がん剤治療を
すべきか悩んだ私が相談に伺ったクリニックでした。この時は、抗がん剤治療を
すべきと背中を押され、モトの病院に戻ったのでした。
以来、こちらのY医師には、どちらかと言えば、心の持ち方というか生き方という
か、そんな面でのアドバイスを頂戴しています。

今回、直近の人間ドックで腎臓等にも特段の問題は無いものの、足の痺れは相
変わらずであることを伝え、診て貰いました、。

面白いですよ。花粉症のカミさんと同時診察。カミさんの処方は、花粉症の他、
私も含めたトータルな処方だというのですから。。。

そして、極めつけは。。。

今回、私は漢方とレメディを処方して貰ったのですが、Y医師曰く、「心臓への贈
り物(カルディオドロン)というレメディをプレゼントします。」

これまでの治療の中で、心臓に関する話は一切無かったのですが。。。カミさん
が驚き、「なぜ心臓なのですか!?実は主人の父親が心臓の手術をして~」。

そう、実は私の父が狭心症で、つい先週に冠動脈バイパス手術を受けたばかり
だったので、私も驚きました。確かに、Y医師は以前から、身体の右半分/左半
分と、父親/母親からの影響、子どもへの影響ということに言及していました。

Y医師は、「次回、答え合わせをやりましょう」とニコニコ。

う~む。。。ここは毎回驚かされるな~。

Toshi

退院から2年。。。

2010-10-31 10:48:29 | が~ん、その後の療養日記
葉山・葉山マリーナ

♪め~ぐる~めぐる季節の中で~
♪あ~な~たは~何を見つけるだろう 。。。 松山千春 「季節の中で」より

月日の経つのは早いものです。
先日、3ヶ月ぶりのCT&血液検査がありました。
そして、気がついてみれば、退院から2年が経過していました。

1年前にも状況を記しましたが、あれから1年。本当に時の過ぎるのは早いですね。
季節が変わり、主治医も代わりました。。。
前回の検査では、主治医が代わり、これまでと診察のスタイルが変わり、とまどい
もありましたが、今回は、ちゃんと気持ちも消化して、穏やかに受診して参りました。
前回はお騒がせしてすみませんでした。(汗)
実際には、今回のような検査と診察を分けての2回の通院では、やはり、仕事の影
響を受けやすいですね。事実、予約変更を余儀なくされました。。。

それはさておき、診察の結果ですが、何も問題はありませんでした。有難いことです。
フォロー検査は3年目に入りますが、ここで、また検査のインターバルを変える、と
のことでした。

 ■血液検査 3ヶ月毎 → 6ヶ月毎
 ■CT検査 6ヶ月毎 → 6ヶ月毎(変更なし)

通常、CTもここで1年間隔に変えるらしいのですが、私の場合は、(後述しますが)
残骸があるせいで、もう少し6ヶ月間隔で診たいのだそうです。(あやしい、という
表現をされるのです。聞き返すと、「問題ない」、と仰るのですが。。。)

何れにしても、インターバルが伸びるのは、好ましいことだとは思いますが、しかし
半年に1回では忘れてしまいそうですね。(笑)

私の心は、まだまだガンという病気を卒業できてはいないと思いますが、とりあえず
昨年と同じことを書いて、備忘にしたいと思います。これは、私の廻りの方から戴い
たアドバイス、マイペースで余裕のある人生に向けての貴重なヒントですね。

~カミさんの言うことを聞き(神ノ木のY先生のアドバイス、笑)、どんなに帰りが
遅くなっても毎日風呂に浸かる程度の心の余裕を持ち、笑顔で生きることを心がけ
たいと思っています。。。少しずつ、少しずつ。家族とギターとともに。。。~



さて、参考までに、昨年の記述に倣い、退院2年の状況を記しておきます。

■診察結果
(1)CTは問題なし。転移先だった後腹膜腔(傍大動脈)リンパ節辺りの「残骸」も
  大きさに変化なし。

(2)血液検査は、腫瘍マーカーAFP/HCGともに問題なし。

(3)白血球/赤血球/ヘモグロビンともに問題なし。(と思います。話題にすら上がら
  ないですし、データも貰えませんでした。 前の主治医はペーパーを渡してくれて
  いたのですがね。。。因みに一年前はヘモグロビンは13で、貧血状態でした。)

(4)抗がん剤の副作用による、二次発ガン(白血病等)は無し。

(5)相変わらず、尿酸値が高いとのこと。データ貰えなかったので、数値は判らず。
  前回は、「次も高かったら薬を出す」とのことでしたが、今回は言われず。

■後遺症の状況
(1)まず、手のしびれですが、昨年から変わりません。普段は全く気になりませんが、
  意識すれば、極々わずかのしびれ?というか他とは違う感覚を感じる程度。
  2年前は、缶のプルキャップを開けるのも指先が痛くて不自由でしたし、ペンで字
  を書くのも違和感があったことを思えば、大きな改善です。

(2)足のしびれですが、これは相変わらずです。指先には絶えずしびれがあります。
  昨年は、「目で見ていないとスリッパが脱げたかどうかがわからない。」と表現し
  ましたが、今はそこまででは無いかも?知れません。慣れの問題でしょうか。

(3)髪の毛です。昨年の記載と同じ、すっかり元通り。(笑)

■後遺症と思われるものの状況
(1)昨年は、こんなこと書いてました。今もこのままです。。。
  ~恐縮ですが排便の話。退院後、「小」は明らかに排便時の勢いがなくなりました。
  「大」もなんというか、細くなったというか(笑)、ドカンという感じでは無くなりました。
  これ、退院後からなのは明らかなのですが、主治医曰く、抗がん剤の影響では
  無い、との見解。。。じゃあ何だろうと問えば、年齢では?と言うのですから、
  ガックシです。

(2)爪です。昨年の記載と同じく、すっかり健康な爪になりました。そういえば思い出
  しましたが、5月のキャンプで爪を割った切欠で購入したグラスネイル、折角購入
  したのに、未だ使ってません! 何やってるんでしょうね。。。今度挑戦します。

■長期入院によるものの状況
(1)足の筋肉や瞬発力。2年前は、とっさの際に自分の身体を支えることができず、瞬
  発力もゼロになり、子供とのサッカーすらできなくなっていることにショックを受
  けたものでした。
  でも、これは回復しました!!最近は、子どもとキャッチボールをやってますが、
  走れるようになってきましたし、ダッシュもきくようになってきました。
  余談ですが、実は先日、校庭で、子どもと走って競争した際に、ハデに転んで、肘
  と膝に擦り傷を作ったのですが、これ、気持ちに身体がついていかない感覚を実感
  した出来事だったのでした。これは歳のせいでしょうな(爆)。肘と膝の擦り傷なんて、
  いつ以来でしょうか? これも走れるようになったが故の出来事でした。
 
(2)バランス(運動能力としての平衡感覚)は、昨年時点で回復。

■その他
(1)1年前は、「治療の影響で、折角?マイナス16kgとなった体重が、退院後1年で
  すっかり元に戻ってしまった」と書きました。(笑)
  ところが、その後の人間ドックで、「このままだと糖尿病の危険」と言われ、一念
  発起し、減量に取り組みました。ここ半年で、10kgの減量に成功しました。

(2)昨年、入院中から眠りが浅くなったと書きましたが、これは今でもそうですね。

(3)ヘビスモだった私も入院で禁煙に成功。現在も継続中!(というか、もう大丈夫。)

(4)酒は、相変わらず大好きですが、(1)減量の一環で、大好きな日本酒は止めてい
  ます。
  あとは、普通に飲んでます。(笑) あ、でも、ビールは、(自宅で飲む時は)プリン体
  /カロリーオフのものにしてます。(爆)


こんなところでしょうか。
特段の問題なく、退院2年を迎えたことに感謝、皆様に感謝。。。

Toshi

新しい主治医との初対面は・・・でした。

2010-07-08 06:00:00 | が~ん、その後の療養日記

 葉山・一色海岸


昨日は3ヶ月ぶりの血液検査の日でした。やはり、3ヶ月ぶりに病院を訪れると
久しぶり~という感じがします。
それと、今日は、新しい主治医による診察なんですよね。初めてお会いします。

いつも通りに、早朝から外来採血へ。腫瘍マーカーの検査はどうしても時間が
掛かるので、8:00採血で9:30診察というスケジュールになってます。
血液のデータを取るのに1時間30分は掛かるということです。それでも、hcgと
いうマーカーは間に合いません。これでは診察の意味がないのですが、前の
主治医は、「もし数値が悪いようだったら、後日でもすぐに連絡をしますから、
心配要りません」と、私が何度も病院に足を運ばずに済む様、配慮してくれての
スケジュールだったのです。

さて、採血後の1時間30分、本を読みながら、うつらうつらしながら、待って
いるところへ、呼び出しが。。。
どんな先生かな、、、期待と不安を胸に診察室に入りました。

そこにいたのは、若い男性医師。
ハキハキと声も大きく、いい印象を持ちかけたのですが、、、
挨拶もそこそこに、早速、診察に入り、
そして医師曰く、
「マーカーAFPは問題ないのですが、hcgが間に合っていません。すると、これを
お伝えするのは次回3ヶ月後になってしまいます。これでは、診察にならない
ので、次回からは、事前に採血をした上で、後日、再度診察をする形にしたい、
と思います。」

「あれ?」
と、内心思いましたが、まあ、確かにその場で数値も分かった方が精神的にも
良いのは確かなので、多少面倒でも致し方ないな、と思い、「わかりました」と
答え、加えて、「すみません、今日の検査分については、hcgの結果が悪かった
としたら、後日、教えて戴けると思っていていいでしょうか?」と、聞いたのです。

すると、この先生、こう仰った。
「いやぁ、あなたと同じような患者さんがたくさんいる中で、私も、入院(回診)
から手術から外来もやっている身なので、細かくはチェックできないんですよね。
予約して貰わないと困るんですよ。」

ですと。。。。。。。

ほーっ!するってーと何か、どんな結果が出ていよーが、3ヶ月間は放置するっ
ちゅう了見か。そんなんで、よくガン病棟が勤まるもんだ。だいたい、この予約
票を作ったのは他ならぬ貴方たちでしょうが! だいたい患者が困って聞き辛い
ことを聞いているのに、医者が「自分は忙しい」などと主張して、排除してどうす
んだ!! 言われんでも忙しいなんて分ってらぁーね。誰だって忙しいんだよ。
全く医者の風上にもおけん。いったいどうしてくれようかー(失礼!)、と
頭をフル回転させていたら、

「まあ、今回は見ておこうとは思いますけど。。。」と、ポロっ。
~思いますけど、って・・・無責任な言い方やなあ、これじゃあ信用できん。

先日の右下腹部の痛みも(ガンに関係ないか)相談したけど、「そこは何もないとこ
だから問題ないと思います。むしろ尿酸値が高いから結石に注意して。結石にな
ったら痛いですよ。次回も高いようなら薬飲んだ方がいい。」って、、、、、何もない
とこだから問題ないってあーた、痛みがあったから相談しているのに、ろくに調べ
もしないで。。。
手足のしびれの状況とかも何も聞いてくれないのか。。。

なんで、こうも違うんだろ。悲しくなりました。呆れてモノが言えません。

が、しかし!
気にしていると病気になりそうなので、もう忘れた!許した! また次回のお楽
しみ(?)とします。

さて、この先生と信頼関係が築けますように。。。

 Toshi

熊本ふたたび。。。仕事と病気、雑感。

2010-07-04 17:25:25 | が~ん、その後の療養日記




先週の続きで、今週末も熊本に来ています。しかし、昨日は凄い雨でした。飛行機
も条件付フライトでしたし、着陸のアプローチが始まってから、窓の外を眺めてい
たのですが、ずーっと灰色の雲の中で何も見えない。視界がパッと開けたと思った
ら、そこはもう空港、着地寸前で驚いたほど。こんな悪天候でも着陸できるのは、
やはり、カテゴリ3の熊本空港ならではということでしょうか。。。
(写真は、空港から市内へ向かうリムジンバスからの様子)

さて、それはさておき、大雨に遭って先行き不安と思いきや、先週買った加藤清正
の勝ち御守りのご加護のお陰か、仕事は無事に終了しました。ホっとして、朝方の
ホテルへ帰ってきたのでした。

しかし、無理の利かない身体(年齢)になりました。先週は、徹夜明けでホテルへ帰
ってきたら、右の下腹部に痛みを覚えました。まあ、痛みは消えましたが、今週は、
同じく徹夜明けでホテルへ帰ってきたら、今度は左の膝に痛みが。。。(笑)

なんかボロボロっす、あ~あ情けないなあ。。。身体は大丈夫だろうか、なんて、
ぼーっとスペイン戦を見ながら、ホテルの部屋で一人ふと思ったら、俺こんなとこで
何してんだろ、なんて、余計なことを色々考えてしまいました。

・・・・・働き方のこと、ここ1ヶ月程緊張の日々で随分ストレスを感じていたこと、
退院して1年半、生き方を変えるなんて本当に出来るのか、等々。。。。。。。

なんぼ考えてもキリがないので、考えるの(とりあえず)やめました。

そういえば、最近は、ビワの種を飲んでます。もちろん、ガン予防ですが、ビワの
種を乾燥させて擂り粉にして、オブラートに包んで飲んでます。カミさんが仕入れ
てくる自然療法の一種ですが、私は何でも信じて飲むことにしてます(笑)。そこに
あるガンが消えていく食療法。梅肉エキスや蜂蜜など、その他色々あるようですが、
信じていると効く気がしてくるから不思議です。その分、出張先では飲めないので、
不安になったりして(爆)。

来週、3ヶ月ぶりの検査があります。それが終わったら、束の間でも思い切りスト
レス発散します!

Toshi@熊本

季節はめぐる

2010-04-07 19:05:10 | が~ん、その後の療養日記



花の季節。。。なんか、今年は満開を楽しむ間も無かったなあ。。。

今日は、6ヶ月ぶりのCTと、3ヶ月ぶりの血液検査の日でした。退院後2年目に
入り、フォロー検査のインターバルが、1→3ヶ月に延びてから最初の検査でした。
本当に久しぶりという感じがします。検査結果は、腫瘍マーカーAFP/HCGともに
異常はありませんでした。問題なしです。(ほっ)
ただ、先日の人間ドックで、eGFRという腎機能評価が「経過観察」になったのが気
になっていたので、聞いてみました。主治医は泌尿器科なので。。。
主治医曰く、「抗がん剤を使った経緯から、腎機能に影響を与えた可能性は否定
できないが、普段の生活は問題ないでしょう。これで血圧が高ければ大いに気に
するところですが、血圧は極めて正常なので、これからも生活習慣病に気をつけ
た生活をして貰えればOKです。」とのこと。
やはり、抗がん剤、恐るべしです。普段の生活には影響が無いですが、万一、別
のがんを患った場合、再び抗がん剤が使えるのかどうか、、、そんなところに影響
があるようです。。。


ところで、今日は衝撃のニュースを告げられました。主治医のI医師が、別の病院
に異動になるとのこと。3ヶ月後の検査時は、もう担当医師が変わってます。。。
考えてみれば、私が初めてこの病院に来て、I医師の診察を受けたのが、およそ
2年前。。。大病院では2~3年で異動があるようですから、致し方ないところでは
あるのでしょうけど、患者としてはやはり不安です。。。
できればフォロー検査が無事終わるまで診て欲しいのが本音ですが、さすがに5年
は無理ですね(笑)。でも、このままじゃ、更にもう1回先生が変わっちゃうかも。。。

・・・

紹介で訪れた病院で、紹介状の宛名とは違うI医師が主治医に。。。
私よりもうんと若い女性医師。失礼ながら、最初は頼りないところもあったのです
が、でも命を預けたのです。初診から手術の執刀、転移発覚・告知、入院・抗がん
剤治療、治癒・退院、フォロー検査と、これまでおよそ2年に渡って、一通りの
面倒を見て戴いてきた訳で、今ではとても信頼していました。だから、これまでも
ドックで再検査とか言われても、必ずI医師に相談してましたから。。。関係ない事
まで。。。そんな訳で、今日はとても複雑な心境でした。。。


季節はめぐる、ということですね。患者には患者の、医師には医師の人生がある。
ひとつの季節が終わり、また新たな季節が始まる、ということ。I医師には感謝の
気持ちで一杯です。新しい病院でのご活躍を応援してます!

Toshi

...とともに生きる

2010-02-06 19:21:32 | が~ん、その後の療養日記
葉山・あじさい公園から江ノ島を望む

先日、NHKスペシャル「働き盛りのがん~がんとともに生きてゆく命のトーク~」
(再放送)を見ました。ドラマ仕立てとスタジオトーク。。。
ドラマの題材となった方は、39歳で発症、その後、64歳の現在まで25年の間に、
6回ものがんと向き合い、働きながら闘病し、5年生存率20%の宣告を打ち破り
ました。その強い意志と頑張りにはまさに頭が下がるばかりですが、その一方で、
職場の理解があったことも見逃せません。。。


さて、スタジオトークに参加されていた方は、皆、がん闘病を経験された方々です
が、その中には、同じ職場に戻れなかった人もいました。長期入院で退職を余儀
なくされた方や、それまで、立ち仕事だった人が、「立ち仕事ができなくなった」旨を
訴えたところ、「立ち仕事が『イヤ』ならこの職場は無理」、と言われた方も。。。
なんとも悲しいことです。

私自身は、"私は恵まれていたのだ"、ということを再認識。

日本では、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬと言われてます。
一方でがんは死病から慢性病へ、とも言われています。これはつまり、医療の進歩
と、がんの発症年齢が下がっている(早期発見技術の進化もあり)ことを示している
のではないでしょうか。先のような企業・職場の対応を見ていると、今やそういう
時代に入っているにも関わらず、まだまだ、一般のがんに対する理解は低いという
ことでしょうか。これが、まさにこの番組が言いたかったところの、働きながらがん
と闘う人々の前に立ちはだかる壁。。。

がんの闘病から生還した人は、一見、元気そうな外見とは裏腹に、実は、身体は
とても弱っていたりします。抗がん剤やホルモン治療の副作用で、立っていること
さえ、つらい人もいます。でも、生活していかなくてはいけないのです。
多くの人の理解が必要です。。。

ちょっと、今日は重いテーマになってしまいました。ごめんなさい。m(_ _)m

Toshi

そして、二年目へ。。。

2009-11-12 00:21:32 | が~ん、その後の療養日記
葉山・三ヶ岡の夕景

今日は、定期検査の日。例によって、早朝から車を飛ばし病院へ。採血を行い、検査
結果が出てからの診察に臨みました。
今日の診断も、腫瘍マーカー値に問題は無し。
ホッとして、次は年末のCTだなあ、と思っていたら、主治医の先生から、話がありまし
た。 「この検査も2年目に入りましたので、検査頻度を見直します。」とのこと。。。

 ■血液検査 毎月   → 3ヶ月毎
 ■CT検査  3ヶ月毎 → 6ヶ月毎

なので、従来のペースで言うところの、12月のCTはキャンセル。次回は3月に。。。
「これで、少し楽になりますね。」と先生。。。

「はい」、と答えながらも、少し複雑な心境でした。。。

確かに、毎月平日での診察は、仕事との兼ね合いもあり、正直負担な面があります。
でも、その一方で、毎月の検査が安心感に繋がっていたのも事実です。何というか、
守られていたような感覚があります。
それに、これは、とてもズルイ気持ちなのですが、心のどこかに、私は無理が出来な
い身体である、ということを、世間に向かって言いたい気持ちが潜んでいて、通院は
その暗黙のアピールになっていた? という感覚。。。

検査の頻度が減るのは、いいことのハズなのに、不安を感じている自分がいます。


そうだ。。。結局、これは、自分が自分の人生とどう向き合うのか、ということなのだ。
病気をきっかけに、俺は生き方を変えていこうと思った。でも、本当に変えていける
のかどうかは、これからが本番だということだ。。。


清く正しく美しく!? んじゃなかった、もとい、明るく元気に笑顔で行こう!
家族とともに。。。ギターもいっしょに。

Toshi

退院から一年。。。

2009-10-11 13:57:50 | が~ん、その後の療養日記
先日、CT検査&月例フォロー検査に行ってきました。
3ヶ月毎のCT検査も、これで、退院後4回目。月例のフォロー検査受診は12回目
を数えます。

退院から一年が経過しました。。。



悪夢のような出来事、精巣腫瘍を患い、そして様々な人に助けられ、無事に退院
してから一年が経ちました。仕事から家族へ軸足を移し、拾った命を大切に生きて
いこう、と新たな人生を踏み出してから一年、早いものです。

ところで、仕事に復帰した後は、あっという間に現実の世界に戻ってしまいました。
相変わらず忙しいですし、ストレスもあります。性分というか、私もまだまだです。
しかし、まあ、今の私は、週末に僅かでもギターに没頭できる時間を確保するよう
にしています。
まだまだ、マイペースで余裕のある人生には程遠いですが、カミさんの言うことを
聞き(神ノ木のY先生のアドバイス、笑)、どんなに遅くなっても毎日風呂に浸かる
程度の心の余裕を持ち、笑顔で生きることを心がけたいと思っています。。。
少しずつ、少しずつ。家族とギターとともに。。。


参考までに、退院一年の状況を記しておきます。

■診察結果
(1)CTは問題なし。転移先だった後腹膜腔(傍大動脈)リンパ節辺りの「残骸」も
  大きさに変化なし。

(2)血液検査は、腫瘍マーカーAFP/HCGともに問題なし。

(3)白血球は問題なし。赤血球はギリギリですが正常範囲内。ヘモグロビンは、
  退院後、ずーっと当落線上が続いており、今回は13で範囲外。。。貧血です。
  入院前は、15~16程度はありましたから、やはり、抗がん剤による骨髄抑制
  の影響は大きいということでしょう。

(4)抗がん剤の副作用の中に、二次発ガンというのがあります。退院の後に白血
  病などを発症するケースが稀にあることを、私も説明を受けてました。一年を
  経過しましたが、今のところ大丈夫です。主治医にも聞いてみましたが、特段
  心配する必要なし、とのこと。

(5)最近、流行の新型インフルについても、聞いてみましたが、免疫力も人並みに
  なっているので、これも特段心配する必要はなし、とのこと。まあ、人並みという
  ことですね。

■後遺症の状況
(1)まず、手のしびれですが、だいぶ緩和されてきた感あり。普段は気にならない
  レベルです。意識すれば、しびれを感じる程度。
  一年前は、缶のプルキャップを開けるのも指先が痛くて苦労したし、ペンで字を
  書くのも違和感があったぐらいなので、これは改善です。(慣れかも。。。)

(2)足のしびれですが、これは相変わらず。どのくらいのしびれかというと、目で
  見ていないとスリッパが脱げたかどうかがわからない。長い付き合いになりそう
  です。

(3)髪の毛です。一年前は、中途半端に残っている髪は剃ったので、スキンヘッド
  でした。今では、すっかり元通り(笑)。以前のように長髪ではなく、短髪の髪型で
  通しています。でも、以前よりは薄くなったような(爆)。。。

■後遺症と思われるものの状況
(1)恐縮ですが排便の話。退院後、「小」は明らかに排便時の勢いがなくなりました。
  「大」もなんというか、細くなったというか(笑)、ドカンという感じでは無くなりました。
  これ、退院後からなのは明らかなのですが、主治医曰く、抗がん剤の影響では
  無い、との見解。。。じゃあ何だろうと問えば、年齢では?と言うのですから、
  ガックシです。

 (2)爪です。以前、「爪の話・・・こんなとこにも副作用?」でも書いた通り、爪にも
  影響がありましたが、今ではすっかり、健康な爪になりました。

■長期入院によるものの状況
(1)足の筋肉や瞬発力。一年前は、「そんな身体では、混雑する駅のホームが危険」
  とのことで、出勤を遅らせる勤務制限を付ける、と産業医から言われたものです。
  まあ、さすがにそれは断りましたが、そのぐらい運動能力がダウンしていました。
   当時、子供とのサッカーが出来なくなってる、ことでショックを受けましたが、
  今は、子供とのサイクリングなどを楽しみながら、、、まあ、回復途上ですね。
  実は、今でも、例えば、滑ったりした時など、とっさの時に身体を支える力が不足
  しているようです。先日もスーツ姿で、靴の皮底が滑った時、とっさに足をついて
  バランスを崩した身体を支えようとしたのですが、支えきれず尻餅をつきました(涙)。
  これは鍛えるしかありません。。。
 
(2)バランス(運動能力としての平衡感覚)ですが、以前は、例えば、立ってシャワーを
  浴びる際、目を瞑るとフラッとしたのですが、これは無くなりました。普段の生活を
  続けることで回復するようです。

■その他
(1)治療中は、食欲減退によって、体重は最大で-16Kgにまでなりました。苦しい
  入院生活が終わったあとは。。。シャバの空気はよっぽどうまかったのでしょう。
  体重はこの一年ですっかり「元」に戻りました! せっかく理想の体重を手に入れ
  たのに。。。残念です。。。(爆)

(2)入院中から、眠りが浅くなったと感じています。退院後も夜中に目が覚めることが
  多いですね。これは、歳かも知れませんね。

(3)入院をきっかけに、タバコは止めました。以前は、3箱目の封を切るぐらいだった
  のですが、今では、目の前で吸われても、自分が吸いたいとは思わなくなりました。
  これは良かった!

(4)酒は、相変わらず大好き。今でも日本酒には目がありません。ただ、弱くなった
  ようです。よく記憶を無くします(爆)。。。これは笑い事ではないですね。別の色々
  な意味で気をつけなくてはいけませんね。。。好きなもので身上をつぶしては
  何の意味もありませんから、生涯長く楽しめるように、嗜む程度に飲み続けたい
  ですな。日本酒のカテゴリでも立ち上げますか(笑)。



特段の問題なく、退院一年を迎えたことに感謝。。。
これからも、マイペースな人生を歩みます。。。家族とギターとともに。。。

Toshi