Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

O ETERNO / BADEN POWELL

2022-01-17 15:30:24 | CD Review / My Favorite

葉山:小磯の鼻からの夕景

今日は、運転免許証の更新手続きに行きました。即日交付ができる会場は、毎度エラく混雑するので、即日交付でない地元警察署での手続きを選択しました。なので、今日は有給休暇です。(笑)
まあ、また一つ歳を取った訳ですが、先日あった息子の成人式などを見ていて、歳を取るのも悪くないなと感じた次第。
ただし、元気で歳を取っていきたいですね。冒頭の写真は、葉山御用邸の背にある小さな岬、「小磯の鼻」です。パワースポットらしいので、よくカミさんと散歩に来ます。ここで陽光を浴びて佇んでいると、永遠にこんな穏やかな日が続いていくことを願わずにはいられません。

◇◇◇

さて、前置きが長くなりましたが、永遠・・・といえば、今日はバーデンパウエルの「O ETERNO」というCDを紹介します。
Amazonの欲しい物リストで、値段の下がるのを待って、ようやく年末にゲットしました。


「永遠」という意味のこのアルバム、2000年7月23日にニューヨークはブルーノートで録音された演奏。
実は、バーデンパウエルが63歳でこの世を去るおよそ2ヶ月前の録音なのです。事実上のラストコンサートであり、遺作となったCDなのです。

01.Vento Vadio (Baden Powell)
02.Na Baixado Sapateiro (Ary Barroso)
03.Manha De Carnaval (Luiz Bonfa)
04.Lagoa Do Abaete (Borival Caymmi)
05.Naquele Tempo (Pixinguinha)
06.Samba Do Aviao (Tom jobim/Vinicius de Moraes)
07.Jesus Alegria Dos Homens (J.S Bach)
08.Marcha Escocesa (Baden Powell)


以前、この
記事で紹介したアルバム「BADEN POWELL LIVE AT THE RIO JAZZ CLUB」は、1990年の録音。丁度10年前なので、53歳の頃のパフォーマンスです。このアルバムでの演奏は、もうエネルギーに満ち溢れた、まさに圧巻の演奏です。
これに対して、このラストコンサートでの演奏は、何と言いますか、嚙みしめる様に演奏している、と感じます。もちろん、ライヴですから観客に向かって演奏しているのですが、自分自身のギター半生を振り返るかのように。。。


01.を聴いていると、ブラジリアーナを感じるフレーズがあったり、02.を聴いていると、Das Rosasを感じるフレーズがあります。はたまた、03.を聴いていると、Round About Midnightが聴こえてきたり。。。これまでの長年の演奏がアドリブに滲み出るのでしょうね。(私の個人的感想です。笑)

そして、何と言っても、07.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」は感激しました。自由奔放なアドリブ演奏の対極にありそうなクラシック曲を取り上げることに驚きますが、その解釈による演奏はとても奥
深いと感じます。

細かなテクニックなどどうでもよい、どの曲も、歌心に溢れた演奏に感動します。願わくば、この演奏を生で観れたなら、、、

Toshi

【関連記事】
BADEN POWELL LIVE AT THE RIO JAZZ CLUB
A Música de Garoto por(ガロートの思い出)

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Solitude On Guitar / Baden Powell

2021-12-26 09:53:38 | CD Review / My Favorite

岡山:西川緑道公園のイルミネーション


冒頭の写真は、岡山市街を流れる西川緑道公園のイルミネーションの様子です。オッサン一人ではロマンチックも何もありませんが、なかなか綺麗です。


そう、この週末、クリスマスだと言うのに、一人単身先にいるわけです。(涙)

まあ、カミさんも法事で帰省しているし、葉山にいても同じことだったのですがね。

別にあたしゃ、キリスト教とは何の関係もありませんが、この時期というのは子どもの頃からワクワク感があったものです。なので、なかなか一人でいるのは寂しい感がありますねえ。。。


◇◇◇


さて、この記事のタイトル「Solitude On Guitar」ですが、バーデンパウエルによる1973年のアルバムです。



和訳は孤独ですからね、なんかまさに今の私の心境といったところでしょうか!(爆)


このアルバム、ほんとサウダージ感がいいんですよねえ。。。

で、特に「Por Causa De Você」という曲がお気に入りです。


Baden Powell - Por Causa de Você - Solitude on Guitar 


如何ですか?この郷愁感。。。沁み入ります。

初めて聴いた時から、いい曲だなあと聴き入り、誰の曲かと見てみれば、Antônio Carlos Jobim が書いた曲でした。

と言うことは、、、そもそもは歌曲だったことを知りまして。。。色々な方が歌っています。


Gal Costa - Por Causa De Você 


いいですねえ。。。

…ふと気付いたのですが、これジョビンの歌曲をバーデンパウエルがソロギターアレンジして演奏している訳です。つまり、当時からこんなアコギのソロギターってあった訳よねえ。。もっと早く知りたかったなあ。。。


◇◇◇


さて、一人きりの休日は、こんな感じで過ぎていきますわ。

もう、今日は昼間から飲みます!!!(笑)


全国的に寒波が来てますので、皆様どうか暖かくしてお過ごしください。


Toshi


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A LONG VACATION

2021-07-24 11:03:02 | CD Review / My Favorite

葉山:海水浴客で賑わう海の日の一色海岸

もう、
夏全開です!
前回の記事つゆのあとさき~名盤「随想録」が復刻」では、どんより曇り空の寂しい一色海岸を掲載しましたが、ようやく今回、葉山らしい夏空の一色海岸の様子をお届けできました。





今年は、梅雨明けとともに、連日の猛暑ですが、やはり
夏はワクワクしますよね。
涼みに入ったスタバでは、スタッフが
絵を描いてくれて、待ちきれない夏への想いが伝わります。
昨日お向かいさんから
スイカを戴きました!やはり夏はスイカ!
庭のノウゼンカズラも
満開夏色を振りまいています。
そういえば、昨年の4連休は諸事情あって仕事だったのですが、今年は夏全開の中、4連休
満喫してます\(^o^)/

◇◇◇

さて、夏の連休と言えば、Summer Vacationですね。
この時期になると、聞きたくなるのが、シティポップの名盤、大滝詠一氏の「A LONG V・A・C・A・T・I・O・N」ですね。
ナイアガラサウンドと言うか、ロンバケオーケストラというか、この独特のサウンドはいつまでも色褪せないですね。
分厚い音と、そして、キラキラしたサウンドなのに、なんと言うか私的には、どこかフィルターというか何か膜に覆われたような不思議な感覚があって、これが、子どもの頃に真夏のプール遊びから帰る途中の「けだるさ」に似ていて、好きなんですよねぇ。
あとですね、「君は天然色」の「~何かたくらむ表情は」の「
~は」の部分の歌い方が、すごく好きで、でもこれがマネできないんだよねえ(笑)
判りますかねぇ?判らないですかねぇ(爆)

そして今年は、「A LONG V・A・C・A・T・I・O・N」なんと40周年だったんです。


実は、2021年3月21日に「40th Anniversary Edition」が発売されました。残念ながらLP盤やミュージックテープからハイレゾまでセットになったVOXは買えなかったのですが、CD盤は購入できました。
これです。


右が40周年記念盤、左は10年目で発売されたCD選書盤です。印象的なアルバムジャケットは不変!


40周年記念は、リマスター盤と「Road to A LONG VACATION」という企画盤の2枚組になっています。
今回のリマスター盤は、更にアナログっぽい音で、更に大滝詠一氏の理想に近づいたのでは?と言われているそうです。大滝詠一氏はアナログ時代のマスターテープの音がロンバケの理想形と考えていたそうです。私には、そんな微妙な違いは判りませんがね。(爆)
もう一枚の「Road to A LONG VACATION」は大滝詠一自身のDJスタイルによる「A LONG VACATION」誕生秘話になっていて、およそ30曲の音源が使用され、CMソングやボツになった曲の数々が「A LONG VACATION」の楽曲に収斂していく長い道程が説明されている、まさに永久保存版なのです。
大滝詠一自身による、ってどういうことかと言えば、実は2011年の30周年記念盤発売の際に、この盤は「40周年記念盤のボーナス特典にする」との大滝氏の意向により、以後これまで封印されていたのだそうだ。その後、2013年末に、残念ながら大滝詠一氏は帰らぬ人となってしまうのですが。。。切ないですね。

では、「君は天然色」をどうぞ!

[Official] 大滝詠一「君は天然色」Music Video (40th Anniversary Version)

続いて「恋するカレン」です。

大滝詠一「恋するカレン」


さて、この名曲名盤とともに、短い夏を満喫したいと思います。

Toshi

【追伸】・・・2021.08.29追記
og3から、吉川忠栄氏に纏わるコメントを戴きましたので、載せてみました。(コメント欄にうまく写真を張り付けられなかったので)
懐かしくないですか?これっ!
まさに、ロンバケと同じ1981年の広告だそうです。
40年前かあ、懐かしいなあ。。。

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つゆのあとさき~名盤「随想録」が復刻

2021-07-04 14:25:07 | CD Review / My Favorite

葉山:梅雨空の一色海岸(7/4)

冒頭の写真は、今日の葉山一色海岸の様子です。どんよりとした日が続いていますが、今、海の家の準備が進んでいます!



昨年は、コロナ禍で海水浴場は開かれず、海の家も建たない寂しい夏でしたが、今年は海水浴場がオープンします!
葉山町は、東京オリンピックの英国セーリングチームのホストタウンになっているんですよ。
これを記念して、葉山町では五輪応援企画「
SAILORS' TREAT」が開催されています。期間中、参加する町内の飲食店では、各店で考案した「ヨットやセーリングなどスポーツをイメージした飲食物」が提供されます。皆さんも訪れてみては如何でしょうか。

盛り上がってきましたね。梅雨明けが待ち遠しいです!

◇◇◇

さて、梅雨といえば、以前、梅雨に因んで
こんな記事を書いていました。さだまさしの名曲「つゆのあとさき」に纏わる記事だったのですが、ちょっと引用します。
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ところで、さだまさしの「つゆのあとさき」ですが、世紀の名ライブアルバム「随想録」に収められているパフォーマンスが最高傑作と思っています。楽曲・アレンジの良さといい、歌唱力といい、まさにさだまさしの第1次全盛期と言って良いのではないでしょうか。~
私は、これをLPレコード版でしか所有しておらず、CDが欲しいのですが、ネットでも中古がなんと3万円台で取引される代物。レコードプレーヤーの購入を考えた方が安上がりになりそうです。

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そうなんです。
その名盤「随想録」なのですが、私がこのBlogを始めるきっかけになった病気療養をする際、入院先で聞きたくて、CD版が欲しかったのですが、記載の通り、高すぎて買えず、ずっとAmazon欲しいものリストに入れたままにしてたんです。
もう10年以上も前のことで、忘れかけていたのですが、最近お気に入りのブラジル音楽CDを欲しいものリストに入れては購入していたので、久しぶりに覗いてみたところ、なんと!!リーズナブルな価格になってるではないですか!しかも、新品が!

どういうことかと見てみれば、なんと昨年(2020年)、復刻盤が発売されていたのです。CD版販売後22年ぶり、だそうだ。
もう、一も二もなく、ポチりましたよ。

これがCD仕様です。


次が所有していたレコード仕様。CDと対比しています。やはりレコードは大きい(当たり前かwww)
レコードは、LP2枚+シングル1枚の豪華仕様。ちょっと帯が痛んでますが(笑)、私の宝物です。中学時代は友人から借りカセットに録音させて貰い、高校生になってバイトで買いました。これがCDでは2枚に収録されています。


ジャケットもブックレットも当時のものを再現していますね!さすが復刻盤。嬉しいですね。
CDの盤面まで、レコードに似せているのが微笑ましい。

このアルバムでは、私が「随想録」収録版が最高傑作だと評価している「つゆのあとさき」の他にも、「療養所」「引き潮」など新日本フィルまで引き連れての名演が収録されており、カミさんを無理矢理突き合わせて鑑賞した次第です。(爆)

では、「つゆのあとさき」の名演をお聞きください。
■つゆのあとさき さだまさし - YouTube  

如何ですか!?
さあ、梅雨が明けるのが待ち遠しいですね!

Toshi

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BADEN POWELL LIVE AT THE RIO JAZZ CLUB

2021-05-04 09:27:37 | CD Review / My Favorite

葉山:葉山公園から大浜海岸、小磯の鼻、そして三ヶ岡を望む。
   左遠方、霞越しに江ノ島が観えます。

さて、最近、Garotoを聴きまくっているのは、以前の記事「
A Música de Garoto por(ガロートの思い出)」でも書いた通りなのですが、
この記事の中で、特に「Gente Humilde」という曲がお気に入りで、バーデン・パウエルによる演奏を紹介しました。

これです。
BADEN POWELL │ Choro Menor-Gente Humilde


もちろん、Garotoを知るきっかけになったパウロ・ベリナティのアレンジ・演奏もいいのですが、今はこの演奏にやられてます。
こうなると、このバーデン・パウエル編の原曲を聴いてみたくなるのが人情じゃないすか。。。で、、
調べてみると「Gente Humilde」は、1971年のアルバム「Baden Powell」に収録されていましたが、上のYoutubeの演奏は、ほぼ1990年のLIVEアルバム「BADEN POWELL LIVE AT THE RIO JAZZ CLUB」でのアレンジであることが判りました。
これ、欲っしい!
早速、Amazon検索してみると、
これがまた・・・
中古しか出回ってない状況、しかも
タッケーお値段。。。ちょっと手が出ん!
最近、欲しくなるCDはこんなのばっか!まあ名盤且つ絶版となれば仕方ないか。。。
それでも、あきらめきれないワシ。またまた欲しいものリストに入れて、リーズナブルな出品が出るのを辛抱強く待っていた訳ですが、
この度!
晴れて購入できた次第!(
NAQUELE TEMPOの時と同じで、海外のお店でしたよ。ポチってから3週間ほどかかりました。)





今頃、バーデン・パウエルを追いかけ、CDを購入してるのも珍しいな、と我ながら思います。
惜しまれつつ他界されてから、既に21年。このアルバムが発売されてから31年です。
もっと早く、リアルタイムで知りたかったな、とも思いますが、これも巡り合わせ。。。今、知り得たことに感謝。



1990年といえば、バーデン・パウエル53歳の時の作品だそうです。
冒頭から弾きまくり感満載、そしてギターの音圧の凄さもさることながら、一方で、動と静、情感たっぷりの貫禄の演奏に心を奪われます。歳を重ねられたからこその円熟の演奏でしょう。
それに何より選曲がいいです。自身の曲はもちろん、ジョビン、ピシンギーニャ、ペルナンブコ、そしてガロート。。。



やっぱ、ブラジル音楽すごいっす。。。

◇◇◇

今、まだガロート集のCDを2枚ほど、欲しいものリストに入れてますが、今日見ても、(はぁ~)値段が下がらんですねえ。。。
仕方ねえ、引き続き健気に待つとしますか。待ちます!(♪私、待つわ。いつまでも待つわ。。。鼻歌な俺)

並行して、バーデン・パウエルのCDも狙っていきます。若いころの演奏も聴いてみたい。

Toshi

【関連記事】
A Música de Garoto por(ガロートの思い出)

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NAQUELE TEMPO / Roland dynes

2021-02-28 09:39:48 | CD Review / My Favorite

岡山・西川緑道公園


缶詰単身生活もそろそろ2ヶ月になろうかというところ。ここのところ暖かくなったなと思ったら、花粉に襲われ始めました。もう目が痒い!!

ということは、春はもうすぐそこですね!緊急事態宣言そろそろ解除ですかねえ。待ち遠しい。葉山に帰って海が見たいです。(涙)


◇◇◇


さて、今練習している「カリニョーゾ」という曲は、ショーロの大家、ピシンギーニャの名曲なのですが、これを、これまたクラシックギターの大家であるローラン・ディアンスがソロギターアレンジして、自ら演奏しているものです。


これです。

Roland Dyens - Carinhoso - Pixinguinha 


このアレンジは、ディアンス2009年のアルバム「naquele tempo − MUSIC OF BRAZILIAN MASTER PIXINGUINHA」(ナケーリ・テムポ)に収録されています。このアルバムはピシンギーニャ集。ピシンギーニャのショーロ作品をディアンスがギター独奏で綴っています。


◇◇◇


このアルバム、「カリニョーゾ」を練習するにあたっては、やはり原曲聴いてみたかったですし、最近ショーロ愛が半端なく、他の曲も聴いてみたくて仕方がない。喉から手が出るほど欲しいCDだった訳ですが、無いんだなこれが。(涙)

ネットでも在庫なしのオンパレード。たまにAmazonで見つけても、目ん玉飛び出る腰抜かすっちゅうくらい高いお値段。。。


半ばあきらめ、とりあえずAmazonに欲しいものリスト登録しておき、「カリニョーゾ」のディアンスの演奏は、Youtubeで見ていたのです。


で、先日、、、


ふと、欲しいものリストをチェックしてみたら、、、


来た〜っ!



やっとリーズナブルな価格の出品があり、この機を逃すまいとポチったのでした。

出品者はイギリスのお店でしたよ。到着まで随分掛かりましたが、無事に届きました!もう嬉しくて仕方ない。



早速聴いてみると、やはりディアンスの演奏は素晴らしい。ギターが歌っている。私的には、、、

Rosalamentosnaquele tempo、そしてCarinhoso辺りが気に入っています。



このピシンギーニャ(1898〜1973)の作品集と、ガロート(1915〜1955)の作品集を聴いてみると、同じショーロであっても、だいぶ雰囲気が違うことを感じることができます。ピシンギーニャの曲も、ショーロの歴史にあって、ジャズの影響を受けたと言われるモダンな曲で、新しいスタイルを生み出したと言われています。一方、私的にはガロートの曲は更にモダンな雰囲気を持つ楽曲に感じます。ピシンギーニャは管楽器、ガロートは弦楽器と、持つ楽器の違いも作曲に影響があるものと思いますが、どちらかと言えば、ピシンギーニャの曲は、言ってみれば昭和歌謡/ムード歌謡で、ガロートの曲は、ボサノヴァ前夜といった雰囲気があります。ピシンギーニャはポピュラーで、ガロートは地味ながらサウダージ感漂う静かな美しい楽曲。(あくまでも私個人の感想です。汗)

ブラジル音楽、聴けば聴くほど深い。


◇◇◇


そう、もっとたくさん聴きたいし、欲しいアルバムがたくさんあるのですが、Amazon欲しいものリストに溜まっていく状況です。(笑)

気長〜に待ちますが、どうにかならんですかねえ。


Toshi


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A Música de Garoto por(ガロートの思い出)

2021-02-07 16:34:10 | CD Review / My Favorite

単身先での缶詰生活が続いています。今日は、後楽園まで散歩に行ってきました。
後楽園は、もちろん景観を楽しむも良しなのですが、とても広い庭園なので、散歩にも最適なんです。年間パスポートがあって、大人2,080円也で年間何度でも入園可!  1回だと410円ですからリーズナブル、買わない手は無いやろ。(笑)
後楽園も今は冬枯れの風景ですが、春が待ち遠しいですね。

◇◇◇

さて、先般の記事「The Guitar Works of GAROTO/PAULO BELLINATI」でも書いたのですが、最近、ガロート愛が半端ないです。聴き惚れてます。

で、他のガロート集が欲しくて、ネットで調べれば喉から手が出る程に欲しいCDが出てきます。でもって、AMAZON見る訳ですが、まあ随分前のものなので、およそ「取り扱い無し」か、あっても無茶苦茶高い!(涙)

・・・ちぇっ、悔しいなあ〜、足元見やがって〜(いや、失礼。笑)

仕方ないので、欲しいものリストに置いて、リーズナブルな出品があるのを待っていたのですが、、、

来た〜っ!

今回、中古でしたが、ほぼ元の価格で出品があったので、即ポチしたのは、このCDです。
2007年発売の「A Música de Garoto por(ガロートの思い出)」というアルバム。
エンリッキ・カゼス&マルセロ・ゴンサルヴィスによる録音です。
演奏は、おおよそカゼスのカヴァキーニョと、ゴンサルヴィスの7弦ギターによるデュオ演奏。



これがまた、どれもこれもいい曲なんすよ。身体が動き出しそうな楽しいサビを持つ曲もあるのですが、しかし、全体的にはどちらかと言えば、前の記事でも書いた、何とも言えない郷愁感、切なさが滲むメロディで、聴き入ってしまう曲ばかり。。

特に、お気に入りは、この辺り。
・Gente Humilde
・Meditando  〜この曲の出だしが「Esperança」になってるんですよ。
・Duas Contas
・Lamentos do morro 

それにしても、本当に素晴らしい演奏です。2本の楽器で十分なんだなと思えるほどに。。。
ヘッドフォンで聴くと、7弦ギターの低音の音圧が凄い。
いや、Gente Humildeなんか、もう良くて良くて、次はこれを弾いてみたい!って感じ。

で、バーデン・パウエルの演奏を見つけたので、どうぞ!
もう、貫禄の演奏です。ため息がでます。
BADEN POWELL │ Choro Menor-Gente Humilde

如何でしょうか。
それにしても、ショーロすげえっす。今でも十分通用する楽曲。もっと聴きたい。

このようなCD、専門店のようなものは無いのでしょうか。リーズナブルな価格で手に入れる方法は無いものでしょうか。アドバイスが欲しい!

Toshi

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The Guitar Works of GAROTO / PAULO BELLINATI

2021-01-03 11:09:05 | CD Review / My Favorite

葉山:一色地区の森山社

元日、地元の氏神様、森山社に初詣に行ってきました。コロナ禍につき、参拝の注意事項が掲示されていました。
マスクは当然、手水舎は使えない、鈴緒は鳴らさない、ということで、静かにお参り。。。
でも、参拝客は少なく、密の心配なくお参りできました。
今年はよい一年でありますように!

◇◇◇

さて、以前の記事「【My Favorite】Meditação / Garoto」でも紹介したのですが、
ブラジルのギタリスト、パウロ・ベリナティのアルバム「The Guitar Works of GAROTO」。
このアルバムで、
ガロートというブラジルのギタリストに出会えたのでした。



最近、こればっかり聴いてるんです。。。
いや、でもこれ、本当にいいアルバムだと思います!いい曲ばかり!ベリナティの演奏も素晴らしい。
「Guitar Works」ですから、この収録はどれもソロギター演奏なのですが、曲によっては、歌詞がついたものもあるそうです。何れ、色々聞いてみたい!
聴けば聴くほどに、日に日に、ガロート愛が高まっていきます。(笑)

これ、どの曲も素晴らしいのですが、良く聴いているのが、

1.Duas Contas
2.Inspiração
3.Lamentos do Morro
14.Meditação
19.Esperança
24.Gente Humilde

この辺り。。。

特に、最近一番のお気に入りは、「19.Esperança」なんですよねえ。。。
意味は、「
希望」だそうです。

とても静かな曲なのですが、こう何とも言えない
郷愁感というか、切なさがにじむメロディコードの響き。。。
これが
サウダージ感というのであれば、やはりガロートは、ボサノヴァの先駆なのであろう。
ガロートは、ボサノヴァのハーモニーをボサノヴァが登場するより随分前からやっていたのだそうだ。

Garoto - Esperança


Garoto本人の演奏 Esperanza
動画

如何でしょうか?
もう、次のギター練習曲は、このEsperançaで決まりだな。。。

ピシンギーニャからのショーロ繫がり。。。なんか最近ショーロ愛半端ない。
今年は、ガロートの曲を練習しつつ、もっとショーロのことをよく知りたい私です。。。

Toshi

【関連記事】
【My Favorite】Meditacao / Garoto
[My Favorite] Carinhoso - Pixinguinha


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[CD Review] slow motion bossa nova / celso fonseca & ronaldo bastos

2019-05-06 11:43:29 | CD Review / My Favorite

鎌倉・ヴィーナスカフェ(タコス、ロコモコが美味しい!)

Twitterでフォローしているサンビスタのマルコスさんが、次の動画をツイートされていたんです。
何気に聴いてみると、これがハッとするほどいい!!
思わず聴き返してしまった。

Celso Fonseca e Ronaldo Bastos / La più bella del mondo - A voz do morro


如何ですか?
何と言うか、切なさだけではない、うまく口で言い現わすことが出来ないもどかしさ、これがいわゆるサウダージ感なのでしょうか。
この映像とも相まって、すっかり聞き惚れてしまった次第。。。
(この映像、実は後から近所の逗子海岸だと判ったのですが、これも何かの縁でしょうか。不思議なものです。)


居ても立っても居られなくなり、早速、CDを注文してしまいました。

(クリックで拡大)

Juventude / Slow Motion Bossa Nova  Celso Fonseca & Ronaldo Bastos

1.Samba E Tude
2.Satelite Bar
3.O Que Restou Do Nosso Amor
4.Slow Motion Bossa Nova
5.Valeu
6.Ledusha Com Diamantes
7.A Voz do Coracao
8.Dylan Em Madrid
9.Feito Pra Voce
10.Miles Ahead of Time
11.O Sorriso De Angkor
12.Meu Carnaval
13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro
14.Juventude
15.Slow Motion Bossa Nova(Alt.Take)

再生した瞬間から、心地良いボサノヴァが流れます。全体的にとてもシンプルなのに(が故に)映像が浮かんでくるサウンドと歌声。。。
そして感情をくすぐられる感覚がたまらない。まさに癒しの音楽。
私的には、前述の動画で紹介した「13.La Piu Bella Del Mondo/A Voz Do Morro」が一押しかな。「 4.Slow Motion Bossa Nova」もとてもいいです。
それにしても、2002年のアルバム。もっと早く知りたかったなあ。。。お奨めの一枚です!
前回の記事に続き、ブラジル音楽尽いてる俺です。

Toshi

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Juventude / Slow Motion Bossa Nova by Celso Fonseca & Ronaldo Bastos
Dubas Musica
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Juventud: Slow Motion Bossa Nova
Universal Latino
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[My Favorite] Carinhoso - Pixinguinha

2019-05-05 11:04:08 | CD Review / My Favorite

葉山・葉山小学校前の歩道橋にて

ついに令和になりましたね!
前回が正月だったので、本当に久しぶりの更新になってしまいましたが、元気に過ごしています。
と言うか、これがまた仕事が究極的に忙しい時期(プロジェクト中)でして、実は昨年の秋以降、レッスンにも満足に行けない状況が続いてまして、ついに今年4月の発表会は出場見送りという事態になった次第。。。(涙)
まあ、仕方ありません。で、忙しいながらも合間を見つけては練習してます。

今、取り組み始めてる曲は、記事タイトル通り「Carinhoso」。カリニョーゾと読みます。
 以前アップした「Valse des loges」同様、今回もディアンスのYoutubeミックスリストを片っ端から聴いた中から選びました。本当にディアンスにハマってます!
この曲、どこか懐かしい、ノスタルジックな気分になるシンプルな出だしと、それに続く美しく切ないメロディライン、そしてディアンスならではの抑揚、盛り上げに思わず「これ弾いてみたい」と。(笑)
で、この曲。。。
調べてみるととんでもない曲でした。私ごときが弾いてみたいなどと、呑気に言うのも憚られるもの。(爆)
作曲者のPixinguinha(ピシンギーニャ、1897~1973)は、「ブラジルポピュラー音楽の父」と呼ばれる程のミュージシャンだそうで、その代表作にあたるに留まらず、ブラジルを代表する1曲で、第2の国歌とまで言われてるらしい。
音楽のジャンル的には、ショーロの名曲ということだそうだ。
 昨年の発表会で演った「Felicidade(フェリシダージ)」は、アントニオ・カルロス・ジョビンによるボサノヴァの名曲を巨匠ディアンスがソロギターにアレンジしたものでしたが、この曲もショーロの名曲をディアンスがソロギターにアレンジしたものでした。
これは、ディアンス自身のブラジル音楽に対するリスペクトなのでしょう。私もディアンスを通して、ブラジル音楽の入口に立った、というところでしょうか。。。サンバ、ショーロ、ボサノヴァ・・・ブラジル音楽凄くないすか!?
もっと色々聞いてみたいと感じている今日この頃です。

何はともあれ聴いてみましょう。
まずは、きっかけとなったディアンスの演奏。

Roland Dyens: Carinhoso - Pixinguinha



ボサノヴァの神、ジョアン・ジルベルトも歌ってます。
Joao Gilberto - Carinhoso



マリーザ・モンチによる歌唱。
Carinhoso (Pixinguinha/Braguinha)

このギタリストは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏。最後の方でマリーザ・モンチに合わせて歌っていますが、ブラジルのサンビスタなんだそう。洗練されたハーモニーと柔らかく優しい歌声で知られてるのだそうです。他の楽曲も聴いてみたいです。それにしても、ギターの音圧がすごくないですか。羨ましいなあ。。。
【2021/01追記】このパウリーニョ・ダ・ヴィオラ氏、実はスゴイ人だったのですね。2016リオ五輪開会式で、ブラジル国家を歌唱したその人!国家もショーロ風にアレンジされていたとのこと。ブラジルにとって、ショーロやサンバというのは心なんですね。

リタ・ペイスと、Joan Chamorro のコンボによる演奏。
CARINHOSO RITA PAYES ELISABETH ROMA JOAN CHAMORRO JO KRAUSE


どれも、自分なりの解釈で情感たっぷりに演奏されてますね!素晴らしい。

さて、またまた無謀な挑戦になるのでしょうか。。。(いつもといっしょやないか。爆)
偉大な曲だけに、やりがいもひとしお!
カリニョーゾへの道、がんばります。

Toshi


[My Favorite] Valse des loges/ROLAND DYENS

2018-07-01 11:17:47 | CD Review / My Favorite

葉山・神奈川県立近代美術館 葉山からの夕景。真ん中右手に富士山を望む

今年の発表会が終わってのんびりしつつも、あれこれと次の練習曲を考えていました。

~久しぶりにアコギにしようかな。。
 ~いやいや、今回の「Felicidade」で、ディアンスにハマったし、やはりディアンスで。。。
~いやいや、前から演りたい曲リストに挙げていたヨークはどう?Chilean Danceとか。(無謀じゃ~)

で、やっぱりディアンスがいいな、となった訳なんですが、有名どころ以外、如何せん曲を知らないし。(笑)
仕方なく、Youtubeのミックスリストでディアンスの演奏を片っ端から聴いたんです。50曲!

弾いてみたいなと感じた、いくつかの曲の中で、ひときわ響いたのが「Valse des loges」という曲。1998年の作品。
英題は「Dressing Room Waltz」、邦題は「楽屋のワルツ」なんだそうな。。。
なんのこっちゃ。。(笑)
まあ、タイトルはどうあれ、とても美しい曲。キラキラしてます。クラギ系のソロギター曲にしては、とても判りやすく心地良い覚えやすいテーマ部のメロディ、それでいてギターらしい曲だなと?思った次第。。。
(ギターならではな表現とでも言いましょうか、解りますかね?笑)

何はともあれ、聞いてみましょう。

Roland Dyens Vals des Loges


どうすか?女性に受けそうな曲でしょ?
と言うか、凄くいい曲だと思います。覚えやすく明るいメインメロディ、一転してトーンを落とし、低音で組み立てた何かを想像させる中間部、そして後半へ繋げる盛り上げ、エンディングの美しいコードの響き、、、他の楽曲も然りですが、ディアンスは、ギタリストである前に、類い稀なコンポーザーであり、優れた音楽家なんだなと、、そして、その上でのギター好きであるが故のアイディア満載のギター編曲なんだな、と改めて感じた次第。

発表会で演奏する曲かどうかは別にして、レパートリーにしたいと思い、楽譜を探したところ、ありやした。
これです、「多国籍の3つの小品」。現代ギター社でも取り扱ってます。

(クリックで拡大)

この楽譜にライナーノーツがあります。これによれば、「楽屋のワルツ」のタイトルの由来は、様々な場所で行われるコンサート、そのコンサートでの演奏前の楽屋の中で、スケッチしていった曲ということのようです。まあ、そんまんまですな。(笑)
~と言いますか、英語表記なので、あくまで私なりの解釈です。悪しからず。~

では、これまでハデな?曲好きだったToshiとしては、暫くしっとり路線で練習します。
それにしても、映像からは、ディアンスらしい?難しそうな運指が見て取れます。もうあと5mmほど左手が大ききゃいいのに、と思いますわ。。(爆)
 エンディングのハーモニクスなんざ4f,3fですよ!そんなキレイに鳴るかいな~。最期のテクニカルハーモニクスはオシャレでカッコいいけど、これは24f!もうフレットがありません。以前もこの辺の記事で妙な工夫をしたことがあったけど(笑)。。
また師匠に相談しよ。勉強になりそうな曲です。

 Toshi


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[CD Review] Quique Sinesi × 2枚

2016-11-23 14:27:57 | CD Review / My Favorite
 葉山・森戸海岸入口(クリックで拡大)

来年の発表会に向けて、Cielo Abierto(邦題:澄み切った空)の練習に励んでいます。
この辺の記事に書いてます。

実は最近、この曲を書いたQuique Sinesi(キケ・シネシ)にハマってます。
 Cielo Abiertoを練習する切欠を書いた、先の記事では次のようなことを書いていました。

~ 私の第一印象は、「澄み切った空」というよりも、どこか「緊張感のある」空だな・・・
~ リズミックな曲調・・・
~ ブリッジミュート、スラップ、ボディヒット、タッピング等々、特殊奏法のクールさ・・・

つまり、Quique Sinesiにどことなくシャープな印象を持っていたんです。
ところが、その後、Quique Sinesiを知るにつけ、その優しい語り口だったり、同様に優しく美しい音楽に触れて、ファンになりました。
氏は、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレを軸に、タンゴ、ジャズ、クラシックにプログレッシブ・ロックなど、さまざまな音楽を消化して演奏している、とのこと。
それは、曲中のメロやソロフレーズで感じることができます。演奏する楽器も、メインの7弦ギターに加え、アコースティックギター、ピッコロギター、フォルクローレならではのチャランゴなど、多彩なんです。

で、今聴いてるお奨めのCDを2枚、ご紹介します。

 danza sin fin (クリックで拡大)

[1]1998年発表の「Danza sin fin」です。

 Live in Sense of Quiet(クリックで拡大)

[2]2012年のLive版「Live in Sense of Quiet」です。

1枚を通して、時間を忘れて聴けるCDは久しぶりです。とにかく、美しいメロディ、癒される音楽です。
何と言うか、陽光にきらめく木々の葉から、水が滴り落ちるようなイメージ、が心に浮かんでくる音楽なのです。
ライナーノーツにも「~魔術的とも言っていい情景喚起力」「確かに、風がそよぎ、花が香っている」の表現がある通り、まさに詩的な音楽だと思います。

特に私のお奨めは、
La Magia Esta Dentro Tuyo
Alta Paz
Danza sin fin
Andando
Otro Diaなど。。

ソロギターも素晴らしいですし、Danza sin finにおけるカルロス・アギーレのピアノとの調和も印象的です。
Alta Pazは、ラテンな香り、いや、でもどこかオリエンタルな香りも漂う中、景色が浮かんできます。その、指の腹で弦を擦るようなストロークの音が何かを予感させ、、そしてテーマへと入っていきます。La Magia Esta Dentro Tuyoは、とても馴染みやすいメロディが印象的な曲で、私も弾いてみたいな、と思いますが、楽譜などは出回ってなさそうなのが残念なところ。。。
Cielo Abiertoの緊張感とはまた違った温かい雰囲気の音楽。暫くは、南米・アルゼンチン音楽にハマりそうです。

Toshi

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[My Favorite] Cielo Abierto(澄み切った空)/Quique Sinesi(キケ・シネーシ)

2016-07-18 07:28:28 | CD Review / My Favorite
 葉山・真名瀬からの夕景(クリックで拡大)

Cielo Abierto(澄み切った空)という曲があります。

アルゼンチンの音楽家でギタリスト、Quique Sinesi(キケ・シネーシ)の1996年の作品です。
最初にこの曲を知ったのは、私のギターの師匠が、勉強会で模範演奏されたのを聞いたのが切欠でした。

私の第一印象は、「澄み切った空」というよりも、どこか「緊張感のある」空だな、というイメージだったんですよね。その印象は今も変わりませんがね。冒頭の写真のようなイメージ(笑)。。。
加えて、リズミックな曲調と、何より、特殊奏法のクールさにすっかりやられちゃった次第です。例えば、ブリッジミュートに、なんとスラップ!、ボディヒット、タッピングといったエレキやアコギでお馴染みの技を、ナイロン弦で繰り出す訳です。

 私は、そもそもアコギ派なのですが、師匠の影響でナイロン弦も弾くようになった経緯があります。ただ、やはり現代曲が好きなので、どうしてもサンバーストムーンタンのような(力量に合わないクセに)技巧的で見た目にもハデな曲に挑戦したがる癖があるようです。(笑)
ということで、ミーハーな私の面目躍如、再び無謀な挑戦を始めます。この曲を来年の発表会の課題に選ぶことにしました。

では、まず日本のギタリスト、大萩康司氏の演奏を、Youtubeで拾ったので、どうぞ!


如何でしょうか? 私的には、この演奏が最もカッコいいと思います。これは大萩康司氏のCD「シエロ」に聞くことができます。

続いて、シネーシと同じアルゼンチンのギタリスト、Victor Villadangos氏の演奏をどうぞ!


如何でしょうか? こちらは、さすがに地元と言うべきか、ボディヒットが秀逸です。


実は、この曲もTAB譜が無いので、また五線でやるしかありません。師匠から手取り足取り運指を教えて貰わなきゃ。。。(自分でやれよってね、笑)

ところで、現代ギター誌上で、以前「レパートリー充実講座」という連載があったようで、その中に、この「Cielo Abierto(澄み切った空)」があり、当該ページのみをPDFでネット販売していたので、さっそく購入してみたのです。
これ、楽譜ではなくて、演奏上のポイントを解説してるものですが、これが実に参考になります。
これによれば、例えば、この曲の基底には、ウルグアイ文化の歴史の体現、「カンドンベ」という3種の太鼓によるリズム音楽があり、シネーシも「カンドンベ」のパーカッションソロから、この曲の着想を得たのだそうで、曲のあちこちにカンドンベの様々なリズムパターンが現れるようです。
最初にリズミックな曲調と書きましたが、さすが南米の曲、といったところでしょうか。なるほど、Victor Villadangosのボディヒットが素晴らしいのも頷けます。上の演奏動画の冒頭、Cielo Abiertoの副題として(candombe)と表示されてますね!
 また、ラルフ・タウナーに影響されたところもあるようで、ますます興味が湧いてきました。この辺り、リズムも含めて、また勉強して記事にしたいと思います。

私としては、この付点8分音符+16分音符+シンコペーションみたいな複雑なリズムは正直苦手です。CDで聞いた通り・・ではなくて、ちゃんと理解して(足で4拍踏みながら)演奏できるようになるまで、相当時間が掛かりそうです。覚悟して望まねば!

とうことで、Cielo Abierto(澄み切った空)への道、始動です。(またかい!?)

Toshi

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[My Favorite] Sham-A-Ling-Dong-Ding / Jesse Winchester

2015-10-11 09:59:21 | CD Review / My Favorite
先日、「いい音楽があるよ」と、FBでamamian3さんに教えて戴きました。
ジェシ・ウインチェスターの「Sham-A-Ling-Dong-Ding」という曲ですが、あんまりいい歌なので、僕も[My Favorite]として残しておこうと思った次第です。

なんと優しい、そして味のある歌声なんでしょうか。美しいメロディと相まって、もう出だしから惹きつけられました。すっかり歌の虜になってしまいました。(笑)
映像は、エルヴィス・コステロのTVショーのようですが、ステージで隣に座っているニーコ・ケイスが涙を流しています。聴いている観客の笑顔がまたいい。素晴らしいパフォーマンスですね。



いやぁ、ナイロン弦の音色がまた歌に合いますねぇ~。
 その後、移動中もこればっかり聴いてます。amamian3さん、有難うございました。
暫くは彼のパフォーマンスを追いかけようと思います。。。

ジェシ・ウインチェスターさん、実は昨年、69歳の生涯を閉じられたそうですね。
食道がんとのこと。。ここにも、あそこにもです。悲しい現実。なぜ、がんは発生するのか・・・
拙ブログは問い続けたい。

Toshi

[CD Review] STRINGS OF GOLD / 杉真理 with モーメント・ストリングカルテット

2014-08-24 09:03:33 | CD Review / My Favorite
 (クリックで拡大)

 昨年、LIVEを観に行った「杉真理 with Moment String Quartet」・・この辺の記事です
杉真理、往年の名曲の弾き語りと弦楽四重奏とのコラボに、もう圧倒されたのですが。。。

なんとこれが嬉しいことに、今年CDになったのです。しかも新曲付で。
スタジオライヴでの録音。TOWER RECORDS限定ですが、有難い企画ですね。
迷うことなく注文!

前述の記事でも書いたのですが、そのステージでは聴けなかった「Love Her」なんかも
聴きたいと。。。。。これが収録されてます!
「Lonely Girl」
「いとしのテラ」
「世界の中心」
「ウイスキーがお好きでしょ」等々、もう、これでもか!!と。(笑)

新たな表情を見せる楽曲の数々。満足です。
これ、スタジオライブということは一発録りですよね。スゴイ!
杉氏はアコギを弾きながら歌ってますが、ギターソロを弾いてる曲もありますよ。
でも、このアルバムが出たことで、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」での28歳の杉真理が
歌う「Love Her」と、本作60歳の杉真理が歌う「Love Her」を聴き比べられるという、
なんとも贅沢なことに。。。ウチの息子は「変わらないねぇ!」と感嘆してました。

またまた盛り上がってきました。9月にあるLIVEのチケット購入してしまいました。
今から楽しみです。


■収録曲

[ 1] Strings of Gold
[ 2] いとしのテラ
[ 3] Romancing Story
[ 4] 世界の中心
[ 5] 未来世紀の恋人へ
[ 6] ウイスキーが、お好きでしょ
[ 7] 交響曲第十番
[ 8] 君にギターを教えよう
[ 9] 恋する0.1
[10] Lonly Girl
[11] 君はしらない
[12] 街で見かけた君
[13] 春がきて君は…
[14] Love Her
[15] 雨の日のバースデー
[16] Starship
[17] Best of my Love

Toshi

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