わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

日本人ならアイスランドでも温泉だ

2018-07-12 | 旅行
 アイスランドは、日本と同じく火山国。電力の3割以上を、地熱を利用しての発電で賄っているそうです。観光バスの窓からも、黙々と白い水蒸気を上げる、地熱発電所が見えました。発電に使われている機械には、日本製のものも多いのだそうで、日本でももっと地熱を利用できるよう、法規制等を整備できればいいのに、と、思いました。なんか地熱発電のせいで火山爆発のパニック小説があったけど、不安な原子力発電より、海流とか地熱発電の方がマシじゃないのかな、って素人考え?

 その、地熱発電で出た地下熱水の排水を利用したのが、アイスランド観光の目玉、世界最大の露天風呂、ブルー・ラグーンです。その名の通りのきれいな青色は、天然のシリコンによるもので、入浴者は無料で、このシリコンのパックを利用できます。ブースに行って、スプーンでボコンと、緩く溶いた片栗粉の塊のようなシリコンをもらい、これを顔に塗り塗り、15分ほどしたら、そのままお湯で洗い流します。楽しい。シリコン塗る、流す、底に貯まる、シリコン集める。永久機関だ。

 昼に、溶岩トンネルを見学し、私達親子が参加したのは、夜9時から施設利用のツアー。夜と言っても、昼間と同じ位に明るく、実感がありません。ホテル近くのバス停からの往復付きです。貸しタオルは有料と聞いていたので、自前で持参したのですが、今は入場料金に含まれたらしく、全員がロッカーの鍵を兼ねるリストバンドと一緒にバスタオルを受取るので無用でした。

 このリストバンドは他にも、浴場内のバーや、他のサービスの支払に使います。お湯に浸かりながら、お酒飲めるのですが、例によって高い!アイスランドのお水は美味しいので、私はペットボトルに飲料水詰めたの持参で、満足、満足。お湯の温度は場所次第で、日本人的には木枠で囲まれた温水器(?)付近、地面が暖かい浴場の縁エリアが水温高めで心地よい。いや~、この世の極楽でした~


浴場。広い。青い。お湯はまったり柔らかい
味は塩っぱい(←試すバカ)


施設横の遊歩道。遅い日没の光の中、夢みたいな光景


 ここは超観光客向け、地元の人達は、同じく地熱で暖められた温水プールが街には沢山あるので、そちらの方が好きなんだって。でも、アイスランドに来たなら、絶対に訪れる価値あり!と、私は思います。


 実は私、もう一つ、別の温泉にも行きました。ゴールデンサークル・ツアーにくっついてくるフォンタナ温泉です。こちらは硫黄泉で、隣接する湖の冷水を混ぜて温度調整。32℃から38℃のプールに分かれています。サウナも有り、温まったら、隣の冷たい湖に飛び込むという、TVでよく見る光景そのもの。但し飛び込んでたのは、イギリスから来た中学生団体の男の子たちだけだった。私なんか、指先浸けてみただけで退散した冷たさでしたよ(^^;)


Cold! Cold!と、大騒ぎw


地熱利用のパン作り実演中

   
ブルーラグーンとフォンタナの湯の違い